そして長きに渡る戦いに決着が……
「誰が負けるものかぁぁぁぁぁぁ!!!!」
カナは怒り狂いながら主砲を構えるが叢雲がそれを蹴り飛ばすと主砲の向きを変えられてしまいその力に驚く
(何なんだ!何なんだコイツは!!!
コイツの力は私達と同じ姫Elite級の力!!コイツに取り付いているのは何なんだ!!)
「長門!アレを使うわ!!コイツにトドメをさすわよ!!」
「っ!了解!!」
叢雲は長門にある武器を使う指示を出すと意図を理解すると全速力でカナに近付きながら5発の雷撃をカナとは逆方向に放つ
「破壊してくれる!お前らの艤装なんぞ!!」
「やれるもんならやってみなさいよ!!!」
カナは爪で叢雲を切り裂こうとするもその一撃を叢雲は簡単に弾き飛ばしそして入れ替わる様に長門が近距離でカナに砲撃する
「くたばれ!!!」
「ぐぅ!このぉぉぉぉぉ!!!!」
叢雲の攻撃により装甲が破壊され長門の砲撃がダメージが通るようになっており確かな手応えを感じ再び爪が長門を襲う
「叢雲!長門さん!!伏せて!!」
その声が後ろから聞こえると叢雲と長門は伏せると直後古鷹の砲撃がカナに直撃しその威力にカナがふらつく
「ガハッ……こいつら!!!」
「叢雲!長門離れて!!」
そして次に瑞鶴達からも声が聞こえ少し離れると空から艦載機の爆撃が始まりカナは爆煙に包まれていくと
「チッ……ハエ共がぁぁぁぁぁ!!!」
「全艦隊!行くわよ!!
主砲砲撃用意!!撃てぇぇぇぇぇ!!!!」
更にそこに加え陸奥の指示により連合艦隊による砲撃が降り注ぎカナに大きなダメージを負わせていく
「ガハッ……まだだ……私は!!」
「まだ倒れないの!?」
「ほんと!硬すぎよ!!」
「長門!磯風!古鷹!!行くわよ!!」
「「「了解!」」」
叢雲の合図と共に四人はふらついているカナへ向けて走り出すと二門の主砲を四人に向ける
「近付くなぁぁぁぁ!!!」
「叢雲!私が左をやる!」
「了解!任せたわよ!!」
古鷹と叢雲はカナの砲弾を無力化しようとするとカナは砲撃体制を取ると古鷹は深く息を吐き主砲を構える
(落ち着いて、貴女なら出来るわ
貴女は強い!)
(……うん、かならずやってみせる!!)
静かにカナの砲撃を待っていると叢雲も薙刀を構えるとその瞬間を静かに待つ
「木っ端微塵にくたばれぇぇぇぇぇ!!!」
「「今!!」」
カナの両方も主砲から轟音が聞こえると同時に叢雲は刃を振るい古鷹は砲撃すると叢雲の砲弾は真っ二つに切れ古鷹の砲弾は横にそれ海面に弾着する
「何!?」
「覚悟しろ!!カナ!!!」
「ここで、終わりだ!!飛行場姫!!」
二人が砲弾を無力化するとそれと入れ代わると様に長門と磯風が突っ込むがカナはすぐさま対応し磯風の首を掴むと思い切り投げ飛ばし長門を蹴り飛ばす
「雑魚共が!!調子に乗るなぁぁぁぁぁぁ!!!」
「ぐっ!」
「やはりかなり我々ではキツイか!!」
「退きなさい!!」
だが、その後ろから叢雲が薙刀を振りかざすとカナへと刃を振り下ろしカナはそれを爪で防ぐが叢雲はどんどん押していく
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
「重い……!コイツ!こんなに……!?」
カナはその叢雲の攻撃を防いでる中背後に何か大きな影が見える
それは叢雲やカナより遥かに大きい化け物
そしてその化け物はカナを見下ろしながら笑みを浮かべ口パクでカナに話し掛ける
オ 前 ノ 敗 ケ ダ
「舐めるなぁぁぁぁぁぁ!!!」
叢雲の攻撃をいなすと主砲を叢雲に向けて砲撃するがそれよりも速く叢雲が動き砲弾を交わすとそれが海面に直撃し大爆発を起こす
「この距離でもか!!」
「終ワリヨ!!カナ!!!」
叢雲の両目は真っ赤に染まり髪先だけであった赤い髪は血が滲むように半分まで上がってきておりカナは恐れを抱く
(不味い!この私が負ける!!)
