艦隊これくしょん ー誰ガ為ノ戦争カー   作:霧雨鴉

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今回ちょっと長いです()






大規模作戦 三

「覚悟?」

 

 

「大元帥、一体……」

 

 

東雲の言葉に全員困惑していると佐渡や一部の提督にはその言葉の意味を理解し構える

何か嫌な予感がするためである

 

 

「そんなことより大元帥さー?今回呼び出したのは何なんですか?」

 

 

「そうだなその内容を話す前にお前達を振るいに掛けるとするよ

今から私はお前達にとんでもないことを依頼する

今回は強制ではない、私個人であり大本営の決定だ」

 

 

東雲は座ったまま続けると矢矧にアイコンタクトすると矢矧は後ろの扉に移動し扉を開ける

 

 

「私は今からお前達に大規模作戦を指令する

ただし、その作戦内容を聞いた瞬間お前達を逃がすわけにはいかない

もしこれから私の話を聞くと言うのであれば作戦が終わるまでお前達を軟禁する」

 

 

「なっ!」

 

 

「あんた!何言ってるんだ!

俺達を軟禁って!」

 

 

「馬鹿じゃないか!そんなことしたら!」

 

 

「俺は本気だ

もし、それが嫌だと言うのであればその扉から出ていけ

安心しろ今ここでお前達が出ていった所で何の支障もない

階級も扱いもそのままだ

 

ただし、二度と私が指揮する作戦を頼むことはない

それだけを理解しておけ」

 

 

東雲はいつもと違い本気の目付きをしながらも全員を見ておりその雰囲気からただ事では無いと言うとこが理解できる

そんな雰囲気の中一人の提督が手をあげる

 

 

「東雲大元帥

もし、私がその話を聞いた場合鎮守府運営はどうするのですか?」

 

 

「斎藤大佐か……

そこは大丈夫だ

その間は大本営が代わりに艦隊運営をするし軟禁期間も三日間と長くはない」

 

 

「となると、その作戦は三日後に開始されると認識してもよろしいのですか?」

 

 

「あぁ、三日後に開始する

急ですまないとは思うが急を要するに作戦の為何よりも優先して行う」

 

 

「分かりました、では最後に何故この八つの鎮守府なのですか?」

 

 

「私が現段階で信じられる実力を持った鎮守府だからだ

ここにいる鎮守府以外の奴には荷が重いと判断しただけだ」

 

 

「…………ほう、信じられる実力…ですか」

 

 

斎藤は冷静にこの状況を理解し話を聞いていくが佐渡を睨み付ける

 

 

「私はこの男の小笠原が強いとは思わないのですがね」

 

 

その言葉に他の鎮守府が騒ぎだし佐渡も斎藤を見上げる

 

 

「おいおい!斎藤さんよ!佐渡は大演習会での優勝者だぞ!

何で疑うんだよ!」

 

 

「猿橋提督、私はぽっと出のこの男が強いとは信じられないんですよ

それに大演習会の最終試合も八百長と聞いてますが?」

 

 

「なんだそりゃ!そんなのーーー」

 

 

「それはあり得ない、斎藤大佐」

 

 

猿橋が庇ってる中その言葉を遮り唐澤が立ち上がり斎藤を睨む

 

 

「私達は正々堂々戦い負けたのだ

八百長なんてくだらない真似はしていない」

 

 

「唐澤提督、貴方分かっているのですか?

それは我が海軍最強と呼ばれる『正義の戦艦』長門が『敗者の鎮守府』と言うゴミが集まった様な処に負けたと言うことですよ?

そんなことあってはならないしあるわけがないでしょう」

 

 

「………佐渡アイツ」

 

 

「辞めろ、下手に手を出すな

長門もだ」

 

 

「ぐ………だが!!」

 

 

斎藤の言葉を聞いた叢雲と長門は構えるが神通が二人に対し斎藤の後ろで申し訳なさそうにお辞儀をしている

 

 

「確かに、小笠原はそんなところなのかも知れないな

だがな、あそこに居るもの達は今を必死に生きているんだ

海軍や提督に捨てられた者達が集まり

今、佐渡と言う提督の元で苦しみと絶望を乗り越えて再び力を我々に貸してくれている

そして、あれがその結果だ

私達舞鶴に勝った言う真実だ

あれは彼女達の努力の結晶であり事実だ

だからこそこれ以上の侮辱は我が鎮守府全体が許さない」

 

