艦隊これくしょん ー誰ガ為ノ戦争カー   作:霧雨鴉

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賑やかな休日 五

一方その頃女湯では葛城提督筆頭に何人かの艦娘が温泉に入りのんびりと寛いでいた

 

 

「いやー‥‥生き返るなぁ‥‥

比叡ちゃーん!お酒持ってきてー!」

 

 

 

「駄目ですよ!この間飲み過ぎて大変な事になったじゃないですか!?」

 

 

 

「えー!飲ませてよケチー!」

 

 

 

「駄目です駄目です!司令は大人しくしててください!!」

 

 

 

二人が言い争いをしている姿を横目に金剛が榛名に疑問をぶつける

 

 

「ネー?榛名、葛城提督って酒癖悪いんデースか?」

 

 

「らしいですよ?何でもすぐ酔ってしまうのに、味が好きらしいのですよ

しかもキス魔になるらしいですし?」

 

 

 

「へー?」

 

 

「それだけじゃないよー、提督の酒癖の悪さはー」

 

 

 

同じ湯船に入っていた北上が阿武隈の髪を弄りながら顔だけ向ける

 

 

「キス魔は当然の事、駆逐艦から戦艦まで幅広い艦娘に手を出すし脱がそうとするし、触ろうとするからね

因みに男には全く発情しない正真正銘のレズらしいからね

提督に男の影は見たことないね」

 

 

 

「へ、へぇー‥‥そうなんですか‥?」

 

 

 

「そうよぉ、だから私大井ちゃんの事も狙ってたのになぁ‥?」

 

 

 

北上と一緒に入っていた大井の後ろから胸を触りながら葛城が抱きしめる

 

 

 

「ちょ!」

 

 

 

「女同士何だから良いじゃなーい?それに貴女もレズなんでしょう?

佐渡君から聞いてるわ」

 

 

(あの人余計な事を‥!‥‥‥ん?ちょっと待って?)

 

 

 

大井が拳を握り締めながら考えているとゆっくりと北上を見る

 

 

 

「大井っちの読み通りだよ?」

 

 

 

「‥‥‥やっぱりですか‥じゃああの人が居なくなったのも‥‥」

 

 

 

 

「そそ、あたしを見付けて葛城提督に掛け合ってくれたんだー

あの時の佐渡提督、凄い必死だったよ〜

「大井は無実なんだ!!」って言っててさ」

 

 

 

「そうね、佐渡君大井ちゃんの無実の証拠を集める為に凄い根回ししたらしいわよね

艦娘の為にあそこまでやる提督、普通は居ないわ

だから私も信じたんだけどね」

 

 

 

その言葉を聞いた大井は顔を半分湯に付ける

 

 

 

(‥‥‥そっかあの人はあの時から信じてくれたんだ‥)

 

 

そんな少し真面目な話をしていると金剛が何故か湯船から出ており男風呂側に歩き竹で出来た垣根の前で仁王立ちをする

 

 

 

「‥‥‥‥金剛ちゃん?」

 

 

 

「あ、あれ?お姉様?一体何を‥‥」

 

 

 

「嫌な予感がするわね‥」

 

 

 

大井が直感でそんなことを思っていると金剛が少し息を吸うと声を張り上げる

 

 

 

「てーいーとーくー!!!

そっちにー!いーるーんーでーすーか!?」

 

 

「ちょ!お姉様!?」

 

 

 

「あらら‥‥相変わらずねぇ」

 

 

 

「あんのお馬鹿!!」

 

 

 

大声で声を掛けられた佐渡は深くため息を付くとそこそこの声量で

 

 

 

「いるぞー!だからといって!こっち来るなよー!?」

 

 

 

「「「「‥‥‥は?」」」」

 

 

 

佐渡はのんびりし過ぎた為か、いつも乱入してくる金剛の事を話してしまい一緒に入っていた石澤と猿橋に睨まれる

 

 

 

「‥‥‥‥あ、やべ」

 

 

 

その視線で気付いた佐渡は立ち上がろうとするが二人に肩を掴まれる

 

 

 

「おーおー?まちーや佐渡ー?さっきのどう言う事かなぁ?」

 

 

 

