艦隊これくしょん ー誰ガ為ノ戦争カー   作:霧雨鴉

526 / 594
我、沈マズノ姫 四

叢雲と長門は同時に走りだし、その後ろに磯風と古鷹が付いていくとカナは主砲を構える

 

 

「今奴が装填してるのが!あの時我々を苦しめた砲弾か!?」

 

 

「そうよ!!正直撃った直後に避けられる速度じゃないわ!!」

 

 

「なら!撃たせなければ良いのだな!!」

 

 

長門はそれだけを言うと叢雲の身体を掴むと一度止まり力を込め叢雲をぶん投げる

 

 

「頼むぞ!叢雲!!!」

 

 

「了解!!」

 

 

「なっ!コイツ仲間を投げやがった!?」

 

 

長門によって投げられた叢雲は全速力でカナに突っ込みカナも慌てて主砲を仕舞い叢雲の薙刀を爪で受け止める

 

 

「くっ、硬い!!」

 

 

「チッ、相変わらず他の駆逐艦とは違うわね!!」

 

 

そしてカナは叢雲の薙刀を弾くとその後ろから長門の正拳が飛んでくる

 

 

「くたばれ!!!」

 

 

「そんな攻撃効くかぁ!!」

 

 

だがカナはその拳を受け止め直ぐ様切り替えもう片手の爪を振り下ろし長門を切り裂こうとする

 

 

「させないよ!!」

 

 

古鷹はその振り下ろされた爪を正確に撃ち抜くと磯風が雷撃を放ちそれを見ていた叢雲と長門が後ろに飛び退く

 

 

「相変わらず精度が良いなぁ!!古鷹!!!」

 

 

「……弾着!!」

 

 

磯風が呟くとその瞬間カナに雷撃が命中し大爆発を起こすがカナはそんなことを構わずに長門達に襲い掛かる

 

 

「やはり効かないか!!」

 

 

「死ねぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

 

 

「任せろ!!」

 

 

カナが両爪で二人を切り裂きに掛かるが長門がその両手を掴み攻撃を止める

 

 

「長門!借りるわよ!!」

 

 

「存分にやれ!!」

 

 

その瞬間叢雲は長門の艤装を踏みつけると宙を舞いカナの頭部へと主砲を放つがカナは物ともしていない

 

 

「頭部への砲撃も駄目か!!」

 

 

「私の両手を掴むとは、握り潰されたい様だな!!」

 

 

カナがそう言うと長門の両手を全力で掴み爪が長門の手に食い込み更に握り潰そうとしてくる

 

 

「あぁぁぁ!!」

 

 

「長門!少し我慢して!!」

 

 

だが、叢雲はその状態を逆手に取ると薙刀を構えカナの頭部目掛けて振り下ろす

 

 

「読めてたわよ!そんなこと!!」

 

 

その振り下ろされた薙刀をカナは主砲を伸ばすことで防ぎ叢雲は薙刀の弾かれてしまう

 

 

「く、硬い!!」

 

 

「このまま引きちぎってやるわ!!」

 

 

「あぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

 

「長門!!」

 

 

「大……丈夫だ!!

ビック……7の力を……舐めるなよぉぉぉぉぉ!!!!」

 

 

握り潰されそうになっていた長門は更に力を込めるとカナの手を逆に潰そうと返すとカナの顔が歪む

 

 

「こ、コイツ!!意外とやるじゃないの!

でも悪いわね私まだ全力じゃないのよっ!!」

 

 

その瞬間カナは更に力を込めると長門の両手に爪が更に食い込んでいく

 

 

「ぐぎぎぎぎぎ!!!!」

 

 

「長門!今助けるぞ!!」

 

 

その言葉と共に磯風がカナの脚に雷撃と主砲を命中させそれと同時に古鷹も主砲を命中させカナは体制を崩し手の力が弱まる

 

 

「今だ!!」

 

 

力が弱まった瞬間を見計らい長門は手を離すと近距離で主砲をカナに撃ち放ち距離を取ろうとするが

 

 

「いや、今の状態で下手に距離は取れんか!」

 

 

少しだけ後ろに下がりあまり距離を取らずにその場に残る

爆煙に包まれながらカナの笑い声が聞こえる

 

 

「ハハ……いい判断ね、今距離を取れば撃ってたわよ」

 

