艦隊これくしょん ー誰ガ為ノ戦争カー   作:霧雨鴉

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我、沈マズノ姫 二

神通、鈴谷、熊野が同時に主砲を構えると再びカナの主砲が三人を捉え近距離で砲撃するが何とか三人は交わし神通と鈴谷が近接戦をしようとするが

 

 

「お前達が私に傷?舐めるなよ雑魚がぁ!!」

 

 

その瞬間主砲が神通を襲いぶつかりそうになる

 

 

「させ……ないわよ!!」

 

 

だがそれよりも先に山城が艤装をぶつけその攻撃を防ぎ神通は山城を足掛かりに飛び上がると主砲と魚雷を向ける

 

 

「そこ!!」

 

 

「当たるかぁ!!」

 

 

だがカナは一瞬で主砲を仕舞うと後ろに下がることで神通の攻撃を交わすと更に海面を蹴ると神通より高く飛び上がると神通に踵落としを当てる

 

 

「くっ!」

 

 

「落ちろぉぉぉぉぉ!!!」

 

 

寸前の所で神通は主砲をぶつけ防ぐのだがカナの重量と一撃に耐えきれずそのまま海面に叩き付けられてしまう

 

 

「ガハッ!!」

 

 

「踏み潰してやるわ!!」

 

 

そしてカナも落ちてくると神通を踏みつけようとするが

 

 

「山城!!」

 

 

「ちょっと借りますわ!!」

 

 

「はいはい!」

 

 

山城がしゃがむとその艤装を蹴り飛ばし鈴谷と熊野が飛び上がり落ちてきているカナに二人同時で艤装をぶつけ火花が飛び散る

 

 

「やらせは!」

 

 

「しませんわ!!」

 

 

「雑魚がぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

 

だがカナは空中で体制を建て直すと鈴谷を主砲で吹き飛ばし熊野の首を掴み海面へと投げ付ける

 

 

「熊野!!」

 

 

「ガハッ!!」

 

 

「そのまま潰れろぉぉぉ!!!」

 

 

「不味い!助けないと!!」

 

 

磯風と叢雲が走り出そうとすると阿武隈に手を出され止められる

 

 

「阿武隈!邪魔すんじゃ……!!」

 

 

「……二人は駄目だよ、二人は希望なんだから

お願い見ていて、お願い」

 

 

その直後、熊野がカナに踏みつけられ息苦しさから胃酸を吐き出してしまう

 

 

「ガハッ!!」

 

 

「熊野!!」

 

 

「熊野さん!!」

 

 

「野郎!!!」

 

 

熊野を踏み潰したカナはその状態から主砲を鈴谷達に向けようとするが突然足下が大爆発を起こし体制を崩す

 

 

「なっ!何で突然!?」

 

 

驚いたカナが足下を見るとそこには大量の不発した魚雷が浮いておりそれが踏んだ瞬間に起爆したことを理解する

 

 

「コイツ!まさかこれを想定して魚雷をばら蒔いたのか!?」

 

 

「ガハッ……重い……ですわ…でも…この重量なら魚雷も…爆発しますわよ……ね!!」

 

 

「この!!雑魚が!!」

 

 

カナは再び脚を上げると熊野を踏みつけようとするが目の前から砲撃を受け反動で少しよろける

 

 

「これ以上熊野を苛めんじゃねぇぞ!!

飛行場姫!熊野から退けぇぇぇぇぇ!!!」

 

 

「オンボロ戦艦風情が調子に!!」

 

 

そしてカナが動こうとした瞬間脚に重量を感じ見るとそこにはカナの脚にしがみつく熊野が居た

 

 

「離せ!雑魚が!!」

 

 

「離し……ませんわ…!!鈴谷!!神通!!山城!!

