時は再び現在に戻る
「それにしても提督何の用があるんですかね?」
「さぁね?でも私達来るなって事はかなり重要な事なんじゃないの?」
「でもやっと帰れるネー!」
大演習会が終わり叢雲もやっと身体を動かして良いと許可がおり用事があると言う佐渡を残し全員は帰路についていた
「にしてもさっきのはヤバかったわね……」
「そ、そうだね…あはは…」
一番最後尾には叢雲だけがかなり機嫌が悪くその理由とは
「あんたあんなに人気あったのね?
かなり凄かったわよ取材の連中」
「辞めて本当にうざかったんだから」
先程会場から叢雲達が出た瞬間にテレビの取材やら新聞の取材に囲まれ全員は少し疲れていた
叢雲に関しては他よりも更に多く揉みくちゃにもされていたらしくかなり機嫌が悪い
「あー!!本当にうざい!帰ったらやけ食いしてやるー!!」
「叢雲、あまりアトミラールを苦しませるなよ?」
全員は仲良く話ながら歩いていると真後ろからある艦娘を呼ぶ声が聞こえる
「古鷹!!」
その声に驚き古鷹以外の全員が振り向くとそこには息を切らした加古と衣笠が立っており叢雲は二人を睨み付ける
「確かお二人は古鷹型二番艦の加古さんと
青葉型二番艦衣笠さん?」
「古鷹の妹さんとご友人デースか?」
金剛が疑問に思っているが古鷹は一切振り返らずにその場を歩いて去ろうとする
「待ってくれ!古鷹!!」
加古が古鷹に迫ろうとするとその間に叢雲が立ち塞がり睨み付けるとその場にとどまる
「あんたたち、なにしてんの?
私は許した覚えはないわよ?」
「お前の許しなんかいるか!!
古鷹と話させろ!!」
「………あっそ、じゃあ好きにしなさい
せっかくあんた達の為に言っておいたのにね」
叢雲はその場を退き加古と衣笠は古鷹に迫るが
「おっと、そこのお二人さんここまでよ
これ以上は進ませないわ」
「誰よ!貴女!退いて!!」
「駄目よ衣笠さん
貴女達を彼女に近付けるなって兄さんの指示を受けてるの
それに貴女達は私を傷つけられないでしょ?」
エアは佐渡の妹に擬態しているため一応一般市民であり艦娘は一般人を傷付けてはいけないと言う決まりことがある
「それにここからでも話せるでしょ?
話があるならここでどうぞ?」
エアを挟んで衣笠と加古は古鷹に話しかけるこちらを振り向かない
「古鷹!ずっと心配してたんだ!
あんな酷い鎮守府に連れてかれていつ死ぬかも分からないところに一人で行かせてしまって本当にごめん!!」
「そうよ!古鷹さん!
私達は貴女を心配してたのよ!『あの時』も私達は貴女を無罪と言ってたのに信じないから!!」
二人の弁明を聞いているが古鷹は身動き一つ取らずにその話を聞いていた
「なぁ!古鷹帰ろうよ!また皆であの鎮守府に!
『楽しかったあの頃』にさ!」
すると古鷹の肩が震える
嬉しさでもない怒りでもないその震えは恐れである
古鷹は震える肩を押さえ深く溜め息を付くと加古と衣笠に振り返ると満面の笑みで答える
「どちら様ですか?
私は貴女達なんて知りませんよ?
他の誰かとお間違えではありませんか?」
「…………え?」
そう冷たく言い放つ
突然そんなことを言われた加古と衣笠はショックのあまり呆然とするがその瞳は真っ黒に濁った瞳をしており金剛達もその瞳を見た瞬間背筋が凍りつく
次回
影
いつも優しくそして笑顔が絶えない彼女の瞳が濁る
それは自らを守るために
やっと古鷹さんがレベ99到達しましたわぁ……
後は霧島、大井、飛龍レベリングしないと←