私はその後憲兵さん達連れられ大本営の地下にある尋問室に通されたその際艤装であったり私物等は全て取り上げられ私は椅子に座り待っていた
しばらくすると二人知らない人が入ってくると敬礼をする
一人は初老の男性と一人は若い男性だった
「は、初めまして!古鷹一番艦古鷹です!」
「あーうん分かってる分かってる座っていいよ」
若干適当そうだな?と思いながらも椅子に座ると初老の男性がパソコンを操作し始め若い男性が私の前に腰かける
「さってと、正直めんどくさいからちゃっちゃと終わらせよっか?
んで深海棲艦とは長いの?付き合いが?」
「いえ、私は深海棲艦とは付き合ってませんしなにもしてません!」
「ふーん?まぁ大抵黒の奴はそう言うんだけどね
んま良いやそれじゃ当時の状況を聞かせて」
私は若干適当な男性職員の指示に従い当時の状況を説明するとその後ろで初老の男性が私の言葉を書いているのかパソコンを動かしていた
「ふーん?戦艦タ級flag改 ツバキねぇ……
そんな報告は上がってないけど?」
「最後に残っていた私だけがそれを見たんです!他の人はほとんど目撃できてないと思いますし先程提督に報告したばかりですから!」
その話を聞いていると初老の男性が頭だけ振り返り私を睨む
「それってお前が罪から逃げるためについてる嘘何じゃないか?
それとも、自分が無実だと訴えるために深海棲艦を売ってるのか?」
「違います!私はそんなことしてません!!」
「と言うか良く無事だったな、鎮守府の崩壊で生き残れる何て可笑しいだろ」
「それはーー!!」
「あーはいはい、めんどくさいから絡まないでくださいよ先輩
とりあえず君は留置所ね
嘘の告白何ていくら聞いても意味無いしさ」
ここで私は理解したこの二人は私の話を最初から全く聞いてなんていなかったただこの二人は私を犯罪者であると決めつけ仮の尋問をしただけだったのだ
「そんな!私はやってません!!」
「しつこいなぁ、そんなに下手に言ってると解体しちゃうぞ?」
「ふん、所詮艦娘がどうせお前達の代わりなんていくらでも居るんだからよ早く認めてほしいものだな」
「だから!私は何もーーー」
「っるせえな!!そんなの聞いてないんだよ!!」
若い男性が突然怒り机を思い切り叩くと初老の男性も私もビックリし黙ってしまうと若い男性はハッと気付き「あはは!」と笑いだす
「いやーごめんごめん、あまりにしつこいからさイラついちゃってね
とりあえず君の身柄はこっちで預かるし正直早めに認めといた方が良いよー?」
そう言うと若い男性は立ち上がると私にも立ち上がるように指示すると同時に初老の男性を睨む
「と言うわけで古鷹ちゃんだっけか
廊下出たらすぐ隣の憲兵に聞いて留置所言ってね
また明日尋問を続けるからね」
私は指示されるがままに出ていくとすぐ隣に居る憲兵と顔を合わせると同時に留置所へと連れていかれる
「いやー、すいませんねー先輩」
古鷹が去った尋問室では古鷹の尋問を行っていた二人が話していた
「いやこっちも言い過ぎたすまん
……と言うかあれ本当に黒なのか?」
「さぁ?」
「さぁってお前なぁ…」
「せーんぱーい諦めましょうよー?
こんなところに配属になった時点で俺達のやることなんて決まってるでしょ?」
「だかな………」
初老の男性は悔しそうに唇を噛み締めるが若い男性はヘラヘラとしている
「ここで俺達のやることはアイツに嘘でも自白させること
そして、死刑にすることなんですからね」
そう言うその若い男性の目は死んでいた
次回
親
古鷹の言葉を一切信じていない尋問官達
そして、今回古鷹が逮捕された理由とは?