まるで目の前に小さい姿をした化け物を目の前にカナは震えながら叫ぶ
「この!!化け物がぁぁぁぁぁ!!!」
カナは両方の爪を振りかざし叢雲を切り裂こうとするもそれを交わされ薙刀を振り下ろしカナの右腕を切り飛ばす
「アァァァァァァ!!!!」
「さぁ!長門最後よ!!!」
「了解だ!!陸奥!!!全艦隊砲撃用意!!」
切り飛ばされた腕の痛みに苦しんでいるカナを横目に叢雲は薙刀を小さくすると艤装から二発の魚雷を取り出すとカナの両方の主砲にくっ付ける
「何してやがる!!!」
カナがそれを辞めさせようとするがそれよりも先に古鷹が顔を撃ち抜くとその痛みでカナはふらつくと設置が終わったのか叢雲が海面に降り立つ
「古鷹ぁぁぁぁぁ!!!」
「きゃあぁぁぁぁぁ!!!」
だがその瞬間古鷹がカナに吹き飛ばされてしまうと再び叢雲とカナの一騎討ちになる
「お前はまだ強くなるのか!叢雲!!!
答えろ!!お前達は何故略奪する!?
そんなに私達から奪って楽しいか!?嬉しいか!?
我々の犠牲の元に貴様らの平和があることに気付かないのか!!」
「っ!……そうね、正直な話あんた達から奪った平和で嬉しくないし楽しくはないわ
でもね、私達あんたを倒さなきゃいけないの!!
カナ、貴女のは敵として会いたくなかったもっと別の出会いをしていればこうはならなかったと思うわ!!!」
叢雲は不意に小笠原島に居るエアを思い出す
彼女も歴戦種であり話し合うことが出来る数少ない深海棲艦の一人にして覚悟と信念を持ちカナと似たようなぞんざいであるが故である
「貴様らは艦娘は人間の
自分の意思を持たず、願いを持たないただの兵器!!!
どんなに見た目が同じでもお前達は人間の代理でしかない
お前達は人間でも無感情の兵器でもない!!!ただ提督の言うことにしか従うことがない憐れでどうしようも無い存在ってことよね!違うかしら!?」
カナの言い分に叢雲は心を撃ち抜かれた気がした
全くその通りだったからである、佐渡の言うことが全て正しくそれに従ってきたからである
そして今カナを倒すことにほんの少しだけ困惑と葛藤がある
「……えぇ、その通りね
私達は傀儡であり兵器よ、でもあんたと同じ守りたいものがあって私はそれを守りたい
だから!!!私はあんたからこの島を奪う!!!!
私達の仲間を!信頼する友を守るために!!!」
「……ならお前達はやはり私の敵であり我々深海棲艦の敵だ!!!略奪者共!!!!
