「なっ!大井、お前!!」
ビリビリに破かれた書類を見ながら佐渡は驚いていると
、大井は佐渡を指差し宣言する
「北上さんと一緒に居られないのは残念ですが、貴方なんかに叢雲と古鷹さんを任せてられません!!
それに、ここは本島と違って離れています!
ここで私が離れれば、数少ない戦力が更に減るのは良いとは思いません!
貴方の事は大っっ嫌いですが!!
ここに残ります!!」
その言葉に、佐渡は「えぇ……」と言いながら椅子に持たれかけながら天井を見て呆然とする
だが、北上も大淀達も何故か皆笑っている
まるで、大井の気持ちが分かっているかの様に
「な、何ですか!!皆さん!!」
「ふふふ、いえ何でもありませんよ大井さん
では、このままここに在住と言う形でよろしいのですね?大井さん」
「はい!
と言ってもし、仕方なくです!!
仕方なく居てあげるんですからね!!
全滅されても困りますからね!!」
大淀が、確認のために再び言うと、大井は腕を組ながらそっぽを向き北上が大井から手を放し「あーあー」と言いながらソファーに倒れ込む
近くの煎餅をかじる
「大井っちにフラれた~
きーらーわーれーたーグッスンー」
「ち、違いますよ!北上さん!!
嫌ってなんか居ませんよ!!
むしろ大大大だーい好きですけど!!
こんな変態に二人を任せてられないんですよ!!」
北上へ必死に大井は弁解しているところに、叢雲達もソファーに座ると参戦し更にややこしくなる
「残念だったわね!北上さん!
大井は私達が貰うわ!!」
「北上さん、すみません
大井さんは私達が頂きますね!」
「ちょ、ちょっと二人とも!!」
大井だけが、焦りながら三人に誤解を解くように弁解しているが、三人は大井の取り合いの話しに夢中になり大井の話しなんて聞いてすらいない
「あーあ、俺の努力がぁ……」
佐渡は、思わず煙草に火を付け吸うと、ふぅとため息混じりに煙を吐き出す
「これが、彼女の選択です異論は無いですよね?
では、引き続き大井さんをよろしくお願いいたしますね?佐渡提督?」
「へいへーい、てかアイツそんなに俺のこと信用してないのかよぉ……」
煙草を加えながら、大井達を見るが皆凄く楽しそうにしながら笑いあっている
大井だけは必死になりながら北上に弁解しているけど
「あ、それと佐渡提督もうひとつお話が」
「んー?まだ何かあるんですか?」
佐渡は、煙草の煙を吐き出し、再び加えると大淀は笑みを浮かべながらこちらを見ているが直感的に何か嫌な予感がする
「ある艦娘からの通報で小笠原鎮守府提督が艦娘のパンツ写真を撮ってその子を恐喝したとか何とか聞いたのですが、本当ですかねぇ?」
「………………ぇ?」
その言葉に、思わず加えた煙草を落とし佐渡はフリーズし顔から血の気が引いてしまう
え?何で大淀さん知ってるの?待て、恐喝は…………あ、してるわ
あれ?大井にはまだ携帯持たせてないし、うちは電話線通してないから電話は出来ない筈だけど
持ってるとしたら
佐渡は、ハッと気付き叢雲を見ると北上達がこちらの異変に気付き呆然と見ているが、叢雲だけはお茶を片手にスマホをふりふりと見せながら嫌らしく笑っている
「叢雲ぉぉぉぉ!!!
貴様ぁぁぁぁぁぁ!!!!」
思いっきり立ち上がり、叢雲を指差しながら大声で叫んでいるとソファーに持たれかけながら余裕な顔をしながらスマホをポケットにしまう
「あっらぁ?どうかしたのかしら司令官様ぁ?
そんな声荒げて何かあったの?
あー、このスマホ?使ったわよ?あんたが大井にやった行為全て報告しといたわよ
この下着盗撮変態司令官様ぁ?」
佐渡が叢雲に近寄ろうとするが、後ろからガシッと腕を誰かに捕まえられる
そこに居るのは一人しか居らず
勿論大淀である
恐る恐る後ろを振り向くとそこには、笑顔ではあるが確実に怒りながら掴む力を上げている大淀の姿があった
「あ、あの、大淀さん?腕がですね?
何かすんごい痛い、いてててててて!!!」
「ど こ に 行 く 気ですかぁ?佐渡提督さん?」
ギリギリと、掴む力を上げ確実に放す気配が無い大淀はそのまま佐渡の腕を反対方向に捻りねじ伏せる
そして、指を鳴らすと提督室の扉が開き憲兵が姿を現す
「なっ!!け、憲兵さん!?」
「はぁ……佐渡提督殿…
貴方という人は……
これもお仕事ですから、恨まないでくださいね」
「さてと?佐渡提督行きますよ?
全く貴方と言う人は!!」
憲兵と大淀に、首根っこを掴まれ引きずられながら提督室から佐渡は連れていかれていく
その時全員に助けを求める
「叢雲help!!」
「自業自得よ変態司令官」
「古鷹ぁ!!」
「提督?罰は受けないと駄目ですよ?」
「北上さぁん!!」
「あーうん、頑張って佐渡提督」
「大井ぃ!!頼むよぉ!!」
「……ふん!」
「ぬぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
くそったれぇぇぇえ!!!
ここに俺の味方は居ねぇのかぁぁぁ!!!」
佐渡は叫びながら、提督室を憲兵と大淀に連れ行かれ四人だけが残される
すると、四人とも佐渡の光景を思いだし笑い合う
「なーんか、この鎮守府面白いね
提督は変態そうだけど、良いの?大井っち」
「大井、本当に良いの?あんなお馬鹿提督がやってる鎮守府だけど」
「そうだよ?今ならまだ大淀さんに言って……」
大井は、それを聞くと満面の笑みを浮かべながら三人に言う
「良いんです!
私は、ここに居たいんですから!」
尚、佐渡はこの後三日間の憲兵達の尋問によりやっとの事で解放されたのはまた別のお話
男嫌いの大井編end
叢雲さんは、出来る御方です(目そらし)