艦隊これくしょん ー誰ガ為ノ戦争カー   作:霧雨鴉

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夕張 過去編 七

私はそれからと言うものこの大本営での仕事をやり続けた

基本的には持ってくる艤装の修理と新しい艤装や武器の開発、改装

それを徹夜でやり続けたりした

……正直、向こうの鎮守府でやってたことと変わらなかった

違うとしたら明石や如月さんたちと言う新しく仲良くなった人達が出来たと言うこと

 

 

「やっほー!夕張ちゃんいるー?」

 

 

「あー!如月さん!また来たんですか!?」

 

 

「いやはは、実は執務やりたくなくて逃げてきちゃった!」

 

 

「ちょっとー、如月さん大丈夫何ですかー?

私達匿ってるのバレたらどやされるですよ?」

 

 

「へーきへーき!僕は大元帥だからね!

(しの)位簡単に騙せ」

 

 

「誰を簡単に騙せるダァ?如月?」

 

 

「…………逃げ!!!」

 

 

「捕まえろ島風」

 

 

「ほっほーい!!」

 

 

「ぬぁぁぁぁぁ!!!!島風ちゃん使うのは反則だろぉぉぉぉ!!!!」

 

 

「「あはは!」」

 

 

ちょくちょく如月さんは執務を抜け出しては工廠に顔を出しいつも東雲さん達に捕まっていた

東雲さんも悪い人では無く私の事を認めてくれている

 

 

……次第にここでなら私は楽しく生きていけると思っていた

それと同時に冷血も居たら……と考えてしまう

結局、冷血の事は二人に聞いても教えてくれなかった

でも一つだけ教えてもらった

 

 

「…冷血…ちゃんだっけ?彼女はずっと君を助けたいと願っていたんだよ」

 

 

「だからこそあの鎮守府を破壊した

囚われていたお前を外に出すために

……お前は生きろ、アイツの思いを無駄にするな」

 

 

その言葉は似ていた狐仮面の男の人に

 

 

 

『アイツは酷い艦娘何かじゃねぇ!アイツは自分がしてきたことに後悔していた!ずっと苦しんでいた!!

 

お前だけはアイツを信じてやってほしい!

 

…冷血は最後までお前だけを心配し自由にしたいと!笑顔にしたいと望んでいた!全てを失ってでも!!』

 

 

……ほんの少ししか会わず会話をしなかった恐らく深海側の人間

でも私はあの人が悪い人には全く見えなかった

 

 

だからこそ私は思う冷血は深海側と繋がりが合ったのだと

それを言うことはない

…これ以上彼女を汚したくないから

 

 

それからと言うもの私は工廠で働き続け色々な人に出会ってきた

明石の提督や長門さん達に大和さん達

色々な人がここに訪れ私は楽しい毎日を過ごしていた

 

 

そして一大事件が大本営で発生する

 

 

「え!?き、如月さんが行方不明!?」

 

 

「ら、らしいよ……如月さんと東雲さんが太平洋に視察に行ったとき嵐に巻き込まれて如月さんが海に投げ出されたんだって

今大本営総出で捜索してるらしいけど……」

 

 

「そ、そんな!!こんなことしてられない!!」

 

 

「ちょっと夕張駄目!!!」

 

 

「止めないでよ明石!!あの人は!!」

 

 

「太平洋と言えば!深海側最強の一角飛行場姫の縄張りだよ!!

あそこに深入りしたら誰も帰ってこれない!!

信じて待つしかないよ!!」

 

 

「そ、そんな……」

 

 

また失ってしまうのか…?

如月さんが行方不明になってから四ヶ月後ある情報が大本営を駆け巡った

 

 

如月さんが見付かり帰ってきたのだ

どうやら無人島(・・・)に漂着し何とか東雲さん達が見付けられたらしい

安堵のため息と共に笑みが溢れた

良かった、また失わなくて済んだと

 

 

そしてしばらくたったある日如月さんが工廠に来てとんでもないことを言い出したのだ

 

 

 

「なぁ!聞いてくれよ!!