 

爆煙が晴れていくとカナの腹部は少しだけ焼け焦げては居るもののカナにはほとんどダメージを受けておらず長門は流石に驚く

 

 

「……私の主砲をあの近距離で受けてほぼ無傷だとはな

とんでもないな、これが歴戦種か

成る程、確かに今我々が挑める相手ではないな

猿橋さんの言う通りだ」

 

 

「正直ここまで来ると私でも自信なくすわ

でもそうは言ってられないわよ……」

 

 

叢雲と長門は息を切らしておりカナも少し疲れが見える

 

 

「本当に……お前らはうざったるいわね……本当に!!ここまで私を追い詰め…苦しめたのはあんた達だけよ……!

全く…限界突破(オーバーリミット)もそろそろだし…殺したくは無いけれどお前達『だけ』はここで殺しておかないと確実に私達の…始元の脅威になる!!!

特に駆逐艦叢雲!!!お前にはまだ伸びしろが見えるからな!!!!『いずれ我々を倒しかねん脅威でありお前の中に居るソイツもろともな!!!!』」

 

 

「私の……『中に』居る奴?」

 

 

叢雲は何を言われてるのか分からないと言う顔をするとカナは長門と古鷹も指指すと睨み付ける

 

 

「お前達はどうやら堕ち掛けているだけだしな!!」

 

 

「っ!?こ、コイツ!!」

 

 

「まさか!そんなどうやって!?」

 

 

カナは息を切らせながら二人を睨み付けながら話し出す

 

 

「簡単だ……私はある程度の深海棲艦を操ることが出来、更に我々側に成りかけている奴は見れば分かるわ

まぁ、だからこそお前達はここで殺さないといけないんだけどな!!!」

 

 

カナが主砲を再び構えると叢雲達も身構え戦闘体制に入る

だが

 

 

「っ!?な……何だ……!!」

 

 

突然長門が頭を押さえるとその場にうずくまる

 

 

「長門!?」

 

 

「うぅ……!!な、…何…痛い…!?」

 

 

「古鷹!どうしたんだ!?」

 

 

その状態を見たカナは舌打ちをしながらある方向を睨み付ける

 

 

「………アイツ…何度余計な事をすれば気が済むのよ!!後で撃ってやろうかしら!監視者!!

…まぁ、良いわこれで二人は減ったわね!!」

 

 

「カナ!!お前古鷹達に何をしたの!?」

 

 

「私じゃないわよ、でもそいつらは終わりね

ほら良く見てみなさい」

 

 

古鷹と長門がうずくまっていると髪と肌が白く成り始めており磯風は後退りをする

 

 

「ま……まさか!!深海化!?」

 

 

「っ!!!あんた!!」

 

 

「どうやら監視者が発症させた見たいね」

 

 

二人は頭を押さえ苦しんでいるとしばらくしその場に倒れてしまい磯風と叢雲が声をかける

 

 

 

「古鷹!大丈夫か!?」

 

 

「長門!しっかりしなさい!!」

 

 

「無駄よ、その二人にもう声は届かない

さてと残りは三人かしらね!!」

 

 

カナはそれと同時に主砲を構えると磯風と叢雲が二人でカナを相手しようとする

 

 

「二人を放置して良いのか!叢雲!!」

 

 

「信じるのよ!あの二人は必ず戻ってくる!!それまで私達が戦線を維持するわよ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

遠い海の果て、監視者は真っ赤に染めた杖を海面に突き刺しているとカナの戦場を遠くから監視していた

 

 

「……さて、これが吉と出るか凶と出るか

海王(ネプチューン)が到着するのが先か、カナが負けるか

勝利の女神……いや戦いはどちらに軍配が上がるのかな

いよいよ、分からなくなってきたし

面白くなってきたな

お前達に倒せるかな、我々最強の一角が」

 

 

 

 

 

 





次回

向き合う心

カナとの戦闘中、突然長門と古鷹が倒れてしまった
それを補う為に叢雲と磯風はその穴を埋めようとする
そんな中長門と古鷹は自らの全てと対峙する


イベントの時期になるとやってくるスランプ……!!
まぁ、実際はイベントに集中し過ぎて小説が思い付かないってだけですがね!!!
今年中にはカナ戦を終わりにしたい()



  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。