今ですわ!!」

 

 

「流石熊野!!」

 

 

「行きますよ!!」

 

 

熊野が脚を捕まえ一斉にカナに向かっていこうとするのだが

 

 

「舐めるなよ!雑魚共!!」

 

 

脚にしがみついていた熊野を鷲掴みにすると持ち上げ再び海面に叩き付けると向かっていてきた神通に左主砲を伸ばしぶつけ

 

 

「ガハッ!!」

 

 

「吹き飛びなさい!!」

 

 

そしてそのまま左主砲で接射すると神通が大爆発を起こし吹き飛ばされていく

 

 

「神通!!こんのぉ!!」

 

 

「遅いんだよぉ!!」

 

 

神通が撃ち抜かれても鈴谷は躊躇いなくカナに主砲を当てようとするもそれよりも先に踏み込み鈴谷は首を掴まれ捕まってしまう

 

 

「が………離……!!」

 

 

「そのまま死になさい!!」

 

 

そしてカナは鈴谷を手放すと左主砲を再びぶつけ接射し叢雲の方角へと吹き飛ばされてしまう

 

 

「グ……ハァ……!!!」

 

 

「お前!よくもぉ!!」

 

 

「黙れ!オンボロ戦艦風情が!!」

 

 

そしてそれに加え山城が突っ込み砲撃するがカナはそれをものともせず山城に近付き爪で切り裂きに掛かりそれを何とか両手で防ぐ

 

 

「お!重い!!」

 

 

「弱い癖に調子に乗るんじゃないわよ!!」

 

 

その瞬間もう片手で山城の艤装を掴むとそれを振り回すとそのまま海面にぶつけ腹部に左主砲で接射しようとする

 

 

「不味い!逃げられ!!」

 

 

「くたばりなさい!!!」

 

 

そして山城は逃げることも叶わずカナに接射されると左半身の麻痺と共に山城を蹴飛ばしカナは膝をつく

 

 

「はぁ……はぁ…クソ!流石に体力が……」

 

 

「そこですわぁぁぁ!!!」

 

 

その状態を熊野は見逃さずにカナに襲い掛かるが

 

 

「分かっていたわよ!!」

 

 

カナは右手で熊野を捉え再び主砲にぶつけようとするが

 

 

「ならこれも分かっていましたの!?」

 

 

それよりも先に熊野が腕を掴みそのままカナの腕にしがみつく

 

 

「なっ!お前何をするつもりだ!?」

 

 

「鈴谷ぁぁぁぁ!!今ですわぁぁぁぁ!!!」

 

 

「よし来たぁぁぁ!!!」

 

 

吹き飛ばされたはずの鈴谷はボロボロになりながらも左側から爆煙を切り裂きカナへ近づくと近距離で主砲を向け

 

 

「あんた今左で撃ったよね!なら今対応出来ないはずいっくよー!!」

 

 

「チッ!それならば!!」

 

 

カナは右腕にしがみついた熊野を盾にすると一瞬だけ砲撃を撃つのを躊躇う

 

 

「あんたの仲間よ!これでも撃てるのかしら!?」

 

 

「鈴谷!何してますの!」

 

 

「分かってるって!ごめんね熊野!!」

 

 

だが鈴谷はその直後熊野ごとカナを撃ち抜き舌打ちをする

 

 

「チッ!仲間こと撃つか!!なら仕方無い!!死ね!!!」

 

 

しがみついた熊野を主砲に合わせそれを伸ばすと無理矢理剥がしその状態で接射すると先程より威力が高く熊野は吹き飛ばされてしまう

 

 

「熊野!!」

 

 

「余所見してる場合!?」

 

 

「ヤバッ!!」

 

 

その瞬間がら空きになった右手で鈴谷を捕まえると撃ち抜いた熊野の方角へと腹部を蹴り飛ばす

 

 

「ガハッ!!こ……!!」

 

 

鈴谷が主砲を構えようとするとそれよりも先にカナが主砲を構えておりニヤリと笑っている

 

 

「ヤバッ!!避けられ!!」

 

 

「死ね!!!」

 

 

その瞬間カナの砲撃が再び鈴谷に直撃し熊野と同じ様にボロボロになってしまい海面に力なく崩れ叢雲と磯風が駆け寄る

 

 

「鈴谷!!しっかりしなさい!!」

 

 

「熊野!!おいしっかりしろ!!

