艦隊これくしょん ー誰ガ為ノ戦争カー   作:霧雨鴉

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オーバーヒート…? 二

ここは場所変わり談話室兼居間に全員を集めていた

佐渡が風呂から上がり服を着替え訪ねるとある意味目を疑う光景が飛び込んできており目を疑う

 

 

「あー……むん……うまー……あー……最高ー……妖精……もっとー……」

 

 

「ほら!お前らどんどん持ってこい!!

お菓子だ!大量のお菓子をカナの口にぶちこんでいけ!!」

 

 

「「「りょ、了解!!」」」

 

 

「コーラー………」

 

 

「次は飲み物だ!!早くしろ!!」

 

 

「……何この状況」

 

 

コタツに身体ほとんどを突っ込んだ状態でカナは口を開けその中に妖精達がひっきりなしにポテチを入れており近くには巨大なコップにコーラが入っておりそれをストローで飲ませている

流石の佐渡も驚き突っ込むと夕張とα達がババ抜きで遊んでおりエアもコタツでのんびりとアイスを頬張っている

 

 

「………………ここは本当に鎮守府なのか?

いや、そうだよな?夢とかじゃ無いよな?うん?」

 

 

「何意味わからないことほざいてるのよお馬鹿

早く入れば?」

 

 

「良し!あたし上がり!!」

 

 

「チョ!夕張様早イ!」

 

 

「グヌヌヌ!トナルトα持ッテル!?」

 

 

「シ、シーラナイ……」

 

 

「……考えても無駄っぽいなよし入ろっと」

 

 

佐渡はコタツに入ると脚を何かにぶつけるとカナの身体が揺れる

 

 

「ちょっと~……冷たいから触らないで~……

触るなら……暖めてからに……してよ~……」

 

 

「あ、ごめん」

 

 

「完全にオフになったわねコイツ」

 

 

思い切り寛いでいるカナをエアが見ていると佐渡は本題に入る

 

 

「な、なぁエア?

カナはどうしたんだ?」

 

 

「は?何がよ?」

 

 

「嫌……さ?…何か大分さっきと違わなくないか?」

 

 

「あー……あんたは知らなかったっけ?

カナはドレス島では大半がこんな感じよ?

まぁ、簡単に言うと反動ね

カナは深海棲艦の中でもかなり真面目でね、いつも気を張ってるのよ

だからたまにこうやって気を思い切り緩めてのんびりすることがあってねそれが今よ」

 

 

「へ、へぇ……」

 

 

佐渡がカナを見ると確かに真面目だった面持ちは見る影もなく消えており脱力し動こうとする気配が無い

その姿を見てか佐渡は一つの疑問を解決するためにカナの側に移動する

 

 

「ちょっと~……寒いから開けないでよ~……」

 

 

「なぁ、カナさんやさっき冷たいから触るなって言ったよな?」

 

 

「言ったー」

 

 

「……じゃあ暖かったら良いのか?」

 

 

「……なーにー?……触りたいの~?」

 

 

「え、あ、うん」

 

 

「どーこーをー?」

 

 

「え、えっと太股とか?」

 

 

「いーよー……好きにすればー…?…たーだーし…暖かい手で触ってよねー……」

 

 

「……あの、手とか切り飛ばさない?」

 

 

「……はー?……何でー…そんな……疲れることしないといけないのー?……別に減らないしー……好きにすればー……?

あー…遠慮してるのー?胸とかでもー……良いわよー……」

 

 

佐渡のセクハラ発言に全く同様せず目を丸くしエアを再び見ると溜め息を付きながら頭を抱えている

 

 

「あー…うん、今なら触りたい放題よ!!やったわね!佐渡!!」

 

 

「いやそこは止めろよ!?」

 

 

「いや、発言したの佐渡提督じゃん!?」

 

 

「うん!そうだったね!!夕張ちゃんありがと!!

俺可笑しくないよね!?」

 

 

ボケをボケで返され流石の佐渡がツッコミといつの間にかこちらに来ていた夕張にツッコミされてしまいカナの頭を撫でる

 

 

「んー……何よー?頭で良いのー?…男なら胸とか下とか触れば良いじゃーん?」

 

 

「嫌な?流石にそんなこと佐渡さんしないよ?」

 

 

「触りたい癖に我慢は良くないよー?ほらほらー?」

 

 

「ウッ!!!!!

佐渡さん!深海の誘惑には負けないぞっ!!」

 

 

「何してんのよあんた達……」

 

 

佐渡とカナのやり取りに流石にエアがツッコミを入れると再び本題に入る

 

 

「まぁ、オフになったのは分かるんだが、何でカナは身動き一つ取らないんだ?」

 

 

「あー、それは単なるカロリー不足よ」

 

 

「カロリー不足?」

 

 

「えぇ、カナは他の深海棲艦とは違ってかなり多くのカロリーを消費するの

特にカナが操ってた特殊陸上型艤装アブソリュートは使用するにはかなりのカロリー消費してるって聞くし

カナにとって食事、カロリー摂取は大切なのよ

何せ食べないとこうなっちゃうからね」

 

 

「成る程……あ、だからあの時!」

 

 

ここで佐渡は昨日エアがカナに無理矢理唐揚げを食べさせた事を思いだし納得する

 

 

「そ、だから無理矢理にでも食べてもらわないと困るのよ

こうなっちゃうとコイツ一日この状態よ

……完全脱力状態と言うことでカナの事一日頼むわよ」

 

 

「えぇ……カナが嫌がるでしょ……」

 

 

「良いわよー……世話役とでも思っとけば良いしねー……人間嫌いだしー……借りも作りたくないんだけどーねー……

エアに作るよりー…マシー」

 

 

「良いのかよ……と言うかありがとうなカナ」

 

 

カナにお礼を良いながら頭を撫でていると不服そうに頬を膨らませる

 

 

「やーめーろー!頭撫でるなー!!

人間が頭触れるのはーきーらーいー!!」

 

 

「良し!なら今のうちに撫でておこう!!!」

 

 

「こーろーすーぞー!!下半身とか胸とかは良いけど頭はー撫でるのは少しだけだー!!!」

 

 

「待ったそれ可笑しくないか!?

何!深海棲艦は貞操観念無いんですかねぇ!?」

 

 

「「貞操……概念……?」」

 

 

「マジっすかこれ本当無いパターンやんけ!?」

 

 

「ちょっとー!佐渡提督!皆が居ないからってそんなことさせないんだからね!?」

 

 

「うん!夕張ちゃん居てくれて本当にありがとう!!!

居てくれないと俺マジ危ないわここ!!誘惑に負けそうだゾッ!俺!!」

 

 

佐渡が頭を悩まさせているとカナは脚でエアの脚を二回蹴るとエアは微笑みながらその意味を理解する

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(……ふーん?本当に貴女の思い通りになるかしら?カナ?)

 

 

 

 

 

 





次回

深海棲艦達との日常

カナの脱力状態により一日佐渡が世話することになったのだがカナは全く動こうとせず佐渡はそれに翻弄される……


リアル忙しくてつらひ…


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