もしかしたら戦争を終わらせることが出来るかもしれない!!」

 

 

「「………はい?」」

 

 

突然言われたことに私達は拍子抜けしているとその後ろに居た東雲さんにおもいっきり殴られる

 

 

「馬鹿野郎、まだ出来てないことを口にするな」

 

 

「いやでもさ!この戦争を終わらせることが出来れば艦娘も!深海棲艦も手を取り合えるんだよ!!」

 

 

「はぁ………すまん妄言だと思っといてくれ」

 

 

「ちょ!しの!酷くない!?」

 

 

「黙ってろ脳内お花見一色モード野郎

毛虫の海に沈んでろ」

 

 

「そこまでなのか!?と言うか酷すぎないか!?」

 

 

 

その時如月さんから言われた言葉は全く意味が分からなかったが後になって分かった

大本営が騒がしくなったある時聞かされた

 

 

敵の本拠地を見付けたと

そしてそれを叩くと

 

 

作戦が結構されるまで私達は大忙しであり毎日寝ないで働いてた時休憩中廊下で如月さんが電話していたのを盗み聞きしてしまった

 

 

「うん…うん……大丈夫こっちは予定通りに攻めるよ

そっちは?……そうなんだ、分かった

任せておいて!共に戦争を終わらせよう、手を取り合って生きていこう!」

 

 

その内容を聞いて確信した

あの人も深海側に知り合いがいると

……でも分からなかった何で深海側が戦争を終わらせようとしているのかが

 

 

本拠地への進行が始まり作戦は成功した

深海棲艦達が世界の海から姿を消した

そして本当の終わりを迎えた

 

 

大本営から終戦が発表され艦娘達は喜び泣いていた

私もやっとやることを終わったのだと思うと同時に…冷血の事を思い出す

 

 

「……居てくれたら…冷血も喜んだだろうな…」

 

 

終戦が発表され大本営から鎮守府へと授与式が行われ鎮守府の解体が発表される

明石は恋人である提督と共に出席するらしく私は工廠にて最後のチェックを行っていた

 

 

「ここともお別れかぁ……名残惜しいなぁ……」

 

 

私が機材を触っていると突然地響きの様な物が工廠内に響き渡る

 

 

「……え?…地震?…いやここは地下……だよね?」

 

 

この感じには覚えがあった嫌な予感がした

私は慌てて工廠の扉を開けようとするが何故か開かない

 

 

「ど、どうして!?何で開かないの!?」

 

 

『あら?誰か中に居るのかしらぁ?』

 

 

扉の外から聞いたことない様な女性の声が聞こえ私は扉を叩く

 

 

「あ!あの!すいませんここを開けてください!!!」

 

 

私は叩きながら外にいる女性に開けてもらうように願うが女性から返答はない

 

 

「あ!あの!!!!」

 

 

『貴女はそこに居なさい

出たら貴女も死ぬわよ、狐のお友達、冷血の宝物さん』

 

 

「っ!!!!????」

 

 

突然その言葉を言われ私は後退っていくと女性は話を続ける

 

 

『人間は愚かで哀れな生き物ね

欲に狩られ目の前の物に飛び付く悲しい生き物

でも貴女は違う、貴女達(艦娘達)は違う

人により変わる、変わっていける

ここにいれば安全よ、ここは誰も汚さない』

 

 

それだけを言うと女性は工廠の扉から離れ廊下を歩いていく音が聞こえ私は拳を握り締める

 

 

(……間違いない深海棲艦側の人…まさか大本営を…?

…出ないと…でも恐い……)

 

 

その場から私は工廠の奥へと避難しようとするが一瞬だけ如月さん達の事を思いだしすぐさま行動に移した

 

 

「駄目!皆を助けなきゃ!!!」

 

 

艤装を身に付け工廠を開けようとするが鍵がしまっており開かない

初めて艤装を動かし私は工廠の扉を撃ち抜くと外から轟音が聞こえてくる

 

 

「急がなくちゃ!!皆!無事でいて!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回

輝くもの

大本営を襲う深海棲艦の攻撃
再び夕張に襲い掛かる不幸に涙を流す

ちょっと早めの投稿です!
何とか暇な時間が確保出きましたぁ……


…え?次回予告と違う?
……すいません書ききれませんでしたぁ!!!(次回書きます許してください!!)

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