艦隊これくしょん ー誰ガ為ノ戦争カー   作:霧雨鴉

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パーティー 三

パーティーが始まると同時に二人の艦娘が佐渡達に近付いてくる

 

 

「ちーす!叢雲、古鷹!久しぶり!」

 

 

「お久しぶりですわ、叢雲さん古鷹さん!」

 

 

「お久しぶりです鈴谷さん、熊野さん!」

 

 

「あら鈴谷に熊野、どうしたのよ?」

 

 

「えー、決まってるじゃーん!

叢雲達に改めてお礼と色々話したくてさ?」

 

 

「えぇ、お二人には助けてもらってばかりでしたから

本当にありがとうございました」

 

 

深々と頭を下げる熊野につられて鈴谷も頭を下げる

 

 

「そんなことありませんよ!お二人が時間を稼いでくれなかったら私達は……」

 

 

「そうよ、今回の勝利は私達だけじゃない、連合艦隊の勝利よ

私は少し姫の相手をしただけ」

 

 

「少しー?今少しって言ったー?このー!!」

 

 

その瞬間叢雲の頭を鈴谷が捕まえるとそのまま胸に押し当てながら抱き締める

 

 

「ちょ!ちょっと!!」

 

 

「その発言は私達に対する嫌みかー!このこのー!」

 

 

「こら鈴谷!叢雲さんに失礼ですわよ!」

 

 

「ふふ、大丈夫ですよ

叢雲は多分馴れてますから」

 

 

「ちょ!苦し!鈴谷!!」

 

 

「このぉー!」

 

 

叢雲達が楽しんでいる最中全員がそわそわとしており佐渡は全員の背中を一人ずつ叩いていく

 

 

「!提督?」

 

 

「ほら、お前らも行ってこい」

 

 

「で、でもさ?」

 

 

「おいおい、これはお前達の勝利のパーティーだ

主役はお前達だ、だから楽しんでこい」

 

 

「……そうですね、じゃあ皆それぞれ遊びにいこうか!」

 

 

大井がそう言い歩き出すと全員釣られて各々話に行きたかった者達の方へと歩いていき佐渡はため息をつく

 

 

「なーに一人で居やがるんだよ!佐渡!!」

 

 

突然後ろから肩を抱かれ驚き振り返ると

 

 

「猿……猿橋さん」

 

 

「おいこらお前また猿呼ばわりしそうになってたな?ごるぁ?」

 

 

「まぁまぁ、今日くらいは良いじゃないですか」

 

 

「そうですよ、今日は打ち上げ何ですから」

 

 

猿橋に続けて石澤、葛城も来ており佐渡は二人と乾杯を交わすと猿橋とも乾杯する

 

 

「いやー……お前の雷撃姫相変わらずとんでもないよな」

 

 

「そんなことないですよ、皆さんの援護があったからアイツは戦えたんですよ」

 

 

「ははは!!二人揃って謙遜かこのやろう!!」

 

 

猿橋が笑っているが佐渡はどうも落ち着かない様子であり辺りを警戒する

 

 

「…佐渡君どうかしたのかい?」

 

 

「え?」

 

 

「さっきから何か警戒してる様だけど?」

 

 

「あー……いやすいません、パーティーって初めてでして……何か落ち着かないんですよね」

 

 

 

「そう言うことか、まぁあれだよ

好きに飲んで楽しめば良いんだよ!」

 

 

「そうそう!よーし、色んな艦娘にちょっかいだしに行っちゃうぞ~」

 

 

「おい待て葛城、それは駄目だ」

 

 

「何でよ!?ちょっと女の子の身体を触るだけよ!?」

 

 

「石澤、今すぐ憲兵呼んできてくれない?」

 

 

「そうだね、不味いことになる前に止めようか」

 

 

「待って!憲兵さんは止めて!つい昨日蒼龍ちゃんの胸触ってお世話になったばかりなんだから!!!」

 

 

「「なにしてんだお前は!!!」」

 

 

二人のツッコミが入るとその後ろから一人近付いてくる

 

 

 

「何を騒いでるんだ…お前達は……」

 

 

「お、唐澤大将様ー」

 

 

「様を付けるなお前は」

 

 

ふざけている猿橋の頭を軽く殴ると唐澤も話に参加する

 

 

「葛城さんが艦娘に手を出してるそうなんですよ……

全く何かいってあげてくださいよ……」

 

 

石澤が事の経緯をはなしていると唐澤が首を傾げる

 

 

「いつもの事じゃないか?」

 

 

「「………は?」」

 

 

「何だお前達知らなかったのか?良く大本営に呼ばれては怒られてるのを見てたが……」

 

 

唐澤の話に二人が葛城へ視線を向けると

 

 

「……てへっ」

 

 

「「葛城!!」」

 

 

「し、仕方ないじゃない!!うちの娘が可愛いのが悪いのよ!!!」

 

 

三人がギャーギャーと騒いでる姿を見ながら佐渡は微笑んでいるとふとある光景が脳裏を過り誰にも気付かれないように静かにワインビンと食べ物をある程度皿に盛ると会場から去っていく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……あれ?提督が見当たらないデースね?」

 

 

「え?佐渡提督ですか?」

 

 

会場にて姉妹達と話していた金剛がふと気付き辺りを見渡すが佐渡の姿が見えず叢雲の方へと歩いていく

 

 

「叢雲ー!」

 

 

「ん?どうかしたの?金剛?」

 

 

叢雲はと言うと鈴谷、熊野、古鷹、瑞鶴と共に食事をしておりどんどん皿を空にしていく

 

 

「提督見てないですかー?見当たらないデスよ」

 

 

「司令官?」

 

 

「そう言えば見当たらないですね」

 

 

「トイレとかじゃないの?」

 

 

古鷹も気になり周りを見るが見当たらず立ち上がろうとすると

 

 

「良いわ、私が探してきてあげる」

 

 

「分かるの?叢雲」

 

 

「ま、大体はね」

 

 

叢雲が立ち上がると近くにあったワイン瓶を取りゆっくりと会場を後にし深くため息をつく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やっぱり、あの人には駄目だったか

そうよね、普通であって普通じゃない人(・・・・・・・・・・・・)だもんね

司令官(佐渡)さんは」

 

 

 

 




次回

静寂を好み人を嫌う

抜け出した佐渡を見つけるため叢雲は屋敷内の捜索を開始する
一方佐渡は一人静かに過ごしていた
思い出にふけりながら


何とかE4を突破しましたが地獄でしたわ……
いやー……あれに戦艦連れていけなかったので本当にラスト苦行でしたね…
ラストに姫とElite出てくるのは卑怯だよぉ!!






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