 

唐澤静かに怒りを露にし斎藤を睨み付けるとその気迫に押され少したじろうが斎藤も冷静に続ける

 

 

「そこまで言うとは失礼致しました

まぁ庇うのも無理ありませんか、何せ『今長門がそんなところに居るんですもんね!!』」

 

 

「………貴様、何が言いたい?」

 

 

「貴方が小笠原を庇うのも無理ありません

そりゃ長門が愛しの艦娘が要るんですもんね庇いたくなりますよね」

 

 

「長門は関係ない」

 

 

「ではどうしてですか?

今更になって小笠原を庇い助けようとしている

貴方がこの海軍で最も小笠原を嫌ってたじゃありませんか?」

 

 

「あぁ、それは認めよう

私は小笠原を嫌っていた

だが、私は今小笠原に居る艦娘や状態を知ったからそう言えるのだ」

 

 

「笑わせてくれますね、正義とは正反対の反逆者である佐渡をーーー」

 

 

論争が続いていると二人の間を銃弾が通りすぎ壁に穴が開くと東雲が二人を睨み付けていた

 

 

「喧嘩なら外でやれ

斎藤、文句があるなら後でたっぷり聞いてやる

唐澤、落ち着けお前らしくない」

 

 

「……申し訳ありません」

 

 

「……申し訳ありませんでした」

 

 

「次は当てる、良いな?

どうするんだお前達は?今なら帰れるぞ」

 

 

二人の論争を見ていた提督達はすっかり頭が冷えており冷静に考えることが出来たのだが

 

 

「大元帥に信じられた実力者なんて言われたら帰れないでしょ~

な、大和」

 

 

「はい、聞かないわけにはいきませんよね!」

 

 

「折角お呼ばれされたなら聞いてみないとね?

そうよね、北上ちゃん」

 

 

「そうだね~軟禁は辛いけど聞いてみないとね~」

 

 

「阿武隈、良いか?」

 

 

「はい!覚悟は出来てますよ!

また私達の様なのは作りたくありませんから!!」

 

 

各々覚悟を決め東雲の話を聞くことに決める

その姿を見た東雲は笑いながら頭を下げる

 

 

「すまない、突然こんなことを言われ困惑するのは分かるが助かった

だが、問題はここからだ

良いなお前達

私はこれから大規模作戦を指示する!!」

 

 

東雲が大声でそう叫ぶと矢矧が廊下に出ると周りの武装憲兵に合図をすると全員セーフティを外し最大警戒状態にし矢矧も鍵を閉める

 

 

「まずは、五日前ある艦娘が飛行場姫の縄張りより単艦で日本に亡命した艦娘が居た

運良くその艦娘は矢矧指揮する艦隊と羽田の朝潮艦隊によって保護された

現在彼女は集中治療室にて治療を受けているところだ

だが、問題はここからだ

彼女はある情報を我々に持ち込んだ

それは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

飛行場姫の縄張りの主にして歴戦の飛行場姫の泊地だ」

 

 

その言葉に提督達や艦娘が動揺し額に汗をかく  

 

 

「ま、まさか……そんな…」

 

 

「や、奴の居場所が…?」

 

 

「……初の歴戦種戦か」

 

 

 

「奴は現在北太平洋中心に位置するミッドウェー島とクレ環礁の間にある孤島ドレス島を泊地にしている

ミッドウェー島は南方棲戦姫がハワイ島を落とした時に放棄されている

そして今奴の管轄に入っており深海棲艦の寝床になっている

我々はこれを叩く!!」

 

 

東雲は机を叩くと立ち上がり提督達を見るが全員慌て混乱しているそれをそそのかすように東雲が続ける

 

 

「もし、この作戦に参加したくないなら構わない

だが良いな?参加しないのならば三日間の軟禁だ

安心しろ、不自由はさせない」

 

 

東雲の話を聞いた猿橋は机を叩くと東雲を指差す

 

 

「あんた!何言ってるか分かってるのか!?

相手は歴戦種だぞ!!

あいつらはただの姫じゃない!奴等こそ本物の化け物だ!!

そんな短期間で決戦を挑める相手じゃねぇ!!