島風!山城を頼む!!」

 

 

「了解だよ!!」

 

 

「アハハ!これで三人!!後お前もだぁ!!」

 

 

カナが振り返るとそこには魚雷と主砲を構えていた神通が居りカナは襲い掛かる

 

 

「不味い!!」

 

 

「お前もあいつら見たいに死ね!!!」

 

 

「させませんよ!!」

 

 

カナの爪が振り下ろされた瞬間比叡が割り込み何とかカナの攻撃を防ぐとその後ろから時雨と阿武隈と不知火が走り左半身に主砲を放つ

 

 

「貴女の相手は」

 

 

「僕達だよ!!」

 

 

「沈んでもらいます!!」

 

 

「雑魚共がぁぁぁぁ!!」

 

 

その姿を見た叢雲と磯風が走り出そうとすると

 

 

「待つ……しぃ!」

 

 

叢雲の脚を息も絶え絶えになっている鈴谷が掴み慌てて振り返る

 

 

「ちょっと!何で邪魔するのよ!!」

 

 

「そうだぞ!あれでは皆が!!」

 

 

「違い……ますわ……!あの人……達は……もう…覚悟を……決めて…ますの!!」

 

 

「え?」

 

 

「どういうことだ?」

 

 

二人は全身がボロボロなのにも関わらず掠れた声で叢雲達に話し掛ける

 

 

「叢雲……達は……最後の……希望………だから…!

ここで……少しでも………休んで……!!」

 

 

「馬鹿言わないで!!阿武隈達だけで勝てる相手じゃない!!」

 

 

「分かって……ます……わ!!」

 

 

「まさか……お前達…自分達を足掛かりに飛行場姫を倒せと言うのか!?」

 

 

「正……解…!」

 

 

「ふざけないで!!そんなこと認められるわけないでしょ!!あんた達は下がってーー」

 

 

「叢……雲!!!」

 

 

掠れておりボロボロになっている鈴谷と熊野を見れずに走り出そうとするが鈴谷が手を離してくれず恐る恐る振り返ると

 

 

「お願…い……私達の……希望に…なって…?」

 

 

「……嫌よ、私はそんなつもりで戦ってるんじゃない」

 

 

「貴女を……認めてる……ですわ……私達は………立てなかった……から……」

 

 

「知らない知らない!!私は貴女達の希望になんてならない!!私は!!!」

 

 

「叢雲」

 

 

不意に古鷹が叢雲の肩を叩くとビクンと体を震わせながら拳を強く握り締める

 

 

「……嫌よ…だって私は……あんた達が傷付くのを…見たくない……だから…私は戦うのよ…それなのに!!」

 

 

「それでも………お願い……うちらの……」

 

 

「事を……信じて…くだ……さい……ませ」

 

 

掠れた声で言われながらも鈴谷と熊野は胸の内を叢雲に話していく

 

 

「うちら……正直…勝てると……思わなかったんだ……だってさ……作戦失敗してさ?飛行場姫が壊になってすっごい恐かったんだ

あの怒りと殺意に私達は威圧され押し潰されそうになってた

でも叢雲達はそれでも諦めなかった

飛行場姫は倒れてないまだ戦いは終わってないと教えてくれた」

 

 

「私達は既に死んだも同然でしたわ……それでも貴女達は立ち上がり私達に希望を見せてくれた

それは誰にも替えが効かないもの、大和さんにも長門さんでもない貴女だからこそ私達に希望を見せてくれた

だから、私達は再び立ち上がれた

木曾はそれを見て自らの役割を理解し貴女に託した

ならば私達も貴女にそれを繋げる役目がありますわ」

 

 

「そう、うちらは所詮兵器、ここで勝てなかったらしずむ運命使い捨ての兵器(艦娘)

 

でも貴女は違う」

 

 

