私が次に目を覚ましたのは病院のベッドの上だった
全身が焼ける様に痛いでも生きてるそれだけが嬉しかった
ベッドを見ると側で提督が寝ている
「…ありがとうございます、提督見付けてくださったんですね…」
正直死ぬ覚悟をしていたあんな崩れいく鎮守府の中本当に良く生きていたと自分でもそう思う
でもそれよりも私は気掛かりな事が残っていた
「……戦艦タ級flag改…ツバキ…」
今まで深海棲艦が言葉を発すると言う事は確かにあった
でもそれは指示や掛け声等の言葉位
あそこまで私達に興味を抱き短艦で接触してきたのは初めてだった
そして、自らの名前がある深海棲艦
(これは提督に相談すべき?
……嫌、辞めておこう下手に情報を与えて混乱させても…)
「んん………古……鷹?」
私が考えているとふと寝ていた提督が起き上がり私と顔を合わせる
「はい、提督おはようございます」
「…………………古鷹ぁ!!!」
ガバッと私に抱き付くと強く強く抱き締めてくる提督
全身に少し痛みが走るけどそれよりも震えているこの人がとても愛しく思う
「バカ野郎!!何してんだ!
お前!…お前なぁ!!」
「ごめんなさい提督
どうしても仲間を助けたかったんです」
「……二度とするなよ!良いな!!」
「…善処はします」
「提督ー……古鷹さんは…」
それと同時に病室に青葉が入ってくると抱き締められている私を見ると同時に持っている何かを落とす
「ふ、ふ、古鷹…さん?」
「うん!ごめんね青葉心配かけちゃったかな?」
「……うわぁぁぁぁぁん!!古鷹さぁぁぁん!」
それと同時に私に抱き付いてくるとやっぱり全身に痛みが走るけど泣いている青葉の頭を優しく撫でる
「ごめんなさい!ごめんなさい!古鷹さん!!
私達のせいで!!」
「違うよ青葉、あんな強襲誰にも予想つかないし私も連絡が遅れたからだよ?
だから大丈夫」
「…うわぁぁぁぁぁん!!」
青葉が泣いているとその間に提督が皆を呼びに行ってしまい途端に病室はうるさくなってしまう
私を心配していた加古や衣笠、行かせなければ良かったと悔しむ不知火さん
途中看護師さんにも注意されていたけど青葉が泣き止まずにごめんなさいと必死に提督や私達が謝っていた
「でも良かった……皆無事だったのですか?」
「あぁ、古鷹の連絡が一歩遅ければ全員あの鎮守府と共に死んでいただろうな……」
「鎮守府は……」
そう訪ねると提督は首を横に振るう
(そうだよね……あんな炎と砲撃を受けて無事な訳がないか……)
私は自分がどうやって見つかったのかと疑問に思い聞くとどうやらインカムの無線電波を辿って何とか見付けられたらしい
あれが役に立ったなら良かった
「無茶をし過ぎるなよ古鷹」
「ごめんなさい、日向さん…」
「だが、お前のお陰で被害は最小限に抑えられた
流石だな」
「そんなことありませんよ!日向さん達が深海棲艦を抑えていてくれたお陰ですよ!」
そんな話をしているがやっぱり皆が無事で良かったと私は心底に思った
次回
疑惑
全員が無事でありこれで全てが終わった
はずだった