「先を読む……だと?ふざけたこと言わないでくれる!!」
カナはその意味がまだ良く分かっておらず主砲を足下に付ける砲撃し叢雲の上を取ろうとするがそれよりも先に叢雲は薙刀を地面に突き刺しそれを足場代わりにするとカナより先に空へと飛び上がる
「なっ!?」
「行かせるわけ無いでしょうが!!」
そして二門の主砲を放ち空中で回転するとかかと落としをカナにぶつけそのまま地面へと叩き付けると砂埃が上がり背中の痛みに苦しむ
「ガ……ハァ!!き、貴様ぁぁぁ!!」
「もうあんたは何も出来ない!!大人しく私に倒されなさい!!」
そして続けて主砲をカナに向けると一斉砲撃を放ち顔面を攻撃し着地する
「クソが!あんたそんな力を隠してたのね!!
良いわ!それならお前のーーー」
「仲間を取るって!?させないわよ!!」
カナが主砲を動かすよりも先に叢雲は突き刺さった薙刀を引き抜くと主砲を切り上げそのままカナに近寄ると腹部を再び蹴り飛ばす
「グフッ!こ、こいつ!!」
「まだまだぁぁ!!!」
そして薙刀で再びカナの腹部を切り裂こうとするが
「舐めるなよ!!叢雲!!
この私がーー」
「この程度で負けるかって!!
お見通しよ!!」
「っ!?」
カナの発言すら先に読み爪で薙刀を受け止めようとする事をまるで分かっていたかの様に薙刀を手放すと一歩後ろに下がるとカナが薙刀を掴む
そして
「突き刺されぇぇぇぇぇぇ!!!」
薙刀を思い切り蹴り飛ばし掴んでいた薙刀はカナの手をすり抜けそのままカナの腹部へと貫く
「ぐ、ぐう!!コイツ!またしても私に傷を!!」
「まだ終わらないわよ!!カナぁぁぁぁぁ!!!」
「駆逐艦の癖に私に立てついてんじゃないわよ!!!」
そして瞬間的に近寄りカナから薙刀を引き抜くとその傷口から出血が目立ちカナも痛みに腹部を押さえていると叢雲は再びカナに食らい付いていく
「す、凄い……あの飛行場姫に優勢を取ってる……」
「何なのっぽい…あれ……」
「叢雲が…佐渡提督から授かっている
磯風はボロボロになりながらも立ち上がり困惑している時雨達にその説明をしていく
「さ、先読み?何それ?」
「佐渡提督が持っている技術の一つだ
敵の行動を完全に把握し、意識、行動、話す言葉さえも先に読むことが出来る一種の未来予知だ
あれを発動させたなら恐らく叢雲に敗北はない」
「それって!大演習会で長門さんとの戦いで見せたアレの事!?」
「何それ!無敵の能力じゃん!そんなんあるなら最初から使ってよねぇ!!」
「いや、そんな能力代償無しに使えるわけがないですわ
そうですよね?磯風さん?」
「あぁ、佐渡提督に聞いた事がある
能力の発動条件は相手とある程度戦うことであり敵の事を完全に理解しないといけない
そして、あの状態になると叢雲は
更に代償はかなり大きい
アレを使っている状態は完全集中状態、正にいつ爆発するか分からない爆弾を処理してるみたいな物だ」
「え…………それって…かなりヤバイんじゃ…」
「あぁ、敵の行動を一瞬でも見逃せず、初期動作も見逃せない状態だからなしかもその負荷は脳に直接掛かるらしい……」
「お、おいそれって……」
「一度でもその集中の糸が途切れれば二度と使えない
しかし、使い続ければ脳に負荷が重なり続ける
それも高速修復材で直せない脳にだ
つまり強いがその分自分もダメージを負いつづける
諸刃の剣」
「ひ、ひぇぇ……そんなものを使ってるんですか…?」
全員が単独で戦い優勢を取る叢雲を見ながら頭を押さえてしまう
「………つまり今叢雲は自分の身体を傷付けながら飛行場姫に優勢を取っている状態だ」
「そんなん……辞めさせないと駄目じゃん!!