「貴女は使い捨ての兵器(艦娘)に希望を見せてくれた

死しか見れていなかった私達に勝利いう一筋の光を」

 

 

アイツ(飛行場姫)を倒せるのはうちらじゃない」

 

 

飛行場姫(化物)を倒せるのは貴女だけ」

 

 

「誰よりも前に進み皆を引っ張るもう一人の連合艦隊旗艦」

 

 

「誰よりも小さく大きな背中を持ち決して絶望に屈しない希望の駆逐艦」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「お願い、私達に勝利(希望)を見せて

雷撃姫(叢雲)」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その言葉に叢雲は声を詰まらせると無言で鈴谷と熊野を殴り付ける

 

 

「いたっ」

 

 

「何……するん……ですの…?」

 

 

「………ばーか、私は希望何かじゃないわ

ただ諦めが悪くて馬鹿で戦うことしか出来ない弱い、弱い駆逐艦よ

でも、分かったわよ今回だけよ

今回だけあんた達に従ってあげる」

 

 

叢雲は腹部を押さえると血が滲んでおり唇を噛み大声で叫ぶ

 

 

「阿武隈!不知火!比叡!時雨!神通!!!

頼むわよ!!ソイツの体力を出来るだけ削って!!!」

 

 

その声を聞いていた阿武隈達は顔を合わせ笑い合うと返事をすぐに返す

 

 

「あったりまえ!!」

 

 

「やってやります!」

 

 

「はい!お任せください!!」

 

 

「僕も出来ることを見せてあげるよ!!」

 

 

「任せてください!!」

 

 

そう言うと叢雲はその場に残り言葉を聞いていた金剛達もニヤリと笑う

 

 

「なら、私達も行かないとデース」

 

 

「金剛!」

 

 

「ふ、そうだな叢雲に託さないと恐らく今回は勝てないからな」

 

 

「グラーフまで…」

 

 

「まぁ、エースに託すのは前から変わりませんからね

行きましょうか」

 

 

「ちょっと大井!!」

 

 

三人が前に出古鷹も出ようとするが大井に止められる

 

 

「駄目ですよ、貴女も我が鎮守府のエース何ですから信じて待っててください」

 

 

「………はい」

 

 

古鷹は何か言いたげであったが押し殺すと大井達はニヤリと笑い全速力でカナに向かっていく

 

 

「比叡!!援護しますよぉ!!!」

 

 

「お姉様!!」

 

 

「さぁ!やってやろうじゃないか!!」

 

 

「グラーフさん!!」

 

 

「海の藻屑にしてやりましょう!!」

 

 

「大井さんまで!!」

 

 

全員が集まると再びカナに向き直りカナはうざそうに全員を睨み付ける

 

 

「まだ邪魔をするのか雑魚共………良いだろう……それならまとめて海に沈めてやろうじゃないの!!!」

 

 

「行きますよ!!皆!!

希望(叢雲)に繋ぐため私達はここで負けます!!

ですがコイツに一子報いますよ!!」

 

 

「「「「「了解!!」」」」」

 

 

金剛の合図と共にカナと対陸艦隊と金剛達は最後の戦いをカナに挑む

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

太平洋、真っ白な海にて一人の深海棲艦が監視者から伝達を受け取り動き出そうとしていた

 

 

「………へぇ?監視者から伝達なんて珍しい

何々?『ドレス島ニ迎エ』

……ふーん、監視者からの伝達なんてよっぽどだし

カナ様に何かあったのかしら?良いわ!暇だったし!!行くとしましょうかお前達!!!」

 

 

その声と共に深海棲艦は杖を海面に突き立てると真っ白な海が動き始めドレス島へと向かっていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回

繋いでいけ

叢雲を一旦下げ金剛達が最後の敵カナと対峙し耐久を削ることに専念する
ドレス島に迫る何かの事を知らずに


イベントE3突破!!
と言うことで新人ですが……うん、良いわ本当に……
あ、後カナ戦ですが申し訳ありませんがもう少しかかります……すいません…(いい加減長いと自負してますが…)



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