艦隊これくしょん ー誰ガ為ノ戦争カー   作:霧雨鴉

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強固なる壁を破壊せよ

長門が始祖級椿と対峙している中陸上では叢雲達と歴戦姫カナが対峙しておりその戦況は全く芳しく無かった

それもそのはず、相手は歴戦の姫であり戦いにも馴れているそしてそれよりも

 

 

「くたばりなさい!!」

 

 

「効かないわよ!防御壁!!」

 

 

カナの艤装に付けられている砲撃や攻撃を防ぐ防御壁がかなり厄介であり叢雲達は一方的に攻撃を受けていた

 

 

「鬱陶しいわね!あれ!!」

 

 

「あぁ、対陸上兵器と長門の主砲も防ぎ更にまだ健在しているからな!

どんだけ硬いんだあれは!!」

 

 

「アハハ!!壊せるわけないでしょ!

これは特注品なのよ!さぁ死になさい!!」

 

 

カナが操る艤装アブソリュートには防御壁に加え戦艦すら一撃で大破させる主砲があり正に

 

 

「最強の盾と矛を同時にあるって事ね……

矛だけなら何とかなるかもだけど、盾はキツいわね…」

 

 

叢雲はイラつきながらその防御壁を見ていると薙刀を持ち直し舌打ちをする

 

 

「磯風!古鷹!行くわよ!!

アイツの防御壁を破壊する!!」

 

 

「破壊するって!どうやってだ!?」

 

 

「どうにかしてよ!!古鷹援護お願い!」

 

 

「任せて!!」

 

 

叢雲は走りだし磯風もそれに連れ回される様に走りだす

そしてカナは再び主砲を構える

 

 

「壊す?この盾を?無理に決まってるでしょうが!

お前達何か駆逐艦に!!」

 

 

「深海棲艦が作ったから私達が壊せない?馬鹿じゃないの!!

作られたものはいずれ壊れるものよ!だから壊せないわけがない!!」

 

 

その言葉と共に腰にある主砲を動かしカナに向けて砲撃するがそれも防御壁に防がれてしまう

 

 

「効かないって言ってるでしょうが!!

四番スロット!大型通常弾!!」

 

 

カナが叫ぶと巨大な砲身からガコンと音が聞こえそれを叢雲達に向ける

 

 

「撃たせやしないさ!!」

 

 

磯風はカナに向けて砲撃するが直ぐ様防御壁を作動させ砲撃を防ぎ巨大な砲身を古鷹に照準を定める

 

 

「不味い!古鷹!!」

 

 

それに気付いた叢雲は急いで戻ろうとするが

 

 

「私は大丈夫!二人は飛行場姫を!!」

 

 

「だが!」

 

 

「信じるわよ!古鷹!!」

 

 

戻ろうとする磯風に対し叢雲は走りだし古鷹はカナの主砲に集中する

(考えるな……そう感じるんだ…提督に教わったんだ……)

深く息を吸い吐くとカナの動きを全て観察する

 

 

『古鷹、お前には叢雲の先読みは使えない

これに関してはまだ時間が足りないからだ

だが、今のお前なら敵の砲撃予測は出来る

それを先に読め

大丈夫お前なら出来る

何せ俺の自慢の艦娘だからな!』

 

 

(よく見ろ…飛行場姫の動きを……

私は私に出来ることをやるんだ……)

 

 

「あんた達薄情ね!!避けられる訳無いでしょうが!!

死になさい!重巡!!!」

 

 

カナは主砲を構えると古鷹に合わせ砲撃しようとし砲撃する瞬間

 

(今だ!角度28度距離三メートルで相殺する!!)

 

 

「くたばりなさい!!」

 

 

「撃てぇぇ!!!」

 

 

カナと古鷹の砲撃が同時に行われ古鷹の砲弾は見事予測通りの場所でぶつかり相殺されるとカナは流石の行動に驚愕する

 

 

「嘘でしょ!!私の砲撃を相殺するなんて!!」

 

 

「良し!当たった!!」

 

 

「凄いでしょ!うちの相棒は!!」

 

 

「流石は大演習会で長門を追い詰めた事はある!!」

 

 

自らの砲弾を相殺されたカナは驚きの余りリロードを忘れていると叢雲と磯風が突っ込んでくる

 

 

「クソ!何なのよこいつら!!