一人残らずこの海の底に沈めてくれる!!!!」
完全に叢雲とカナは敵対するとお互いが武器を構えると同時にカナは艤装から何か取り出すと切り飛ばされた右腕に注射すると右腕が再生する
「なっ!」
「左右不安定なのは嫌なのよ!!」
それと同時にカナが踏み込むと爪を振り上げ襲い掛かると薙刀で弾くと更にもう片手で叢雲の薙刀にぶつけるとその勢いで海面を引きずる
「ぐぅ…!」
「吹き飛べ!!!」
だがその瞬間カナは主砲を構えるとカナの横側から雷撃が命中し睨み付ける
「そう簡単に雷撃姫はやらせないよ!!」
「北上!!」
「雑魚がぁぁぁぁぁ!!!」
カナが主砲の向きを変えようとすると叢雲の後ろから幾つもの砲弾がカナに直撃し爆煙に包まれると後ろを振り返る
「まだ私達は残ってるデースよ!!」
「はい!まだ……撃てます!!」
「叢雲!雷撃で援護するよ!!」
「動けませんが……貴女を援護します!!」
「全く、固定砲台位しか出来ないけどやるわよ!!」
「叢雲ー頼むよ!うちらが援護するっしょ!」
「叢雲!私達の希望を繋いでくださいませ!!」
「不知火も…微力ながら援護します!!」
金剛を筆頭に倒れており動けなかった阿武隈達が残っている武器で精一杯援護することを聞くと叢雲は微笑む
「あんた達……もう休んでなさいよ全く…」
「クソが……雑魚共がぁぁぁぁぁ!!!」
カナが主砲を放とうとすると今度は真下から雷撃が命中すると叢雲に通信が入る
『叢雲!私達も援護する!』
「イムヤ!?あんた平気なの!?」
『へへ、何とかねまだ撃てはするから!』
『全く無茶してるの、でもここで無茶しないとなの!』
『安心して、私達が貴女を海から支える!』
『さぁ!やってやるでち!叢雲!!』
「……本当に馬鹿何だから!!」
「この略奪者共がぁぁぁぁぁ!!!」
カナはその瞬間叢雲に爪で斬りかかるが薙刀で弾きその状態から砲撃する
だが、カナにはほとんどダメージが入っておらず爆煙の中から手を伸ばすが砲撃に撃ち抜かれる
「やらせないよ!!」
「古鷹ぁぁぁぁぁ!!!」
「治るならまた斬り飛ばすだけよ!!」
叢雲はその瞬間に右腕を斬り飛ばしに掛かるがそれよりも先にカナが隠していた副砲を叢雲を狙い撃ち
「ぐっ!こいつまだ隠してたの!?」
「負けない負けない負けない負けない負けない負けない負けない負けない負けない負けない負けない負けない!!!!!
私が!この島を守るんだぁぁぁぁぁ!!!」
半狂乱になっているカナに再び長門達から砲撃と北上達からの雷撃によりダメージを負うと一気に宙へ飛び上がると主砲を別の方向に動かし北上達へ向ける
「私の!!邪魔をするなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
「まさか!アイツあの状態から!?」
「全艦!!上からの砲撃に気をつけーー」
「死ねぇぇぇぇぇ
「きゃあぁぁぁぁぁ!!!」
「空から砲撃何て!そんな馬鹿な!!」
カナが叫ぶとアブソリュートが正確に一人ずつ狙い砲撃を当てていきそれを見ていた叢雲は飛び上がろうとするとイムヤからの通信が入る
『叢雲!貴女に加速型を撃つわ!!それに乗ってアイツを撃ち落として!!』
「了解!!」
通信と同時にイムヤが放った雷撃が叢雲の脚に当たると勢いよく飛び上がり砲撃しているカナを斬り上げる
「カナぁぁぁぁぁ!!!!」
「また来たのか!!叢雲ぉぉぉ!!!」
カナはその状態から斬られてしまうと宙から落ちていくと海中に居るイムヤ達を視認する
「お前らが原因か!!潜水艦共!!!」
その瞬間アブソリュートを構えると海中へと砲撃すると海中で砲弾が膨張し大爆発を引き起こす
『きゃあぁぁぁぁぁ!!!』
「イムヤ!!あんた良くも!!!」
カナは海上に着地すると同時に空に居る叢雲へ目掛けて砲撃体制を取る
「それなら避けられないわよね!!死になさい!!駆逐艦叢雲!!!」
「不味い!!」
「そんなことは!!」
「やらせないよ!!」
だが、その瞬間青葉と衣笠がカナに衝突し無理矢理砲撃体制を崩させると砲弾が叢雲を反れる
「青葉!衣笠!!!」
「雑魚共がぁぁぁぁぁ!!!」
「「きゃあぁぁぁぁぁ!!!」」
叢雲の砲撃を反らした瞬間二人はカナに蹴り飛ばされてしまうが叢雲はそれよりも先に艤装から魚雷を取り出すと発射管に納める
「終わりよ!カナ!!!
