叢雲が勝利し長門を倒したと言う事実を目の前で元帥達は見ながら驚きを隠せずに硝子に張り付きながらその様子を見ていた
「あり得ない……あり得ない!!」
「嘘だろ!あいつは駆逐艦だよなぁ!?」
「駆逐艦が……戦艦を倒した…?」
元帥達は驚き困惑していると東雲はその姿を見ながら嫌らしく笑いながら勝利した叢雲を見下ろす
「アッハッハッハ!!
本当に勝ちやがった!!
素晴らしい!素晴らしいぞ!!
雷撃姫叢雲よ!アッハッハッハ!!」
「お、お待ちください!大元帥!」
東雲は笑いながらその場を後にしようとするが藤谷がその後ろで引き留めると笑いながら藤谷に振り返る
「何だ?藤谷元帥?」
「あれは何かの間違いです!
あの長門が負けるなんてそんなーー」
「アッハッハッハ!!
何言ってやがる?負けてるじゃないか?判定でも会場全体も認めているこれのどこが間違い何だ?」
「あ、あれは間違いなんです!!
佐渡が何かをーーー」
藤谷が言い訳を言おうとすると東雲は少し苛立ちを覚え胸ぐらを掴むと顔を引き寄せ睨み付ける
「おい、藤谷
あまり俺を怒らせるなよ?今は機嫌が良いんだ
『お前の利益や立場を守るために捨てさせた艦娘の罪を消すのがそんなに嫌か?』あぁん?」
「!!
まさか…大元帥…
知っていて…」
「お前の罪は無しにしてやる
あいつらに精々礼でも言うんだな?
俺は結果的に『雷撃姫の本気』を見ることが出来たからなぁ?
今回の話は不問にしといてやる
ただし、貴様の階級は落とす
大本営を叩き出されるよりはマシだろう?」
東雲の言葉に絶句すると藤谷はその場に崩れ落ち東雲は笑いながらその場を後にする
しばらく廊下を歩いているとしばらく席を外していた隣に矢矧が近寄り幾つかの資料を持っている
「どうだ、奴の居場所は見付けたか??」
「いえ、ですがあの歴戦種のおおよその場所は見付けました
あれはどうやら島国を一つ落としそこに泊地を作り人間達を支配しているみたいです
そこに居るかと」
「分かった引き続き奴の捜索を頼む
必ず近い内に見つけ出せ
後、阿賀野、能代達と一息の休憩を入れてこい
そのあとまた情報収集を頼む
こちらの戦力は充分の様だ…
後は奴を見つけ出すだけだ……」
すると東雲は端末を取り出し今回の大会出場者達から幾つかの鎮守府をピックアップをするとニヤリと笑う
「さぁ、今度は我々の番だ
奴等に仕掛けるぞ、我々の海を取り戻す為にな」
東雲は端末に映るある歴戦の姫を睨み付けながら端末の電気を消すとゆっくりと廊下を歩いていく
次回
小さな祝勝会
東雲の思惑を知らない鎮守府の者達は今を楽しむ
これより起こる嵐の前触れを存分に