もっと年密に時間を掛けて準備する相手だ!!」

 

 

「五日間だ」

 

 

「は!何言ってるんだよ!!」

 

 

「その艦娘がこちらに逃げてきてから五日間、飛行場姫の縄張りで深海棲艦が確認されてないのがだ」

 

 

「「「「「!!!!!」」」」」

 

 

東雲のその言葉が何を意味するか猿橋や他の提督達には理解できていた

飛行場姫の縄張りは一年中深海棲艦が監視し必ず相対する

だからこそ今回の縄張りで深海棲艦が確認されていないと言うことは

 

 

「……奴等が、何かを企んでいる?」

 

 

「間違いなく一週間以内にこの日本に攻撃を仕掛けてくる

恐らくその艦娘共々見せしめとして日本を潰し力を証明する為に来るだろう」

 

 

「な、なら!それを迎撃したら良いだろう!!」

 

 

「馬鹿者!そんなことをすればとんでもない被害が出るぞ!!

それこそ万単位で人が死ぬ!!奴等の大艦隊がどれ程か知らないわけがないだろう!!」

 

 

「だがな!唐澤さん!三日後奴等に戦いを仕掛ければ俺達はあいつらに喧嘩を売ることになる!!

それに奴は歴戦種の中でも未確定の未知なんだぞ!実力もどんな技も使うかも分からない化け物だ!!

勝てるわけがない!あんな姫六体同時に相手するのと変わらない奴だ!!」

 

 

「………確かに奴は…飛行場姫の歴戦種はどの艦隊も戦闘報告が無い…未知の敵だ……下手に挑める奴ではない事は確かだ」

 

 

「…軍の学校でも奴等の事は聞いたけど……とんでもないんでしょ?一体で艦隊三つ分は潰すって…しかもその本拠地と言うと………」

 

 

「…まさか歴戦種だとはな……姫なら何度も相手したが奴等は……別格だ…我が艦隊も生きて返ってこさせるのが精一杯だった…」

 

 

先程まで、威勢が良かった斎藤だったが彼は一度南方棲戦姫の歴戦種と対峙したことがありその恐怖と強さを知っていた

他の者達も歴戦種の別格さは理解していた

姫級や鬼級より強く一体居れば艦隊を容易に壊滅させる化け物

しかも今回は実力も何にも判明していない化け物姫

飛行場姫歴戦種

 

 

どうなるかも分からない未知の敵に全員は自分達の被害と相手を倒せない時の最悪の場合を考えていた

 

 

「………悪いですが大元帥俺は降ります」

 

 

そんな中猿橋が立ち上がり大和を連れ立ち去ろうとする

 

 

「そうか、席は残しておく

無理を言って悪かったな」

 

 

「すみません、あれを相手にする勇気は俺には無い

俺にも守りたいものがあるんでね」

 

 

「……申し訳ありません私達も降りさせて貰います」

 

 

「提督!」

 

 

「阿武隈、分かってくれ……確かにあの時の事はある……だが奴は格が違う…奴は南方棲戦姫と肩を並べるほどらしいんだ……すまない」

 

 

「ごめんなさい、私も降りるわ」

 

 

「ちょっと提督?」

 

 

「北上ちゃん、今の私達ではあんな化け物相手に出来ないわ

下手したらこっちが誰か轟沈するかもしれない

そんな指揮私には取れない!!」

 

 

各々が自分達の意思で戦うことを辞め出ていこうとする中佐渡は一人狼狽えもせずに座っていた

 

 

「佐渡提督、君も辞めておけ

君達の艦隊が相手を出来るほど奴は甘くない」

 

 

「………だってさ叢雲

どうする?」

 

 

「…そうね、どうせ私に決定権があるんでしょ?」

 

 

「勿論、俺は戦えないからなお前に任せる」

 

 

「ふーん、じゃあ良いわ」

 

 

そう言うと叢雲は溜め息を付くと東雲に指差す

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「小笠原鎮守府はその作戦に参加する

飛行場姫を……潰すわ」

 

 

その発言に佐渡はニヤリと笑い東雲も嬉しそうに椅子に座り直し矢矧は目を丸くしていた

そして、帰ろうとしていた猿橋達が話を聞いた瞬間振り返りそれを止めようとしてくる

 

