艦隊これくしょん ー誰ガ為ノ戦争カー   作:霧雨鴉

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開戦 四

古鷹は痛みに耐えながらも静かに魚雷を放つと続けて右肩を狙い撃つように砲撃をしようとする

 

 

「いやー!ほんと生きていると何があるか分からない!

それが面白い!あぁ!あぁ!最高ですねぇ!!

死んだと思っていた艦娘にまた会えるなんて!!」

 

 

「戦闘中に話すだけの余裕、貴女何者なの!?」

 

 

古鷹の砲撃は椿の右肩を狙い撃つと椿は避けずにそのまま攻撃をわざと受けそれと同時に古鷹が放っておいた雷撃も命中すると椿は爆煙に包まれる

(良し!当たった……でも避けようとしなかった?何で……)

 

 

「……うん?やっぱり普通の重巡の攻撃火力と変わらないわね?

いや、それよりも少し低いかな?他にも痛いのはあるし」

 

 

「っ!?き、効いてない!?」

 

 

爆煙に包まれながら椿は全く損傷してなかった

確かに相手は戦艦、だからとは言えど古鷹も重巡であるために通じるはず

 

 

「まっさか、私がこの程度の砲撃で倒れるとでも?

アハハハ!舐めないで欲しいですね!!」

 

 

「っ!あの時感じた違和感はやっぱりこう言うことなんだね!!」

 

 

古鷹はそこそこの距離を保ちつつ椿の有効打を与えられそうな場所を探していると椿は突っ込んでくる

 

 

「どうやら!貴女は近接戦闘が苦手な様ですねぇ!!

なら苦手を克服しましょうねぇ!!」

 

 

(っ!嘘!この短時間でそんなことまで分かるの!?)

 

 

迫り来る椿に対し古鷹は距離を取ろうとするが椿は圧倒的に速く距離を詰められると艤装をぶつけられる

 

 

「アハハハ!こんな近距離では撃てませんよねぇ!?」

 

 

「………それはどうかな!」

 

 

「何ですって?」

 

 

古鷹はぶつけられている艤装を少し下に動かすと椿は体制を崩しその腹部に蹴りを与える

 

 

「ぐっ……ほほぅ?少しはーーーー」

 

 

「まだだよ!!」

 

 

蹴りを与えた瞬間左肩にある主砲で椿の頭を捉えると椿は慌ててそれを避けようとするが

 

 

「そう来ると思ったよ!!」

 

 

避けようとした瞬間椿の腹部を思い切り殴ると椿は苦しみの余り息を詰まらせる

そして、その状態からもう片手で艤装を離すとそのまま蹴り飛ばす

 

 

「ゲホッゲホッ!こ、これは予想外ですね……まさか近接攻撃も出来るとは…」

 

 

「伊達に戦いを重ねてはないからね!!」

 

 

痛む腹部を擦っていると椿は不意に艤装を下ろし古鷹に笑いかける

 

 

「貴女、変わりましたね?あの時出会った時とは全く違う」

 

 

「…………どういう意味?」

 

 

「フフフ、失礼あの時貴女を見たときどうしても貴女は無理をしているように思ってましてね

まるで、一人で何でも抱え込んで戦っているように見えましてね………

だから、私はあの時手を出さなかった

姫様にそっくりだから

でも、今は違う

今の貴女は何かを守るために、きちんとした理由を持って戦っている

そして、一人ではない

仲間……と言いましたっけ?

叢雲と磯風達と戦い二体に迷惑を掛けないように行かせた

 

 

さぁ、あの時聞きそびれた質問を返してもらいましょうか

貴女は何故戦っているんですか?」

 

 

椿は問いかけると古鷹は目を閉じながら笑いその質問に答える

 

 

「………確かにそうだね

あの時は私は違う

あの時はただ、皆を守らなきゃ、私がしっかりしなきゃって一人で戦っていた

でも今は違う!!私は私の意思で仲間を守るために戦う!だから退いてもらうよ!!椿!!」

 

 

 

「フフフ、アッハッハッハ!!そうこなくては!!

そうです!その強い思い!信念!!やはり艦娘はそうでなくては面白くない!!」

 

 

 

「でも、古鷹は一人じゃ無いデースよ!!」

 

 

 

古鷹が一人椿に戦いを挑もうとしているとその後ろから砲弾が飛んできており椿は慌てて避けるとその次に足下に来た雷撃も避ける

 

 

「チッ!外したか!!」

 

 

「大井さん!金剛さん!!」

 

 

いつの間にか金剛と大井が古鷹の後ろに来ておりそのまま隣立つ

 

 

「古鷹が私達を守る?ノンノン!私達が古鷹を守るんデースよ!!」

 

 

「古鷹さん、ここは私達に任せてください

貴女は叢雲達の援護に」

 

 

「で、でも…………」

 

 

金剛と大井は親指を立て笑いかけると古鷹は一人その場から離れようとする

 

 

「ごめん!二人ともお願いします!!」

 

 

「まっかせてくだサーイ!古鷹は古鷹の成すべき事を!!」

 

 

「こんな奴私達で充分よ!!」

 

 

「フフフ、仲間ですか………だが逃がしませんよ!!」

 

 

自分から逃げようとする古鷹を捉えるべき椿は追いかけようとすると横からの砲弾に気付き一瞬早く後ろに下がると目の前に砲弾が当たり水柱が上がる

 

 

「行かせるわけ無いデース!

古鷹は追わせませんよ!」

 

 

「悪いわね!仲間に手出しはさせないわよ!!」

 

 

「全く鬱陶しいですねぇ……ですが、砲撃は止められませんよねぇ!!」

 

 

 

椿は主砲で古鷹を捉えるとそのまま砲撃し金剛と大井は慌てて防ごうとするが間に合わず砲弾は古鷹に飛んでいく

 

 

「古鷹!避けてくだサーイ!!」

 

 

「え?」

 

 

その場から離れようとする古鷹に追撃の砲弾が飛んでいくと慌てて避けようとするがその間に誰かが入り込み古鷹への着弾を防ぐ

 

 

「ひゅ、日向さん!?」

 

 

「無事か、古鷹

後ろは任せろ

さぁ、行け貴女の作戦を実行してくれ」

 

 

「……うん!ありがとう!!」

 

 

その言葉と共に古鷹は一人その場から離れていくと椿は計三人の艦娘に包囲される

 

 

「…………これはこれは…まさか私を倒すためにここまで来るとはね…驚きですねぇ

ですが」

 

 

絶対絶命の状況だと言うのにのも関わらず椿は大声で笑いながら金剛達を睨み付ける

 

 

「良い!良いですね!!こんな状態になってもまだ戦争が楽しいと感じてしまう!!!

さぁ!さぁ!さぁ!!

掛かってきなさい戦艦共!!この私を楽しませてみなさい!!!」

 

 

「行くデースよ!大井!」

 

 

「えぇ!ぶっ潰してやろうじゃないの!!」

 

 

 

 

 




次回

最強の泊地防衛

椿と対峙していた古鷹だが、金剛達と変わり椿に立ち向かう
そんな中長門達は最強と呼ばれるカナと対峙しているが圧倒的な実力差を思い知らされていた


次回!カナが少しだけ本気を見せますよ!



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