雷撃射撃開始!!!」
叢雲は持っている全ての雷撃を放つとそれはカナを囲うように海面に命中するも爆発はせずに辺りを漂うばかりである
「アハハハハ!残念だったわね!!不発弾よ!!!」
「違う!これはお前を逃がさないためにだ!!!」
「何!?」
カナが落ちてきていた魚雷を確認するとそれはカナに近付いていき脚に当たると鈍い音がする
まるで弾薬だけが詰まっているかのように
「何だ!この魚雷!!」
「そいつは誘爆型!通常とは違い誘爆しやすいように造られた特別性よ!!」
叢雲の言葉に背筋を凍らせる急いで周りを見るとそれが10~15発程浮いておりそれが全て弾薬だけが詰められた物であると理解する
「っ!?!?!?!?」
「それだけを見ていて良いのかしら!?」
その瞬間叢雲がカナの目の前に落ちてくると勢いよく薙刀を振るい脚部の艤装切り落とす
「なっ!脚を!?」
「これでもうあんたは逃げられない!!!
終わりよ!飛行場姫カナ!!!」
「全艦隊!主砲用意!!」
長門の声にカナが気付くと動ける艦娘達や主砲が生きている艦娘達は全てをカナへと向ける
「っ!!!不味い!!!」
その光景を見てカナの背筋が凍り付きその場から退避しようとするも脚が破壊されており身動きが取れない
「全ての砲弾、魚雷、弾薬を使いきれ!!!
連合艦隊最後の砲撃!!狙いは飛行場姫!!!」
長門が指示をすると連合艦隊全ての艦娘が主砲をカナへ向け一斉に掛け声を上げる
「「「「「撃てぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」」」」」
「沈むデース!!!!」
「いっけぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」
「海の底へ……沈めぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」
全ての砲撃、雷撃、爆撃がカナに集中しその砲弾が降り注ぐと叢雲が放っていた誘導型が誘爆型に当たる
「この!!!!!略奪者共ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
カナの絶叫と共に全てがカナとアブソリュートに着弾し今まで最大の大爆発を起こすとその勢いに長門達は押され顔を押さえる
「……全弾命中…だな…」
長門の一言が終わるとカナは爆煙に包まれており辺りに一時の静けさに包まれる
「……終わりね、これで……うぅ…」
「叢雲!」
最後の攻撃をした叢雲は力抜けたのかフラフラと倒れそうになるが磯風がそれを支える
「お疲れ様、叢雲」
「えぇ……疲れたわ……」
爆煙は未だに晴れていないがカナの方角からは爆発音が聞こえ確実に破壊されていることが分かる
しかしいきなり轟音が響き渡り金剛へ砲弾が直撃し大爆発を起こす
「ガハッ……」
「金剛!!」
その砲撃は爆煙の中から聞こえ砲撃の勢いに爆煙が掻き消されると全身を火傷し血塗れになっているカナが姿を現す
「ま、まさか!?」
「まだ生きてるの!?これで二回目よ!!!」
「マダダ!!!私ハ!!私ハ負ケテナイ!!!!
私ハ負ケナイ!!!ピースノ帰ル所ヲ
!!!!
ガハッ……守ルンダァァァァァァァァァァァ!!!!」
吐血し身体がボロボロになりアブソリュートにもヒビが入っているのにも関わらずカナは海面に手を付きながら叢雲達を捉えていた
それは自らの信念であり自らの存在意義であるかの様にあがき最後の力を振り絞る
「あんな状態でもまだ動けるの!?」
「くっ……化け物め!!!」
だがカナとアブソリュートは限界を迎えており二門の主砲には大きくヒビが入り艤装自体も半壊していた
カナも頭から血を流し左目が閉じており身体から至るところが焼け焦げ出血しボロボロになりながらも無理矢理動き撃とうとしている
「これ以上は……!!!」
叢雲はその状態から一つだけ突破口を見付ける
それは先程叢雲が付けたアブソリュートの主砲にある誘爆型が爆発してなかったのである
「古鷹!!あれを撃ち抜ける!?」
「あ、あれを!?」
「かなりキツいとは思うけどお願い!!!」
「……了解!!」
古鷹は全神経を集中させるとカナの主砲に取り付けられている誘爆型を狙い撃とうとする
残る砲弾の弾薬は一発、絶対に外せず、もし弾薬があっても次からは警戒される
だからこそ絶対に外せない
いつも撃っている砲弾がずっしりと重く古鷹は震えてきてしまう
(当てる当てる当てる当てないと当てないと!!!)