 

「っ!?お、おい!正気かよ!叢雲ちゃんや!」

 

 

「そうだ!叢雲さんいくら貴女でも相手が悪い!!」

 

 

「そうよ!大井ちゃんから聞いてるし大演習会では見事だったけど!!」

 

 

だが、その言葉に叢雲は表情一つ変えずに溜め息を付く

 

 

「だって、どうせいつか戦う敵よ

それが先になったか後になるかよ

それに誰かさんに負けるとか遠回しに言われてるしね

勝手に決めないでくれる?あんた達が負けたからと言えど私が負けるなんてあり得ないわ」

 

 

叢雲の態度に猿橋はイラつきながら肩を掴む

 

 

 

「お前!分かってるのか雷撃姫!奴は化け物何だぞ!!」

 

 

「化け物?はん、どうせ殺せない訳じゃないんでしょ

殺れるなら殺るだけよ

私達はその為に生まれた、そして奴等は私達の敵よ」

 

 

話を聞かない叢雲を差し置いて猿橋は次に佐渡へ向き直ると机を叩く

 

 

「佐渡!雷撃姫を止めろ!!

お前達の艦隊は確かに強い!だがな奴は歴戦種!

たった一体で海域を支配できる化け物だ!!」

 

 

「らしいですね、だが叢雲は戦うことを選んだ

俺は止めるつもりはありませんよ

俺の仲間なら全員同じ事を選ぶ」

 

 

「馬鹿野郎!お前!雷撃姫を沈めたいのか!」

 

 

「馬鹿はどっちですか猿橋さん

あんたは今自分の気持ちを優先させて艦娘の声を聞いてない」

 

 

「何だと!?」

 

 

「て、提督……」

 

 

二人の論争に大和がおずおずと入っていくと携帯を片手に持っておりいつの間にかハンズフリーにしていた

そして、電話の先からは一人の艦娘から声が聞こえる

 

 

『提督、話しは聞きました

歴戦の飛行場姫との戦いなんですよね

榛名は……戦いたいです!!』

 

 

「馬鹿言うな!!お前!相手が誰か分かって言ってるのか!?

戦争の引き金で太平洋全域を支配する化け者姫だぞ!!

俺達何かが勝てるわけがない!!」

 

 

『…それでも、奴等はこちらが動かなければ日本を大本営を…鎮守府を皆を襲いに来ます!!

それなら私達は戦いたい!海軍の…人々の為に!提督の貴方の為に!』

 

 

その言葉を聞いた猿橋が狼狽えていると阿武隈が石澤の目の前に立ち頭を軽く叩く

 

 

「提督!私も戦いたい!!」

 

 

「馬鹿!阿武隈、俺達が勝てるわけがないだろ!

ただでさえあの戦艦棲姫にボロボロにされたのに……無理だ!」

 

 

「端から決めつけないでよ!私達は強くなったよ?

瑞鶴も潮ちゃんも曙ちゃんも朧ちゃんも那智さんも皆!

それにあの時見たいに多良間島見たいな事にしたくない!!!

次は私達が皆を守りたいの!!」

 

 

「そうだね~阿武隈の言う通りだね

たまには良いこと言うじゃん?」

 

 

阿武隈の必死な説得に北上も賛同し葛城の前に立ち塞がる

 

 

「………北上ちゃん」

 

 

「ねぇ、提督戦おうよ

私、もう失いたくないんだ

仲間を皆を大井っちの時私は逃げた

それでも佐渡提督はその背中を捕まえてくれた

次は逃げたくないよ、私」

 

 

各々の秘書艦や艦隊旗艦の声を聞き三人は悩んでいると唐澤が声をあげる

 

 

「我々舞鶴はその作戦に参加する

良いな?陸奥」

 

 

「えぇ、そこにいる私の姉も同じ事を言うものね

戦いましょう歴戦種の化け物と」

 

 

「…神通、我々も参加するぞ良いな?」

 

 

「はい、私もそのつもりです

必ず貴方に勝利を」

 

 

「ガッハッハッハ!!!

歴戦種戦か!ガングート!どうする!?

尻尾巻いて逃げるか!死ぬまで戦うか!!」

 

 

「馬鹿を言うな!!私達に後退の二文字は無い!!

