艦隊これくしょん ー誰ガ為ノ戦争カー   作:霧雨鴉

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探求し続ける者 二

『始祖級?』

 

長門は沖縄での戦闘後羽田元帥に呼び出され作戦会議室に来ており話を聞いていた

 

『あぁ、まだ未確定であり不明な点が多く危険度も分からないクラスだ

四年前にその存在が初めて確認されておりそれ以降はさっぱり

だが存在していることは確からしく始元が直接作り出した深海棲艦らしい

 

奴等の実力は分からないし何体存在するかも分からない』

 

 

羽田はある極秘資料を長門に手渡すとその実態をまじまじと見る

 

『……コイツがもう一人の始祖級』

 

 

『あぁ、南方棲戦姫が生まれたときに居たとされる姫級の始祖に当たる深海棲艦 離島棲姫だ

だが、彼女は南方棲戦姫が生まれたときに姿を消している』

 

 

『……まだ海に居るのか?』

 

 

『分からない、だが生きている可能性はある

そして今回で二つの事が分かった

 

一つ、始祖級には艦隊を統率することができる

恐らく艦隊の数の制限なく

これだけを見ればそこらの姫より危険だ

鹵獲(ろかく)かなり難しいだろう

 

そしてもう一つ

始祖級は通常の姫や深海棲艦と違い逸脱している事だ

……もう奴等は歴戦の姫級と扱っても可笑しくない』

 

 

『そ、そんなになのか!?』

 

 

羽田は窓から見える沖縄の海を見ながら長門に答えていく

 

『あの始祖級、監視者を見ただろ?

奴はたった一人で連合艦隊から制空権を奪い瑞鶴の甲板を的確に破壊した

それに奴は戦う意志が無かった

……それであれだぞ』

 

 

『…………成る程、それは一理あるな』

 

 

『この事は機密扱いで頼む、歴戦の実力者共が増えたなんて知られたら指揮に関わる

それに始祖級は全員化け物であることが分かる

下手に手を出せばこちらが壊滅させられる』

 

 

『分かった、ここでの秘密としておこう』

 

 

『他の鎮守府や提督には奴を特殊空母と指定しておく

誰にも言うなよ、長門』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(まさか!ここで元帥が言ってた始祖級とぶつかるはめになるとはな!

しかも今回は敵意を剥き出しにしこちらを殺しにかかっている!

これが、始祖級なのか!!)

 

 

羽田に言われたことを思い出しながら長門は冷や汗を掻き始祖級 椿を睨み付けていると首をゴキゴキ鳴らしている

 

 

「ふふふふふ!!良い表情ですねぇ!!

そうです!私はその顔が見たかったんですよ!!戦艦長門!!

私は監視者見たいに優しくないですよ?

あの娘は殺しや戦争が苦手ですが私はその逆

戦争も殺しも大好きですからねぇ!!」

 

 

「く……貴様が三体目の始祖級か!!」

 

 

長門の言葉に椿は首を鳴らし終わり長門を見下ろすと主砲を構える

 

 

「へぇ?監視者以外にもう一人知ってる見たいですねぇ!!」

 

 

「くっ!こんのぉ!!」

 

 

椿はその瞬間長門に対し砲撃すると何とかそれを交わせたのだが水柱を椿が突っ切り長門の首を掴む

 

 

「ぐぅ!!」

 

 

「アハハ!!細い首ですねぇ!!へし折ってあげますよぉ!!」

 

 

少しずつ長門の首を掴む力を強めていくと

 

 

「やらせないわよ!!」

 

 

真横から陸奥が突っ込んできており思い切り椿に激突するとその衝撃で長門の首から手を離しその勢いで主砲を椿に近距離で当てると吹き飛ばされる

 

 

「長門!平気!?」

 

 

「ゲホ…ゲホ……あぁ!助かったよ陸奥」

 

 

「痛いですねぇ全く姉妹とはめんどくさいものですねぇ」

 

 

吹き飛ばされた椿は起き上がるとめんどくさそうに長門と陸奥を見ていると自らの艤装から何やら黒い液体が入った試験管を取り出す

 

 

「……何だそれは」

 

 

「ふふん、貴女がさっき被った物と同じ様な物ですよ?

