艦隊これくしょん ー誰ガ為ノ戦争カー   作:霧雨鴉

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第十二章 パーティーと温泉と各々の記憶
見当違い


夕張とカナの加入から三日後のある日一本の電話が提督室で雑務をしている時に届く

 

 

「パーティー……ですか?」

 

 

『はい!東雲大元帥が今回の功績を称え参加した鎮守府だけでのパーティーを開こうと仰っておりまして

是非とも今回の勝因となった小笠原に参加してほしいと思いまして』

 

 

「はぁ、それって他の関係者とかも参加するんですよね?

だったらうちは………」

 

 

『いえ!今回だけは特別に作戦に参加した艦娘と提督のみで執り行うらしいんですよ!

どうですか?佐渡提督?』

 

 

「……一応聞いておきます、それって拒否権あります?」

 

 

『多分無いですね』

 

 

「アハハ……デスヨネー

て言うか!それなら何で聞いてきたんですか!?大淀さんんん!!!」

 

 

『建前って大切じゃないですか?』

 

 

「言うようになりましたねぇ、このこの」

 

 

『誉め言葉として受け取っておきます、では!日程は後日お伝えしますね!』

 

 

そう通話が終わると佐渡は深くため息を付き二人の秘書艦に心配される

 

 

「……また大本営の無茶ぶりですか?」

 

 

「アトミラールも大変だな、本当に」

 

 

「ん?あぁ、違う違う今晩全員揃ったときに話すよ」

 

 

デスクワークをしながらそう話すと提督室でくつろぐエアが茶化してくる

 

 

「あんた達、あの戦いで一番目立ったからねぇ

ま!あんたの負担が増えたのは楽しいから良いんだけどね!」

 

 

「エアこのやろう、お前晩飯にワサビ入れるぞ」

 

 

「あんたのー……鎮守府……大変…そうねぇ……」

 

 

「誰のせいだと思ってるカナ?」

 

 

エアの反対側でオフモードになっているカナが少女漫画を読んでおりポテチ片手にのんびりとしており服もだらけている

 

 

「と言うか、カナさんやお前オフでものんびりし過ぎじゃないか?」

 

 

「仕方ないー……じゃない……私ー……あの戦いで…死力使い果たし……たん…だもん……」

 

 

歴戦種、改め壊滅種飛行場姫、カナ

大本営の大型作戦ドレス島奪還作戦にて対峙した最強クラスの姫級であり何度も叢雲達を追い詰めた最強の個体

実力は誰もが見て化け物と呼ぶに相応しくその戦闘映像を見ただけで新人が提督になるのを諦めるほどなのだが……

 

 

「……なぁ大井さんや、グラーフさんや、これが本当にあの壊滅種の姫なのか?」

 

 

「……すいません、提督

それは私もここ数日全く同じ事思ってました」

 

 

「……あの時の気迫を全く感じられない…な…

間違いないとは思うのだが…」

 

 

ここ数日、カナは長期間のオフモードに入っており他の艦娘に助けてもらってたりとあの時の気迫は全く感じられていない

 

 

「戦いがー……無い時は……いつも…こんな…感じ……よー……」

 

 

ぐったりとしているカナを見ていると何故か頭が痛くなっている大井を横目に佐渡がパソコンを操作していると突然提督室の扉が開く

 

 

「へーい!提督ー!

ティータイムにしましょー!!!」

 

 

「お?そんな時間か、二人とも少し休憩しよう」

 

 

「そうですね、ちょうどゆっくりしたかったし」

 

 

「だな、珈琲を入れよう」

 

 

飛行場姫戦後の二人を迎え入れた小笠原は一日平和でありゆっくりと時間が流れていく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「と言うことで、今度パーティーを開くらしいんだ

因みに全員参加だ」

 

 

そして時は流れ夜になり全員が食卓に着き食事を取っていた

 

 

「へぇ、粋な事するじゃないあのクソ野郎」

 

 

「ちょっと叢雲!……でも珍しいですね、あの人がそんなことするとは思わないですからね…」

 

 

二人が今回の東雲の行動に驚いていると大井とグラーフがその理由を説明する

 

 

「まぁ、確かにこれくらいはあっても良いんじゃないですか?

