艦隊これくしょん ー誰ガ為ノ戦争カー   作:霧雨鴉

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ここからしばらくの間古鷹目線のお話になります
ご了承ください





重巡(古鷹)の記憶

ここはどこ?

わたしはだれ?

 

 

 

私はある部屋で目を覚ました

近くには小さな子供の様な人達が私を見上げている

話を聞いてみると私は古鷹型一番艦 古鷹と言う名前らしい

小さな子供の名前は特に無く総称で妖精と呼ばれているらしい

 

 

私の名前は古鷹……これは何だろう?

 

 

右腕に付いている何かについて訊ねるとそれはある化け物達を倒すために必要な武器らしい

少し重いけど自分の思い通りに動くこの武器が気に入った

 

 

「じゃあ!いってらっしゃい!」

 

 

目の前の扉が開かれると同時に私は歩き出すと逆光で目が眩むがゆっくりと歩き出すとそこにはピンク色の髪色の可愛らしい女性が居た

 

 

「どうも!えっと貴女は古鷹一番艦 古鷹さんですね?」

 

 

「は、はい!」

 

 

「身体に変なところは無いですか?」

 

 

女性に言われると身体を少し動かし自らに付いた武器を動かすが全く問題ないと感じ敬礼をする

 

 

「だ、大丈夫です!」

 

 

「それは良かったです!ではこちらに来て頂いてもよろしいですか?

あ、艤装はそちらにお預けくださいね!」

 

 

艤装?あぁ、この武器の事かな?

私は自らに付いた武器を外し他の妖精さん達に渡すと言われた通りに女性に連れられていきながら周りを見るとどうやら工場見たいな所らしい

 

 

しばらく歩いていくとその工場を出て廊下を歩いていくとある部屋に通される

 

 

「ではおかけください!」

 

 

「し、失礼します!」

 

 

私は自らの存在と戦うべき相手を知らされた

私達は元軍艦の艦霊と言うものを人間に憑依させた言わばちょっとした軍艦の代理人見たいな物であり私達は普通の人間とは違い身体が丈夫に出来ていると言うこと

艤装と言う妖精が作ってくれる特殊兵器を唯一装備し海を駆ける事が出来、戦うことが出来る言わば人形(ひとがた)兵器

 

 

そして、戦うべき相手が深海棲艦

世界の海を支配し人を苦しみ続けていると言う化け物達

その唯一の対抗手段が私達であり通常の人間が使う兵器ではほとんどダメージを負わせる事が出来ないらしい

 

 

「と言うわけになります

質問はありますか?」

 

 

「えっと、そうなると私達は自分達で戦うのですか?」

 

 

「いえ!一人だけと言うわけではなく六人一つの艦隊となりその深海棲艦達と戦って頂きます

後!皆さんそれぞれの鎮守府に所属してもらい提督に従って貰います」

 

 

「提督??」

 

 

「簡単に言えば古鷹さんの上官ですね

艦娘の世話と管理を言い渡されている方々です

明日からそちらに移って貰いますからね!」

 

 

いきなりの話だなぁと私は感じながらもその日は終わり次の日私は車に乗りながらある場所に送られていた

そこに関する資料を眺めていた

鎮守府の名前は佐世保鎮守府

提督の名前は 藤谷 淳一(じゅんいち)

最近着任したばかりの新人で階級は少尉、真面目でキチンとした性格で良い人らしい

艦娘の在住も五月雨(さみだれ)と不知火だけと言うかなり少ない

 

 

「……私、やっていけるかなぁ…」

 

 

と弱気になっていたけど頬を叩き気合いをいれると良し!とやっていると車が止まりドアが開かれる

 

 

「着きましたよ、古鷹様」

 

 

「は、はい!ありがとうございます!」

 

 

私はお礼を言いながら頭を下げると車から降り運転手にお辞儀をする

目の前には大きな建物、そして潮風に紛れて海の香りがする

 

 

 

「後は、そちらの道を真っ直ぐ行けば鎮守府です」

 

 

「ありがとうございます!」

 

 

再びお辞儀をするとゆっくりと歩き始めようとすると後ろから敬礼混じりに大声で言われる

 

 

「では!暁の水平線に勝利を!!」

 

 

「は、はい!!」

 

 

私も慌てて敬礼と返事をすると運転手はゆっくりと歩いていき車に乗り込み走っていく

 

 

「さて、と行こうかな?」

 

 

荷物…と言っても特に無いけどバッグを片手に門を開き歩いていくと鎮守府の中に数人の影が見える

 

 

「司令!何してるんですか!!

本日は大事な仲間が来るんですよ!!」

 

 

「ご、ごめん!!昨日ゲームやり過ぎた!!」

 

 

「もう!あれだけゲームはやり過ぎないでくださいってきゃぁぁぁぁぁ!!!」

 

 

「ちょ!五月雨!待て、こっちに突っ込んで!!」

 

 

「司令!私に落ちてこないで!!」

 

 

「「うわぁぁぁぁぁ!!!(きゃあぁぁぁあ!!)」」

 

 

鎮守府の入り口近くの階段から三人?が転げ落ちる様に落ちてくると目の前のロッカーに衝突し三人とも掃除道具を被っている

 

 

(……大丈夫かな…この鎮守府…)

 

 

私が心配していると一番上に乗っている青髪の女の子がこちらに気付き急いで立ち上がる

 

 

「お待ちしておりました!古鷹さんですよね!」

 

 

「は、はい!古鷹一番艦 古鷹です!

……えっとその」

 

 

「あ、失礼しました!私の名前は五月雨と言います!

これからよろしくお願いします!」

 

 

と頭を下げる五月雨の近くから二人が掃除道具を被りながら立ち上がろうとする

 

 

「いてて……五月雨!気をつけてくださいってあれほど言いましたよね!」

 

 

「ご、ごめんなさい!不知火さん!提督!」

 

 

「あの、それよりも不知火さん重いです」

 

 

「ふん!」

 

 

「あいてぇ!?」

 

 

「あはは……」

 

 

先行きが不安ではあるが楽しい鎮守府生活にはなるのかな?と思っていると私に気が付いた男の人提督はこちらを向くと敬礼をする

 

 

「失礼致しました!えっと古鷹さんで良いんだよね?」

 

 

「はい!重巡洋艦の古鷹です!

これからよろしくお願い致します!」

 

 

「あぁ!これからよろしくな!

俺の名前は藤谷 淳一 

右も左も分からない新人提督だけどよろしくな!」

 

 

挨拶を交わすと藤谷さんと握手を交わすのだがやはりこの時の藤谷さんは忘れられない

何せ

 

 

「フフフ、提督頭にバケツ被ったままで格好つきませんよ?」

 

 

「え……あ…恥ずかしい…」

 

 

「はぁ……全くこの人は」

 

 

「ごめんなさい!ごめんなさい!」

 

 

 

 

 




次回

三人と一人

古鷹が初めて着任したのは藤谷が仕切る事になる佐世保鎮守府
そして彼女はここで幸せを掴もうとしていた

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