叢雲はかなり疲弊してるんだよ!そんな能力使ったら本当に壊れちゃう!!!」
「駄目……です!!」
古鷹はボロボロになりながらも起き上がり止めようとする鈴谷を止める
「な、何でだし!あんた同じ鎮守府の仲間がそんな状態で止めないとか可笑しいんじゃないの!?」
「叢雲は!そんな状態でも、その先を見てるんです!
もしここで使わないと恐らく負けると叢雲は分かっていたんです!私達がいくら飛行場姫と戦っても体力も持久力も向こうの方が上!
つまり今叢雲が戦いを辞めれば我々は確実に負ける!!」
古鷹の言葉に叢雲とカナを見るとそれを納得する
戦っているカナは確かに傷が少なくしかも叢雲の早い動きに対応し更に鈴谷達をさっき一斉に相手出来るほどの余力を残している
それに対して鈴谷達はカナの攻撃を受けており持久戦に持ち込まれれば確実に負ける
「で、でも!!」
「叢雲を最後まで信じてください!!
私達は
叢雲が最後の希望です!あの能力を使うと言うとは彼女に勝機があると言うことです!!皆がそれに合わせてあげれば必ず勝てます!!!」
古鷹の説得に鈴谷頭を掻いていると比叡がカナに向けて主砲を向ける
「ひ、比叡!なにする気!?」
「何って叢雲の援護!
これ以上じっとしてるのは私好きじゃないんです!
だからあの娘の無い火力を私でカバーしたいんですよ!
それに!叢雲の実力は皆ご存知ですよね!?
あの長門さんに勝つほどなんですよ!それなら最後まで信じ抜きましょうよ!!」
その比叡の動きと言葉に全員は顔を見合わせると頷き主砲をカナへと向ける
「比叡さんの言う通りです、やりましょう
我々は我々の出来ることを!」
「あぁ!あれを倒さねぇと終わらないからな!!」
「もう!私達はお膳立てっていう感じ!
でも悪くないかも!!」
「あいつをぶっ倒してやりましょう!!」
各々が武器を構え
「あら、古鷹が何か言ったのかしら?」
「こんなめんどくさいのに更に援護砲撃だと……舐めるなぁ!!」
カナが鈴谷に主砲を構えるが鈴谷は動かず構えていると叢雲がその行動を先読みし主砲を弾き飛ばし隙を作る
「今!!飛行場姫を撃ちなさい!!!」
「了解!熊野!比叡さん行くよ!!
主砲放て!!!」
「いっけぇ!!」
「砲撃開始ですわ!!」
三人が砲撃した後叢雲は薙刀で地面の土を蹴り飛ばし目眩ましをすると直ぐ様横に避けるとそのままカナに三人の砲撃が直撃する
「クソが!こいつ等はぁ!!」
「良い感じね!!
さぁ!行くわよあんた達!近接戦闘とカバーは私に任せなさい!!他は私が隙を作った瞬間躊躇いなく撃ちなさい!!!
私を巻き込んでも構わない!絶対に交わして見せるから!!
お互い信じて戦うわよ!!」
「「「「「「「了解!!!」」」」」」」
前衛に叢雲一人に対し後方に比叡、鈴谷、熊野、木曾、不知火、磯風、夕立、時雨、古鷹の九人の援護砲撃と言うとんでもない陣形ではあるがカナは一層に焦りを感じていた
「行くわよ!!あんた達!ここが勝負所!!
コイツを押しきって勝つわよ!!」
「舐めるなよぉぉぉぉぉ!!
一人残らず殺してくれるわぁぁぁぁ!!!」
次回
最後の足掻き
先読みを発動させた叢雲に圧倒されるカナ
そしてジワジワと叢雲達はカナを追い詰めていく中でカナは二人の深海棲艦を叢雲に連想する
何となく、なんとなーくエピック7?とやらをダウンロードしましてやってるんですけど意外と面白くてはまって休み一日潰したアホがこちら
しかもリセマラしようとしたら引き抜くいレア度高いの来てリセマラ出来ないと言う悲しみ(それでも強すぎる奴引いてしまったから良しとしよう)