「貴様……貴様ぁぁぁ!!」
「はぁん?何よ仲間が殺されるのがそんなに悔しい?」
嘲笑いながら南方棲戦姫は私に近付き頭を掴むと持ち上げながら睨み付ける
「お前達も私達を殺しているだろぉ?
同じことをしているのに貴様らだけは可笑しいよなぁ?」
南方棲戦姫が私の身体に主砲を押し当てると同時に南方棲戦姫の背中が爆発を起こし苛ついたのかその砲撃の方向を睨む
「あぁ?少し痛いなぁ……陸奥?」
全身がボロボロになりながらも残った主砲を南方棲戦姫に向けており頭からも血を流し右腕を押さえており最早限界であることは明白だった
「はぁ……はぁ…長門を離せぇぇ!」
立っている姿すら痛々しいのにも関わらず陸奥は果敢に南方棲戦姫に向かい走っていくが
「立っているのもやっとなのに良くもまぁ戦うわねぇ?」
南方棲戦姫は右腕の主砲を陸奥の顔に直撃させるが陸奥は走るのを辞めず南方棲戦姫に向かっていく
「は?何で動けるのよ?この!!」
向かってくる陸奥を迎撃しようと何発も砲撃を当てるが何発当たろうと陸奥は走るのを辞めずに南方棲戦姫に向かい走りそのまま飛び掛かり押し倒す
「お前!もう死にかけの癖に随分動けるじゃないか!」
「うる……さい…長…門は…私が…守…る!」
陸奥はまだ動く全砲門を南方棲戦姫へ標準を合わせ押し当てる
「辞めろ!陸奥!その傷と損傷でゼロ距離砲撃なんてしたら!!」
私の言葉を聞くと陸奥は微笑みながら南方棲戦姫の首を締める
「ビック7の……妹を…舐め…ないでよね!!」
「くそ!離せ!!」
そう叫ぶと陸奥は全砲門をゼロ距離で砲撃すると二人は爆煙に包まれるがその爆煙から陸奥が吹き飛ばされ南方棲戦姫が腹部を押さえながら爆煙を切り裂く
「くそクソ!やってくれたな!!
あぁ!痛い痛イ!この艦娘風情ガァ!!」
南方棲戦姫の左腕の艤装が破壊され腹部には赤く染まっており間違いなく南方棲戦姫にダメージを負っている事は明白だったが陸奥が一向に動かない
「陸奥!!」
私は立ち上がり駆け寄ろうとするが後ろから砲撃を受け海面に倒れると背中を踏みつけられる
「へぇ?珍しいねクイーンが怪我なんて?」
「へぇ?珍しいねクイーンが損傷なんて?」
後ろで大人しくしていた駆逐古鬼の声が聞こえ背中には二つの足に踏みつけられている感覚があるがそんなことより陸奥を助けようとするが既に南方棲戦姫は陸奥の頭を握りしめている
「………邪魔スルナ
フウ、ラン消し飛ばされたいのか?」
「まっさかぁ?うるさいから踏んでるだけよ?」
「まっさかぁ?クイーンがこれ以上傷付かない為の保険で踏んでるんだよ?」
「ちょっとラン!余計な事言わないの!!」
「あ、ごっめーん!フウ、つい言っちゃった!」
踏みつけられながら何とかそこから這い出そうとするが動くと更に強く二人に踏みつけられ苦しさで声が出る
「辞めろ辞めろ!陸奥だけは辞めてくれ!!」
「へぇ?御執心ねこの戦艦に
あ、そっかあんたたちは姉妹だっけか?
知らないから殺すけどね」
すると南方棲戦姫は陸奥を海面に叩き付けると残っている主砲を陸奥に押し当てる
何とか這い出そうと努力しても身体がほとんど動かないそんな状況で陸奥を見ると微笑みながら口元が微かに動いている
耳を凝らしその言葉を聞こうと這い出すのを辞めようとすると微かに陸奥から声が聞こえると同時に南方棲戦姫が主砲を押し当てる
「生…き…て……いつか…幸…せに…なってね…お姉…ちゃん…」
「辞めろぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
私が叫ぶと同時に南方棲戦姫の主砲が陸奥の頭を吹き飛ばし動かなくなると静かに海の底へと沈んでいく
この時私の心の中今まで無かった怒りと憎悪に支配され唇を噛みながら南方棲戦姫を睨み付けていた
「許さない……お前だけは……絶対に!!!」
次回
復讐を誓う
仲間を全て失った彼女は正義だけを生きる糧にして生きていこうとする
何物も捨て己の信念だけを真っ直ぐに
長門過去編が長くなって申し訳ありません……