何せ今回の事で深海側に大打撃を与えたんですから」

 

 

「歴戦…いや、壊滅種の姫を倒したんだ

太平洋の制海権は奪えたも同じだ」

 

 

二人が話し終わると長門が突然立ち上がり携帯を取り出す

 

 

「ん、どした長門?」

 

 

「いやすまない、唐澤さんからだ

…珍しいなこんな時間に」

 

 

「お、愛しのダーリンからか」

 

 

「辞めてくれ、まだ違う」

 

 

「まだ?今、まだって言ったデース!?」

 

 

「もしかして付き合ってるの!?」

 

 

「へぇ、やるじゃないの長門」

 

 

「もうお付き合いしてたんですね!流石長門さん!!」

 

 

「待て!付き合ってないし、そんな予定はない!!」

 

 

長門は必死に否定し騒がしくなる食卓の扉が突然開く

 

 

「ごめんなさい!遅れました!!!」

 

 

「遅いぞー夕張ちゃんー?」

 

 

「いやーごめんごめん!回路がもう少しって所だったからさ

お、今日も美味しそう」

 

 

夕張が席に付くとそれと入れ代わる様に長門が電話しながら外に退出していく

 

 

「そう言えば、夕張ちゃんも参加何だっけか?」

 

 

「はんのはなしでひゅか?(何の話しですか?)」

 

 

「夕張さん、口に物を入れながら話さない」

 

 

「あ、ごめんなさい」

 

 

夕張は口に残っていた食べ物を一気に飲み込むと話を戻す

 

 

「で、何の話ですか?」

 

 

「あぁ、実はさ東雲大元帥がパーティーやるから来いってさ」

 

 

「あ、やっぱりやるんですね

そんな気はしてましたよ?」

 

 

「どゆこと?夕張ちゃん?」

 

 

淹れられたお茶を飲みながらその疑問に答えていく

 

 

「嫌ですね、元々は如月さんが提案してた事なんですが大きな作戦が成功した時はその時の参加した人だけで労いパーティーを開けって言われてたんですよ

恐らくそれじゃないですかね?」

 

 

「あー、成る程な

それでか

でもそれならめんどくさいことは無さそうだな?

皆、参加で良いか?」

 

 

「明石とまた話したいし私は大丈夫!」

 

 

「良いデースよ!榛名達にも会いたいですし!」

 

 

「北上さんとまた会えるなら全然良いです」

 

 

「パーティーかぁ……イーちゃんはお留守番かなぁ……ゴーヤ達に紹介したかったんだけどなぁ……」

 

 

「私も、瑞鶴とかと話したかったんだ是非参加したいな」

 

 

「美味しい物が出るなら良いわよ」

 

 

「皆さんに改めてお礼を言いたいですから是非参加したいです!」

 

 

「オッケー、じゃあすまないがエア、カナ、イーちゃん留守番頼むぞ」

 

 

「良いわよ、流石に参加できないしね」

 

 

「ワン!」

 

 

「行ってらっしゃ~い……」

 

 

全員が参加することが確定すると長門が青い顔をしながら食卓に戻ってくる

 

 

「…長門さん?どうかしたんですか?」

 

 

「……佐渡提督、叢雲、古鷹

少し話があるんだが、良いか?」

 

 

長門が三人を連れていこうとするのだが叢雲が反論する

 

 

「…ここで話せないこと?」

 

 

「そう言う訳ではないのだが……良いか

お前達なら」

 

 

長門は深呼吸をすると真剣な面持ちで話し出す

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「佐渡提督、叢雲、古鷹

明日私と共に大本営へと来てもらう

話の内容は今回の大戦での深海化についてだそうだ」

 

 

「「「「「「!!!!」」」」」」

 

 

その話しに古鷹は苦虫を噛み潰したような顔をし叢雲も顔がひきつる

 

 

 

「やっぱりか……そんな気はしてたけどな……」

 

 

 

 

 

 

 

 





次回

判別

突然大元帥東雲からの呼び出しを受ける佐渡達
内容は三人の深海化についてだが果たして……

イベント10人実装……
果たして何人掘らなくていけなくなると言うのだ……






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