艦隊これくしょん ー誰ガ為ノ戦争カー   作:霧雨鴉

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賑やかな休日 四

佐渡の様子を見た猿橋は顎に手を当てると「なーるほど?」と言い

 

 

「ははーん、今回集まったのは佐渡の所の金剛ちゃんが原因かー?」

 

 

「…えぇ、恐らく

あいつめぇ…姉妹とも話してやがったか……

すいません皆さん…」

 

 

「まぁ、良いんじゃないか?私もしばらく休暇は貰ってるし

艦娘達の良い休息になる」

 

 

「そうそう、仲が良い艦娘との休暇は楽しいものだからねぇ!」

 

 

そんな話をしていると猿橋が佐渡の前に来ると肩を叩く

 

 

「俺は正直金剛ちゃんには感謝してるぜぇ?

だってよ、念願のお前と『裸の付き合い』が出来るんだからな!!!」

 

 

「……は?」

 

 

「よーし!石ちゃん!温泉行こうぜ!!!」

 

 

「お、良いですね!私も汗を流したかったし」

 

 

「じゃあ北上ちゃん、私達も行こうか?」

 

 

「そーだねー、私もここの温泉楽しみにしてたしー?」

 

 

「ちょ、ちょっと俺は!」

 

 

「いーじゃねぇか!ほらほら行くぞ!!」

 

 

猿橋に背中を押され無理矢理に温泉へ向かわされてると少しだけ佐渡は微笑み小さく呟く

 

 

「………仕方ない奴だな」

 

 

「ん?何か言ったか?」

 

 

「え?……あ、いや何でも…じゃなくて!服くらい取りに行かせてくれ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しばらくして佐渡達は温泉の脱衣所に来ていたのだが

 

 

「……なぁ、佐渡…」

 

 

「なんですか?」

 

 

「…何で脱がないんだお前?」

 

 

石澤と猿橋が脱ぐ中、佐渡だけ近くの自販機を背に飲み物を飲んでいた

 

 

「二人が先に入ったら俺も後を追いますよ」

 

 

「なんだぁ?見られたくないものでもあるのかぁ?」

 

 

「んー…そう言う訳でもありませんが人に背中を取られるのが苦手でしてね」

 

 

「…そう言えば、佐渡君って背後に立たれるの嫌いだよね?」

 

 

「まぁ、仕事柄何をされるか分かりませんからね」

 

 

「ふーん、良いか

じゃあ佐渡も脱いでこいよ!」

 

 

二人は着替え終えるとそそくさと温泉に入っていくと「おぉー!!」と声が聞こえる

 

 

(……ここで逃げるも得策だが

まぁ、付き合いも大切か

……めんどくさいな)

 

 

そんなことを思いながら脱いでいくと背中の古傷が少しだけ痛む

 

 

(……まだ完治はしないか)

 

 

佐渡は風呂場に入るとその光景に思わず声を漏らす

 

 

「……ほぅ、凄いな」

 

 

幾つもある多彩な浴槽に大自然が広がっており、昼間だと言うのに湯気が立ち込み幻想的に見える

 

 

 

「やって来たなぁ!佐渡!!」

 

 

すぐそばに居た猿橋に肩を掴まれるがそんなことを気にする様子も無く佐渡は目の前の光景に圧倒されていた

だが、その後ろに居た石澤は佐渡の背中を見てしまった

 

 

「……ね、ねぇ佐渡君…その背中の傷…」

 

 

「……ん?何ですか?」

 

 

「い、いや……」

 

 

石澤が目を反らすと猿橋が気になったのかそれを見ると

 

 

「っ!……ほら!佐渡風呂浸かろうぜ!!」

 

 

猿橋は話題を無理矢理変えると佐渡を押しながら湯船を向かっていく

 

 

「…そうだな、たまには休日を楽しまないとな」

 

 

そう思いながら佐渡は猿橋に押されるがままに湯船に向かっていきゆっくりと浸かっていく

 

 

 

「はぁ〜‥‥‥癒やされるぅ〜‥‥」

 

 

 

「いい気持ちだねぇ〜‥‥」

 

 

 

「‥‥‥」

 

 

三人は湯船に浸かると深く息を吐きしばし無言で堪能していると猿橋が話題を出す

 

 

 

「で、佐渡ちょっと疑問なんだけどさ」

 

 

 

「何ですかー?」

 

 

 

「‥‥お前って『人間』だよな?」

 

 

 

その質問に石澤がビクンと跳ねゆっくりと二人を見ると猿橋は真面目な顔をしており佐渡は空を見上げながらのんびりしている

 

 

 

「‥‥良くそれ聞かれますねぇ〜‥そんなに人じゃないですか?」

 

 

「いやまぁ、別にそう言う訳じゃねぇけどよ‥

お前、失う事を恐れてないと言うか‥死を恐れてないって感じがしてよ?

明らかに他の海軍の奴等と違うだろ?

それにお前の事を何故か調べられない‥‥だから」

 

 

 

「人間ですよ、列記とした人間です

ちょっと出生と生きてきた環境が特殊な‥‥ね」

 

 

 

猿橋の質問を返すとのんびりとした様子で空を見ていると瞳を閉じる

 

 

 

「そ、そうか‥‥なら良かった

もしかしたら深海棲艦なのかと思ったぜ‥‥」

 

 

 

 

「ははは、それならもっと手際良く海軍を潰しますよ

こんな『クソ組織』」

 

 

 

「「‥‥え?」」

 

 

 

佐渡の発言を聞いた二人は同時に振り向きその瞬間ハッとし訂正しようとするが

 

 

 

『おぉ!!広いデース!!』

 

 

 

『わぁー!本当に広いですね!お姉様!!』

 

 

 

 

『温泉なんて初めて来ましたからテンション上がります!』

 

 

 

 

隣の女子風呂からそんな声が聞こえ佐渡の言葉そっちのけで振り返る

 

 

 

「‥‥今のって金剛ちゃんと榛名‥‥だな」

 

  

 

「‥‥比叡さんの声もしたよね?」

 

 

 

「「‥‥と言うと?」」

 

 

 

 

二人が顔を見合わせると再び女子風呂から声が聞こえる

 

 

 

「大和さん!ほら入りましょうよ!」

 

 

 

「ちょ、ちょっと待って!今髪をまとめてますから‥‥」

 

 

 

「わぁ‥‥北上さん凄いですよ‥!」

 

 

 

「ちょっと阿武隈!北上さんは私と入るのよ!!

北上さん!足元が滑りやすいからお気をつけてくださいね!」

 

 

 

「はいはい、ありがとね大井っちー

後、掃除しなくても良いからねー」

 

 

 

そんな声を聞いていると二人は見合わせ頷きそろそろと女子風呂の方へと向かっていく

 

 

 

「待った二人とも何するつもり?」

 

 

 

「しー!決まってるだろ?覗くんだよ!!」

 

 

 

「いやまて、何高校生見たいなノリになってるんだ?」

 

 

 

「止めないでくれるか!佐渡君!!!これは私達の戦いだ!!」

 

 

 

二人に呆れながらもため息を付くと女子風呂に背を向けながら湯船に沈む

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 






次回

覗き大作戦?


女子風呂から聞こえてくる艦娘達の声に猿橋と石澤は興奮し高校生見たいなノリで覗きをしようとするが‥‥?



凄いお久しぶりです‥‥すいません!思い切り忘れてました!!
ゲーマー故にゲームをやりすぎてしまう‥‥


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