どう考えても普通じゃないわよ!!」

 

 

「それは!」

 

 

「お前が言えるのか!」

 

 

叢雲と磯風は同時に砲撃をし傷を負わせようとするが

 

 

「防御壁!起動!!」

 

 

その砲撃はカナが展開する防御壁によって防がれてしまい続けて叢雲は薙刀で防御壁を斬り付けるが弾かれてしまう

 

 

「くぅ!」

 

 

「壊せるわけないでしょ!!

馬鹿ねぇ!!」

 

 

「クソ!なんなんだ!こんなに硬いのか!!」

 

 

「磯風!続けて攻撃するわよ!!」

 

 

弾かれた薙刀を再び握り直し叢雲は何度も防御壁に対し斬り付け磯風は砲撃するが傷の一つも付かない 

 

 

「アハハ!!無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!!!

効かないわよ!いい加減ーーー」

 

 

「叢雲!一旦砲撃を辞めて!!」

 

 

 

だがその次の瞬間二人とは明らかに違う衝撃が防御壁に当たる

 

 

「重巡か!

だが無意味よ!!これは壊せない!!」

 

 

壊れるはずがない、その盾に少しだけカナは違和感を感じていた

その重巡が放った砲撃に

 

 

「………?冷たい?何で?」

 

 

「古鷹……あれ、何?」

 

 

「何だ…?砲撃したところが凍り付いている?」

 

 

カナの防御壁に直撃した弾頭は爆発せずそのまま突き刺さっており困惑する

 

 

 

「今回の秘策用に親方から貰った特殊弾頭 瞬間冷凍(フリーズ)弾だよ!

一発だけしかないけど……でもこれなら行けるよね!叢雲!!」

 

 

「……成る程!分かったわ!古鷹!!」

 

 

叢雲は瞬時に古鷹の意図を理解し再び走り出すとカナに向かっていく

 

 

「アハハ!何よ!防御壁を凍らせただけで壊せると思ってるの!?おめでたい頭してるわねぇ!!」

 

 

「あんたこそ!この意味が分からないなんて馬鹿なんじゃない!!」

 

 

「何だと!?」

 

 

カナの砲撃を交わし叢雲は艤装から魚雷を取り出すとそのまま凍り付いている防御壁にくっ付け後ろに下がる

 

 

「………はぁ?何よこれ?ふざけてるの?

魚雷くっ付けても爆破なんてーーー」

 

 

「古鷹今よ!!磯風離れるわよ!!」

 

 

「は?叢雲何を………」

 

 

叢雲は全速力でカナの防御壁から離れると古鷹がその魚雷を狙い砲撃すると一緒に走っていた叢雲は磯風の頭を掴むとそのまま地面に伏せさせる

 

 

「アッハッハ!まさか誘爆?でも魚雷何かでーーー」

 

 

と余裕の態度を取っているが古鷹の砲撃が直撃した瞬間その魚雷は誘爆を起こしとんでもない爆発音が辺りに響き渡りカナの防御壁に今まで受けたことない衝撃が襲う

 

 

「キャアァぁぁぁ!!!

は、はぁ!?な、何よこれ!!

魚雷の威力じゃないわよ!!」

 

 

「な、何だ!あれ!!

ま、まさかあの時長門を倒したときの魚雷か!?」

 

 

 

カナは爆発の衝撃に何とか耐えるがその代わり防御壁が先程よりかなり傷が付いており困惑する

 

 

「嘘でしょ!?こ、この防御壁が一発でここまで!!」

 

 

「良し!磯風行くわよ!最後のダメ押し!!」

 

 

「あ、あぁ!!」

 

 

地面に伏せていた叢雲と磯風は走りだし防御壁を展開しているカナに向かっていくとカナは二人に向けて砲撃をするが何とか避けつつまた近くまで行く

 

 

「さぁ!壊すわよ!この防御壁!!」

 

 

「了解した!!」

 

 

「いくらあれが火力高いからって壊せるわけないでしょうが!!こいつは無敵なのよ!!」

 

 

カナは防御壁を起動させたまま二人の砲撃を受け続けているとしばらくするとピキッと嫌な音に気付く

 

 

「!?

ま、まさか!!

