「それに!!何ですか!古鷹さんの砲撃と雷撃の命中精度!!
どんなに避けようとしても先回りされて当てられるし!!
しかも何で全て一撃大破まで持ってかれるのよ!!」
「えっと……私は叢雲見たいには動けないから少しでも砲撃の命中率を上げて叢雲の助けになりたくて頑張ったらこうなっちゃったんだあはは……」
「……健気過ぎるわね」
「分かるぞ大井」
古鷹の戦闘スタイルは中距離砲撃形
冷静そして、確実に相手を仕留めるために一撃を鍛えぬいた物
重巡の火力と叢雲のスタイルに合わせたやり方の為一人での戦闘にはあまり向かず基本的には叢雲と同時に出撃させている
ただし、その命中精度は百発百中とは言わないがほとんど外したことない
叢雲程とは言わないが、敵を一人の敵を凝視し続ける事で次にどのような動きをするのか大体理解し先手をうってくる
「何ですか!!この二人は!?」
「さ、さぁ…?俺にもわからん」
佐渡がこの二人に教えたことと言えば、ある程度のCQC、それぞれの戦い方、対人戦闘、近接戦、砲撃の体制位である
それ以外は自分達で何とかしたらしい
正直、ここまで強くなるとは思わなかったけど
「嘘ね、大井。
この自称普通の司令官も大分可笑しいから」
「はい?叢雲さんそれどういう……」
すると、不意に佐渡の携帯が鳴り出し工具を古鷹に預け電話に出る
「はいはい、どちら様ですか?今、うちの娘達と大事なお話タイム何だけど?」
『それはすまなかった。だが緊急なのだ許してくれ』
「げ、元帥!?」
唐突過ぎる元帥からの電話に驚愕し、携帯を落としかけるが何とか持ち直す
その言葉に三人とも反応し、各々やっていることを辞める
「え、えっと……私に何か御用でしょうか?」
『あぁ、すまない本日の予定はあるか?』
「えっと………大井、今日の予定は……」
大井に聞くと、両手をバツにし特に大事な予定がないと佐渡に行動で示すと再び電話に出る
「特にありません。どうかされましたか?」
『あぁ、すまないがこれから大本営に来てくれないか?
緊急なのだ』
「大本営に?分かりました今すぐ向かわせて頂きます」
『急な呼び出しに応答してくれて感謝する
詳しくはこちらに来て話す
大本営の三階会議室に来てくれ
既にそちらへ迎えの艦娘達を送っている、恐らく残り十分位で着くだろう
では失礼する』
ブツッと電話が切れ、携帯を服のポケットに終うと大急ぎで椅子に掛けてあった上着を羽織る
「叢雲、準備しろ
出掛けるぞ」
「…分かったわ、大本営?」
「あぁ、何かあったらしい
大方、どっかの鎮守府に出たか日本近海で何か居たんだろう
元帥からの電話なんてそれぐらいだろう」
叢雲は立ち上がると、漫画をしまい準備のために自室へと戻る
「提督……」
古鷹が心配そうに佐渡を見上げるが、微笑みながら頭を撫でてあげる
「鎮守府を頼んだぞ
大井、留守番を頼む」
「どれくらいで帰ってくるの?」
「恐らく、夕方位にはなるだろう
気を付けろよ」
「了解、そっちこそ気を付けてね」
佐渡は、準備を終え外に出ると既に艤装を纏った叢雲が海上に立っており、目の前から来た迎えの艦隊の艦娘達と話している
艦隊の艦娘達が佐渡の姿を見ると敬礼をする、それを返すように佐渡も敬礼で返す
「お迎え、恐縮の至りであります!
本日はよろしくお願いいたします!!」
「はい!こちらこそ、私は今回の旗艦を任された朝潮(あさしお)です!!
よろしくお願いいたします」
「よろしく、朝潮さん」
佐渡は、手を出し握手をしようとすると朝潮も佐渡の手を取り握手をする
「会えて光栄です、『戦闘の天才』佐渡様!」
「やめてくれ、俺はそんなんじゃないって
あと様と敬語いらないよ楽にして」
「はい!」
「早くしなさいロリコン司令官」
「叢雲さんや……
辛辣すぎやしませんか?」
佐渡は、叢雲が準備したボートに乗るとエンジンを掛け朝潮率いる艦隊と共に大本営へと航行する