その声に身体が凍り付く様に固まる
え?何で?嘘?どうして?
大井の身体勝手に動いており、執務室の扉を開けており
目の前の光景に、言葉を失う
扉は、勢い開けたらしくその反動で直ぐにしまってしまう
「ん?何だね?」
「おい、大井何しに来た?」
「艦娘か?何の用かね?」
そんな声より大井の視線は別の方に向いていた
愛しの北上さんが、服を剥がされ執務室の机に押さえ付けられている
「どう……して?」
「うちの艦娘が失礼しました直ぐに追い払いますので」
木原は、大井の肩を掴み外に出そうとする
だが、大井は木原の両腕を掴み声を荒げる
「どうして!?するなら私でしょ!!
北上さんには何もしないって!!」
「ん?あぁ、あれか。
俺は守ってるじゃないか?」
大井ははぁ?と、言わんばかりに顔をするが、木原はニヤリと笑いながら大井に続ける
『俺はなにもしてないだろ?なぁ?』
木原の言葉に、大井は絶望する
確かに間違っていない、『木原はなにもしてない木原の上司が襲っているだけなのだから』
大井が、肩を震わせていると木原は再び上司の二人に向き直り
「どうぞ、ご堪能くださいませ!
これの事には気にしないでくださいませ」
木原は、頭を人差し指でトントンと叩くと、大井を嘲笑う
「軽巡風情が、俺に逆らうな
所詮貴様らは兵器何だからな?
大人しく人間様の言うことでも聞いとけや」
「それもそうだな!では楽しませてもらおうか」
上司が北上に再び手を出そうとする、大井は見ていることしか出来ない
こんな奴……殺してやる!!
でも、一人で三人なんて相手には……
大井が、脚を軽く動かすと何かに脚に当たる
当たったそれを大井は拾い上げると、それが何かを理解する
酸素魚雷、それも5連装である
何故、ここにこれがと思っていると後ろの扉が少し空いており声が聞こえる
『今晩わ大井さん、それは私からのプレゼントよ』
知らない声、間違いなくここの鎮守府の人間じゃない、だが大井にそんなこと考える余裕が無かった
その声はそのまま続け、大井に囁く
『目の前に友人が襲われているのに静観していて良いの?
貴女は、見てるだけしかしないの?
あんなに努力してたのに、それは誰の為?
嫌いな男に媚売って、裸を見せたのに?』
その言葉に、大井は沸々と今までされてきた事に怒りと同時にどす黒い感情が支配し、酸素魚雷握る手の力も必然と強くなる
『ほら、彼女を見なさい?
貴女に助けを求めてるわよ?』
見知らぬ女性の言葉に、大井はハッとすると北上は涙を流しながら、大井を見ており小さく呟いた
「助けて………大井っち……」
「私の北上さんに触るなぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
その言葉に、大井は感情を抑えられなくなった、酸素魚雷でまずは木原を後ろから殴りそれを見た上司の男は怯み、持っていた酸素魚雷を一人に投げつけると男の顔面に直撃し当たり所が悪かったのか、そのまま気絶
北上を押さえ付けていた男の胸ぐらを掴みそのまま投げる
女とは言えど艤装を付けている為に力は大井の方がある
正直、大井が覚えているのはここまでであり、このあとは全く記憶が無いらしい
匿名より「佐世保鎮守府の執務室で艦娘があばれている」と通報を受けた憲兵が四人で乗り込んだとき状況が酷かった
気絶した、北上を抱き抱える大井に回りに転がる海軍上層部の男二人
そして、ボロボロの木原提督
しかも、執務室に脚を踏み入れようとした、男の憲兵に大井は襲いかかったそうだ
うわ言の様に「死ね」と連呼して、男のみを狙っているらしく他の艦娘に押さえ付けられやっと止まった
押さえ付けられた、直後彼女は気を失い
この事件は幕を閉じた
ただ、大井は木原に対しかなりの怒りがあったらしく木原だけは重態だったらしい
捕まっている間も男に近寄らずに触られれば無意識に暴力を振るうなどしており
裁判の結果
大井は小笠原鎮守府へと島流しの刑に処された
貴方はどう思う?
彼女の選択を