これが効くんですよ~」

 

 

椿は試験管の中身をぐいっと飲み干すと身体を震わせるとみるみるうちに身体の傷や艤装が治っていく

 

 

「な、な、な!!」

 

 

「まさか!高速修復剤!?」

 

 

「かっはぁ!効きますねぇ!!

まだ使わなくても良いと思いましたが流石にこの数で出し惜しみしても意味ありませんからねぇ?

後、もう一つオマケに良いこと教えてあげましょうか?

戦艦長門はもしかしたら薄々気づいていると思いますが私は基本的に後主に回ってます

それには理由があります、さぁ何でしょーか?」

 

 

椿は飲み終わった試験管を海に捨てると頬を吊り上げながら笑い長門は最悪の予想を言う

 

 

「………まさか、貴様我々の行動、動き、戦い方を見るためにやってるのか?」

 

 

「え!?」

 

 

「ど、どういうことデースか!?」

 

 

「そ、そうよ!長門!!」

 

 

長門が話すその内容に倒れていた金剛と大井は起き上がり視線が集中する

 

 

「この椿は基本的に後主で攻撃を仕掛ける

しかも、『最初の攻撃は当たるのに次の攻撃は当たらない』

まるで、『我々の動きを観察しているかの様な』感じでな」

 

 

長門の話が終わると椿は拍手をしながら笑いだす

 

 

「正解でーす!!!

お見事ですねぇ!戦艦長門!

そうですよ、私はお前達の砲撃、技、連携、殴る強さ、速さを見ていたんですよぉ!

まぁ、そうしないと私の好奇心は満たされないですし戦いにもなりませんしねぇ?」

 

 

「どういうことだ!?」

 

 

椿はそのまま頬を吊り上げながら自分の力に関して話し出す

 

 

「私は『お前達の行動を一度見ただけで記憶する』事が出来るんですよ!!

汗、動き、表情、砲塔の角度、撃ち方、火力、すべてを一度受けるだけで記憶し二度と同じ攻撃を受けることはない!!

そして、私は傷を負う度に強くなる!身体も艤装も私は戦いの中で成長し続けるんですよぉ!!

一度だけだ!お前達が私に攻撃できるのは一度だけ!!」

 

 

 

「なん………だと?」

 

 

その言葉に長門は今までコイツが攻撃を受けたり返してた事や異常なまでの成長の理由を理解する

そしてそれと同時に背筋が凍り付く感覚に陥る

 

 

「我が名は探求者!!

そう、私は追い求め続ける!痛みを!苦しみを!絶望を!怒りを!悲しみを!喜びを!全ての秘密を解き明かすまで戦い続ける生まれついての戦闘狂!!!

お前達がどうやって苦しみ!痛み!絶望し!殺すことが出来るのか知りたい!!

さぁさぁさぁさぁ!!私に見せてみろ!!お前達の力を!足掻きを!!全てぶつけて私を殺してみろ!さもなくば!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

死ぬだけだぞ艦娘(ゴミ)共」

 

 

最後に椿は冷たく言い放つと静かに戦闘体制を取り長門達は冷や汗を掻きながらそのもう一人の化け物(始祖級)と対峙する

 

 

「…………これが佐渡提督の言ってた謎の正体か…

太平洋を締める歴戦姫の右腕 始祖級 椿

やってやる!!」

 

 

 





次回

白兵戦 防御壁を突破せよ!!


始祖級 椿と言う明らかになったもう一人の強者に長門達が立ち向かっている中叢雲達は歴戦種カナを突破するためにその硬い殻を破壊するために戦いを続けていた


ぶっちゃけ、今回も長いです()
あ、そう言えば艦これのアニメラスボスも飛行場姫でしたね(今更)
あれは後半強化入って中間棲姫に変わってましたがこっちでは無いです(きっぱり)
ですが、まぁ一筋縄では行きませんよこの化け物は


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