艦隊これくしょん ー誰ガ為ノ戦争カー   作:霧雨鴉

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今回から新章です!


第三章 進撃セシ海上姫要塞
緊急召集


時は流れ、今は朝の九時

場所も変わりここは小笠原鎮守府

 

 

「今日も平和だなーこの島は」

 

 

この小笠原鎮守府の主兼提督佐渡はトンカチを片手に木材で壁を直していた

 

 

「そうですね、平和が一番ですよ提督

はい、釘ですよ」

 

 

「お、ありがと古鷹」

 

 

のんびりとしながら、古鷹に手伝って貰っており今日は提督室に他の三人も集まっていた

 

 

「提督、早く直してください

仕事が終わらないんですけど?」

 

 

「すまんすまんもう少しで終わるからさ秘書艦様は恐いですなぁ」

 

 

大井は眼鏡をくいっとあげながら注意すると、本日大本営から送られてきた書類を整理していた

 

あの後、大井自ら秘書艦を名乗り出てその訳を言ってくれた

 

『私は、戦闘経験がほとんどありませんから出撃しても二人の脚を引っ張るだけだと思います

なので叢雲達にある程度まで鍛えてもらい

その後、少しずつ出撃していきたいと思います

一々怪我をして貴方を心配させると面倒ですし

それに、私は前の鎮守府ではいつも書類整理等をやっておりましたからお役に立てると思います?』

 

 

と言われてしまい、二人は納得

それに、佐渡もその方が良いと思い、今に至る

結果的には、古鷹や叢雲より事務仕事に馴れており正直大助かりではある

たまに、佐渡がやろうとしたことを先読みするかの如く書類を渡したり先に終わらせているのが本当に助かる

 

 

「そう言えば、古鷹、叢雲。

大井の戦闘訓練はどうなの?」

 

 

佐渡が、トントンと木材を打ち付けながらソファーに寝転びながら漫画を読む叢雲と隣に居る古鷹を交互に見る

 

 

「悪くは無いけど、正直主砲での戦闘より搭載出来る魚雷が多いからそっち方面に育ててるけどねぇ……」

 

 

「そうですね……

命中率は正直悪いですね、取り敢えず主砲を的に当てることは出来ましたがまだまだですね

雷撃に関しては、センスはあると思いますよ?

ですがやはり外すこともありますので訓練が必要ですね」

 

 

二人からの評価を合計すると『雷撃だけ』らしく心配そうに大井を見るとボールペンを握り締め震えている

多分あれは悔しいとかではなく……

 

 

「いや、大井分かるよ?

俺もねこの二人は可笑しいと思うから」

 

 

「私も薄々は分かっていましたけど……

訓練を受けて本当に実感しましたよ………」

 

 

 

大井はその言葉に握り締めていたボールペンにヒビが入り、バンも机に叩き付けると二人を交互に指差す

 

 

「提督!!!この二人どんだけ強いんですか!!

一体何をすればこんな可笑しい駆逐艦と重巡が出来上がるんですか!!!」

 

 

その言葉に、二人は首を傾げるが佐渡は微妙な顔に頬を掻くことしか出来ずにいた

 

 

「叢雲に関しては!ひっきりなしに動き回られ、私はそれに追い付けずに主砲で撃たれてボロボロですよ!!

しかもいつの間にか雷撃撃たれて直撃!!

あんなの勝てるわけ無いじゃないの!!

しかも悔しくて二戦目挑んで主砲を避けられた所に追尾形雷撃!!

一方的ですよ!!一方的!!」

 

 

「……駆逐艦なら普通じゃない?

大井が遅いのよ」

 

 

「そんなことあってたまるか!!!」

 

 

その会話に、流石に大井に同情する佐渡と古鷹

叢雲の戦闘方法は主に近接戦闘での砲撃戦

敵に近付き、撹乱しながらその身軽さと小さな身体で確実にダメージ負わせていき仕留めていくスタイル

その他にも、追尾形雷撃と特殊雷撃に一度だけ使える一撃必殺コンボ

雷撃の着弾予測等様々な事を佐渡から教わっている

ある程度ダメージが、加算されたと思ったとき持ち前の雷撃でとどめと言う何とも慈悲はない

 

 




これって駆逐艦なら普通……普通じゃない?
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