「そうだよ佐渡君?今のはどういうことかなぁ?説明してくれるかなぁ?」

 

 

 

「あー‥‥‥えっと‥‥これは‥‥アハハ‥‥」

 

 

 

「分かりましたー!でしたら後で混浴の温泉にー!一緒に行きましょー!?」

 

 

 

「行かねぇよ!!!」

 

 

 

そうツッコミを返すと更に二人の力が強くなりニコニコと笑い出す

 

 

 

「おーおー、佐渡さんや‥‥どうやら艦娘と裸の付き合いをする程に仲が良いということかなぁ?」

 

 

 

「これは軍法会議ものだねぇ?佐渡君????」

 

 

 

「いや、あの、ご、誤解ですよ?

俺は別に入ってなんか‥‥‥」

 

 

 

「「本当に???」」

 

 

 

二人からの圧が凄く目を逸らしていると何故か女湯の方が騒がしくなり二人はそちらを向く

 

 

 

「‥‥ん?何か騒がしいね?」

 

 

 

「何かあったのか?」

 

 

 

猿橋と石澤が佐渡から離れると佐渡は音を出さないように湯船から出ると静かに脱衣場へと向かう

 

 

 

「やっぱり我慢出来ませーん!!

提督ー!!今行くデース!!」

 

 

 

「待ちなさい金剛!貴女向こうに誰が居るかも分からないのに!!」

 

 

 

「そ、そうですお姉様!!駄目ですよ!!」

 

 

 

「退くデース!!私は!提督と!混浴するんデース!!!」

 

 

 

その話を聞いた石澤と猿橋は顔を合わせると冷や汗を掻く

 

 

 

「な、なぁ、石澤さん

確か金剛さんって戦艦だよね?」

 

 

 

「そ、そうだね‥‥霧島のお姉さんだね‥‥

で、でもまさか‥この柵を壊すなんて‥ねぇ?」

 

 

 

「‥‥‥‥‥‥‥‥でもさ『金剛』だぜ?」

 

 

 

 

その言葉に嫌な予感を巡らせた二人は慌ててタオルを腰に巻き

 

 

 

「佐渡!!!」

 

 

 

「彼女を!!!!」

 

 

 

と叫びながら振り返るとそこには佐渡が居らず二人は唖然とする

 

 

 

「あのやろう!!逃げやがったな!!!」

 

 

 

「見捨てるなんて!!見損なっ」

 

 

 

と言おうとした瞬間柵が音を立てて倒れ始め音に釣られて二人が見ると向こう側が見えてしまう

 

 

 

「ヘーイ!!提督ー!!!思い切って!倒してみたよー!!

一緒に入りましょー!!!」

 

 

 

仁王立ちする金剛の前を慌てて比叡がタオルで隠しているがその比叡達と猿橋と石澤の目が合うと

 

 

 

「「「きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」」」

 

 

 

 

「「あぁぁぁぁぁぁ!?!?!?」」

 

 

 

 

と絶叫が鳴り響き二人は阿武隈と榛名に桶をぶつけられる

 

 

 

「アハハ!豪快だねぇ!金剛ちゃん!!」

 

 

 

「ちょっと提督ー?笑い事じゃないと思うよ?これ」

 

 

 

桶をぶつけられた二人はその場に倒れてしまい女性陣は慌てているのに対し金剛は辺りを見渡し首を傾げる

 

 

 

「あれー?提督がいませーん?

提督ー?」

 

 

 

「‥‥‥ほっ‥」

 

 

 

「提督、上手く逃げたみたいですね」

 

 

 

「多分金剛の口ぶりで読んでたんだよ思うわよアレ」

 

 

 

そんな話を叢雲と古鷹は共に肩まで湯船に浸かりながら話していた

 

 

 

 

 

 





次回


偽物と本物


お風呂での騒ぎを回避した佐渡は自室に戻ろうとするがその途中で意外な人物と出会う


お久しぶりです(何ヶ月前に投稿したか忘れましたが‥‥)

いやー申し訳ありません!ちょっとテイワット大陸を楽しんでたら忘れてました!!
今後は少しずつ更新させてもらいます‥‥‥出来たらいいな‥‥





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