相手がどんな奴でも戦うさ!!」

 

 

「不知火…良いか?」

 

 

「司令の思うままに

ですが、私は戦いたいです」

 

 

悩んでいる三人の提督を尻目に他の四組も参加を決定し佐渡は悩んでいる三人を見る

すると一人が手をあげる

 

 

「………沖縄鎮守府はその作戦に…参加……します!!!」

 

 

「おい!石澤!」

 

 

「貴方!正気なの!?」

 

 

二人に言われてはいるが石澤は阿武隈を見ると満面の笑みを浮かべていた

 

 

「……本当に良いんだな?阿武隈」

 

 

「うん!ありがとう!提督!」

 

 

その光景を見ていたもう一人の提督も秘書艦を見ると手をあげる

 

 

「佐伯鎮守府!作戦に参加します!!」

 

 

「おい!葛城さん!!」

 

 

「……これで良いの?北上ちゃん?」

 

 

「うん、ありがと提督

任せておいてよハイパー北上様だよ、絶対に負けないから」

 

 

残る鎮守府は猿橋指揮する鎮守府のみとなるがやはり猿橋は立ち去ろうとする

 

 

『提督!お願いします!!

私は皆を守りたいんです!!』

 

 

「駄目だ!俺にはお前達を守る義務がある!!

そんな危険すぎる戦いに出せるわけがない!!」

 

 

「提督」

 

 

猿橋が少し意固地になっていると大和が猿橋を優しく抱き締めると頭を優しく撫でる

 

 

「……戦いましょう、私達は兵器ですがその前に貴方を守りたいんです

その気持ちは榛名さんも同じです

私も戦いますから」

 

 

「……駄目だお前達を失う危険がある戦いなんて出来ない」

 

 

「お願いします、月一度のわがままです

私達は貴方の為に戦いたいんです」

 

 

「…………必ずだ……必ず帰ってこい約束できるな?」

 

 

『はい!榛名は絶対帰ってきます!!』

 

 

「私もです、任せてください

大和型の力見せてあげます」

 

 

猿橋は拳を握り締めるがゆっくりと開き大和から離れると叫ぶ

 

 

「あぁ!分かったよ!!

横須賀鎮守府もその作戦に参加するよ!!

絶対に飛行場姫をぶっ潰せ!!!」

 

 

『「はい!!!」』

 

 

全鎮守府が参加を決定し東雲はその全員を見渡すとニヤリと微笑むが全員に向けて大規模作戦を発令する

 

 

 

「ならばよし!!流石は私が見込んだ鎮守府共だ!!!

 

これより!三日後!ドレス島に向けて大規模攻撃を行う!!

それまで貴君らに休日と全ての大本営資料の閲覧を許可する!!!

この作戦は他言無用だ!話せば罰則が下ると思え!!!

 

 

これより!ドレス島攻略!飛行場姫討伐作戦を決定する

 

 

暁の水平線に!!!」

 

 

 

 

「「「「「勝利を!!!!」」」」」

 

 

 

 

こうして選ばれた八つの鎮守府

 

舞鶴鎮守府

 

横須賀鎮守府

 

呉鎮守府

 

佐世保鎮守府

 

大奏鎮守府

 

佐伯鎮守府

 

沖縄鎮守府

 

小笠原鎮守府

 

 

は歴戦の飛行場姫カナが泊地として構えるドレス島への攻撃を決定する

それがどんな絶望的な戦いになるとも知らずに彼等は歩み始める

 

 

 

 





次回

提督達の交流会

飛行場姫が巣くう地ドレス島
そこへ大規模作戦が決定し選ばれた八つの鎮守府はそれぞれ戦う覚悟を決めた
そして、大元帥が去った会議室では新しくなった鎮守府や提督達や艦娘のちょっとした交流会が開かれるのであった

イベントのE1甲クリア狙ったんですけどね……
ボスのあの鬼硬防御に折れましてね…?
結局乙クリアしたへたれ提督です()
しかも資材も大量に持ってかれましてねE2出来ねぇ!!
前回よりは柔らかいけどPT群に苦戦してますはい()


あ、今回登場したドレス島は完全オリジナルの島です
後で作られた経緯もかも書きますね
世界地図みてもありませんのでご了承を(クレ環礁は実在します)





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