でもあり得ない!!こんな奴等の砲撃なんかで!!」

 

 

「気付かないようね飛行場姫、あんたさっき何で私が奥の手を見せたのか?」

 

 

「ど、どういう意味よ!!」

 

 

「さっき私がアレを仕掛け爆発させたのは古鷹の弾丸がお前の防御壁を急速冷凍させたからやったのよ

どんなものでもね、冷たいものをいきなり熱されたりすると壊れやすくなるのよ

それがどんなに固くても」

 

 

「っ!?ま、まさか!さっきのはそれが目的で!!」

 

 

「さっきの魚雷で壊せないのは分かってた、でもあれは火薬が普通の倍以上入った特注品

つまり熱量も普通の倍!!だから!!」

 

 

叢雲は飛び上がり全力を込めて薙刀をその防御壁に振るう

 

 

「冷凍されたあんたの防御壁を『壊しやすく』するには充分なのよ!!!」

 

 

叢雲の薙刀が防御壁に当たった瞬間少しばかりの硬い感触の後防御壁全体に裂け目の様にヒビが入りそして思い切り砕け散る

 

 

「嘘!!私の防御壁が!?」

 

 

「さぁ!砕いてやったわよ!!あんたのご自慢の防御壁を!!!

切り裂いてあげる!!あんたの身体を!!」

 

 

そして叢雲は続けて薙刀を振るいその刃がカナの身体を捉えようとした瞬間

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「へぇ?やるじゃない?駆逐艦」

 

 

カナは右手を鋭い爪に変化させると叢雲の刃を受け止める

 

 

「何!」

 

 

「驚いたわ、私の防御壁を壊せる奴が居るなんて

あんたが初めてよこれを壊したのは」

 

 

そして刃を自分に引っ張ると叢雲の腹部を蹴り飛ばす

 

 

「叢雲!!」

 

 

「あら?仲間の心配してる場合!!」

 

 

それと同時に磯風に対しても回し蹴りを加え同じ方向へと蹴り飛ばす

 

 

「叢雲!磯風さん!

この!」

 

 

二人が吹き飛ばされ古鷹は慌てて砲撃するがカナは落ち着きながら脚に付いている中型主砲を撃ち古鷹の砲撃を相殺する

 

 

「そんなあっさりと!」

 

 

「これぐらい普通よ、私達はね」

 

 

防御壁が壊れた事なのかそれとも何かが吹っ切れたのかカナの雰囲気が大分変わると首をゴキゴキと鳴らし吹き飛ばされた二人と古鷹を眺めながら冷静に続ける

 

 

「嫌、本当にめんどくさいわね

正直私の艤装が壊されるとは思ってなかったわ

全く良くやってくれたわね雑魚の分際で」

 

 

「雰囲気が変わった?」

 

 

「………さっきより遥かに姫らしいな…コイツ

殺気がひしひしと伝わってくるぞ」

 

 

「……ヤバイね、この姫」

 

 

先程より冷酷にそして恐ろしい程の殺意を叢雲達に向けており笑みを浮かべる

 

 

「名前を聞かせなさいあんた達」

 

 

「………叢雲よ」

 

 

「……磯風だ」

 

 

「……古鷹です」

 

 

「ふふふ、良いわ

私もずっと座ってるのは性に合わないのよ」

 

 

それと同時にカナはゆっくりと動きだし破壊された防御壁を外すと背伸びをした後に深くため息を付くと

 

 

 

「さてと、おふさげはここまでにしましょうか?

あんた達を正直舐めてたし耐えてれば椿が来てくれると思ったけどそうもいかないわよね

こーんな、強い艦娘が来ちゃってるんだもんねぇ?」

 

 

それと同時にカナの艤装から何か金属等が擦れる音が聞こえ三人を睨み付けると両手を広げる

 

 

「良いわ!相手になってあげる!!

叢雲!磯風!古鷹!!!

この陸上型深海棲艦最強と呼ばれているカナが相手になるわよ!!

さぁ!蜂の巣になる覚悟は出来たかしら!?」

 

 

その瞬間両腕と艤装の至る所から様々な種類の主砲や副砲が姿を見せ叢雲達は背筋を凍らせる

 

 

「な、何?あれ!!」

 

 

「何だ!あの砲塔の数は!!!」

 

 

「嘘!あんなに装備出来るわけがないのに!!」

 

 

三人が流石の数に困惑しているとカナは笑いながら叢雲達に立ち向かう

 

 

「さぁ!私の島に来たからには死ぬ覚悟は出来てるのよねぇ!!

 

武器要塞(バレットフォートレス)の恐ろしさその身を持って知ると良いわ!!

掛かってきなさい!!艦娘共!!!」

 

 

 

 





次回

武器要塞(バレットフォートレス)


防御壁を突破したのも束の間カナは今まで手を抜いておりその本気を見せるために艤装の全て展開し叢雲達に襲い掛かる


ここに来てやっとカナが率先して戦います!
『補足』因みに武器要塞とはカナの異名見たいなもんです(始元に呼ばれている)

そいやアズレンアニメ化したらしいですが……何ですかあの白狐は()


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