艦隊これくしょん ー誰ガ為ノ戦争カー   作:霧雨鴉

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夜 四

「やっぱりか!叢雲!!」

 

 

「分かってるわ!!」

 

 

叢雲と佐渡が走り出しスクラップマシンの所に向かおうとするとスクラップマシンのタイマーが動きだしゆっくりとベルトコンベアーが稼働していく

 

 

「やばっ急げ!!」

 

 

古鷹さん(・・・・)!お願いだからやめて!!」

 

 

叢雲と佐渡は急いで古鷹に駆け寄ると親方達に止められてるにも関わらず古鷹はスクラップマシンへと歩みを進めていく

 

 

「イーちゃん!親方離れて!!」

 

 

「だが!」

 

 

「離れろ!お前達が巻き添えになることはない!!」

 

 

それと同時に叢雲と佐渡が追い付き何とか二人係で古鷹を押さえつけようとするが二人とこの鎮守府で働いていた為か中々に手こずっている

 

 

「放して放して放して放して放して放して放して放して放して放して放して放して放して放して放して!!!

死なせてぇぇぇ!!!」

 

 

「駄目よ!貴女を死なせるわけないでしょ!!」

 

 

「ふ、古鷹さん!?」

 

 

「ちょ、ちょっとどういう事ですか!?これは!!」

 

 

「何してるデース!

何で、提督と叢雲が古鷹をスクラップしようとしてるデース!?」

 

 

 

佐渡達と遅れて大井達が到着するが現在の状況を見て困惑していると佐渡が大井達に叫ぶ

 

 

「大井!イムヤ!スクラップマシンを止めろ!!

金剛!グラーフ!古鷹を押さえつけるのを手伝え!!」

 

 

「「「「「了解!!」」」」」

 

 

大井とイムヤはスクラップマシンのパソコンに向かいグラーフと金剛はベルトコンベアーに上がると四人係で無理矢理にでも古鷹を押さえつけ何とか後ろに下がっていぐ目の前にスクラップマシンの本体が迫ってくる

 

 

「え、えっとこれは……」

 

 

「これどうするの!?」

 

 

大井とイムヤが何とかスクラップマシンを止めようとするが間違えて加速ボタンを押してしまいベルトコンベアーの速度が上がる

 

 

「アトミラール!ベルトコンベアーの速度が上がったぞ!?」

 

 

「このままだと不味いよぉ!?」

 

 

「馬鹿野郎!イムヤ、大井!加速させてどうするんだ!?」

 

 

「ご、ごめんなさい!!」

 

 

「こ、これかな」

 

 

二人が混乱し通常の判断が出来なくなっており慌てていると佐渡達の目の前にスクラップマシンが迫ってくる

 

 

「不味いわね!!二人とももっと引っ張って!!

ぺしゃんこになるわよ!!」

 

 

「アハハハハ!やっとやっと死ねるよぉぉ!!

やっとあの辛い日々から解放されるんだぁぁぁ!!

加古(・・)達から見捨てられたんだから私は要らない娘何だからぁぁぁ!!」

 

 

「え……古鷹今なんて…言ったデース…?」

 

 

「加古って確か古鷹の妹艦の……?

でもあの時知らないって……」

 

 

その瞬間力を緩めてしまい同時に古鷹を離してしまい叢雲と佐渡が引っ張られる

 

 

「辞めろ!古鷹!お前の命は俺の物だ!!

勝手に死ぬなんて許さねぇぞ!!」

 

 

「そうよ!貴女は私達が買った(・・・)のよ!

なに勝手にやってるの!!」

 

 

 

「知らない知らない知らない知らない知らない!!

貴方なんて知らない!私はもう嫌なの!見たくないの!生きていたくないの!どうせ私なんてただの使い捨ての艦娘なんだからぁぁぁぁ!!」

 

 

二人は離れた事に気が付き急いで古鷹を掴もうとするがもう寸前までスクラップマシンが近付き古鷹は佐渡と叢雲を引きずりながらその真下に到着してしまう

 

 

「いやぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

 

「早く!早く!早く!早く!早く!!!」

 

 

「提督ー!!避けるデース!!」

 

 

「叢雲!!逃げろぉぉぉ!!!」

 

 

四人が叫ぶ中諦めた佐渡は一度古鷹を離すと両手で抱き締め耳元で囁く

 

 

 

「…お前がそんなに死にたいのなら俺も一緒に行くぞ

お前を絶対に一人にはしないからな」

 

 

「……………………………ぇ………提……督?」

 

 

その瞬間少しだけ古鷹の濁っていた瞳が少しだけ元に戻るがそれよりもスクラップマシンが一番上に到達し勢い良く落ちてきそうになる

 

 

「お願いだから止まってよぉぉぉぉぉぉ!!!」

 

 

「どうすれば止まるのよ!!このクソ機械!!」

 

 

 

「退きなさい!!大井!イムヤ!!」

 

 

だがその瞬間エアが二人を押し退け右手に艤装を付けると思い切り振りかぶる

 

 

「親方!!悪いけれどこのスクラップマシンはしばらく使用不能にするわよ!!」

 

 

「あぁ!別に構わねぇ!!やっちまえ!!エアちゃん!!」

 

 

「よっこいしょ!!!」

 

 

親方に一声入れるとエアはスクラップマシンを制御しているパソコンに手を突っ込み無理矢理に破壊すると中にある配線を全て引っこ抜く

それと同時にスクラップマシンのベルトコンベアーが停止し更にスクラップマシンが稼働自体を停止する

 

 

「……………止まった?」

 

 

「提督ー!!!」

 

 

「アトミラール!!」

 

 

スクラップが停止しそれと同時に金剛とグラーフが佐渡に抱き付こうとするが上に迫っていたスクラップマシンが嫌な音をしながら落ちてきそうになる

 

 

「ヤバイ!!退避!!」

 

 

 

 

直ぐ様そこを離れようとするがベルトコンベアーに乗っていた鉄屑に脚を引っ掛け叢雲と古鷹と共に倒れてしまいその衝撃でスクラップマシンが落ちてくる

 

 

「不味い!!」

 

 

「ワン!」

 

 

だがその瞬間イーちゃんが走り出し佐渡達の真下に行くと落ちてくるスクラップマシンに口を開き主砲を向ける

 

 

「頼む!イーちゃん!!」

 

 

倒れながら佐渡は叢雲と古鷹に覆い被さるとその瞬間イーちゃんが勢いおく主砲を放ち無理矢理にスクラップマシンを上に引き戻しそれと同時にスクラップマシンの鉄板が破壊され完全に破壊される

しばらく、宙を舞うとそれが溶鉱炉に落とされゆっくりと溶け始める

 

 

「………………助かった…」

 

 

「…………はぁ…危機一髪ね…本当に…」

 

 

二人に助けられ脱力すると深いため息をつく

 

 

 

 

 





次回

発作

古鷹を救うために何とかスクラップマシンを破壊する
だが彼女のまだ自殺衝動は収まっていない


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