途中で目を閉じてしまうと不意に手を握られ目を開ける
「………叢雲」
「…大丈夫よ、貴女なら当てられるだから頼むわよ
「……うん!」
叢雲に勇気付けられると古鷹は大きく深呼吸をすると静かに呟く
「………撃て!」
古鷹の砲弾は真っ直ぐ飛びカナの頭部をすり抜けるとそのままアブソリュート本体にくっついている誘爆型を撃ち抜き大爆発を引き起こす
「アァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!」
その爆発により更にアブソリュートが傷付き右の主砲に入っていたヒビがどんどん大きくなり小さく爆発していくとカナは重量に耐えきれず海面に顔を付けてしまう
「艦娘共ガァァァァァ!!!!略奪者共ガァァァァァァァァァァ!!!!!」
カナが再び顔を上げると目の前から雷撃が迫ってきていることに気付く叢雲を見る
「……悪いわね、これで終わりよカナ」
その雷撃は叢雲が隠し持っていた雷撃
もしもの時の様に残しておいた最後の雷撃であり正真正銘トドメになるもの
それがカナに直撃するとカナは爆風に吹き飛び身体が再び立ち上がるとアブソリュートの主砲と砲弾の部分が爆発していき耐えきれなくなっていく
そして
「許サナイ………オ前ラヲ……私カラ全テヲ奪ッタオ前達ヲ………
コノ人間共ガ………コノ
カナの叫び声と共にアブソリュートが限界を迎えたのか接続部分が破壊され主砲にヒビが走り崩壊していくと勢いよく周りの空気を吸う
その瞬間カナは叢雲の向こう側にあるドレス島を見つめ手を伸ばしながら一筋の涙を流す
「ごめんね……
「っ……」
そして次の瞬間アブソリュートの弾薬に引火すると辺りの空気を震動させるほどの大爆発を起こしその爆発に長門達は背を向ける
アブソリュートの大爆発は想像以上であったそれは長門達の肌をすこしばかり焼くほどの火力であり長門達は顔を反らす
だが、叢雲だけはその爆発から目を背けずにゆっくりと沈んでいくカナを見ていた
「……やった…のか…?」
長門が次見た時はアブソリュートの主砲が空を向いておりゆっくりと海中に沈んでいく
そしてその破壊されていくアブソリュートからはまるで何か化け物の叫び声のような音が聞こえ海中に姿を消していく
その姿をイムヤ達が確認すると海上に飛び出す
「飛行場姫!!!!!」
「撃沈!!!!」
「確認なのね!!!!」
「私達の勝利よ!!!!」
イムヤ達によって告げられた言葉はすこしばかりの沈黙の後に連合艦隊の艦娘達は大声を上げて勝利を喜ぶ
「やっっっっったぁぁぁぁぁ!!!」
「勝った!勝ったぁぁぁぁぁ!!!」
「やったんですわよ!!私達はやったんですわよね!!!!」
「よっしゃぁぁぁぁぁ!!!」
「勝ちましたか!!!!」
「やったデース!!!!」
連合艦隊の面々が勝利を喜びお互いが生き残ったことを泣いて喜んだ
そして撃沈したカナはゆっくりと破壊されたアブソリュートと共にドレス島の海溝へと沈んでいく
次回
連合艦隊の勝利!!そして
最強と呼ばれるカナを見事撃沈した連合艦隊、その戦いはかなり苦しく険しい道のりだったのにも関わらず彼女達は見事その戦いを乗り越えた
だが、勝利に受かれている彼女達には更なる試練が……
カナ戦終わりましたねぇ……
凄い感慨深かったですわ…ぶっちゃけこれ最終回でもいい気がした(燃え尽きた感)
まぁ!まだ半分なんだけどね!!