ここは海上宮古島付近の海域
深海棲艦達は、付近を警戒しながら巡回を行っていた
編成は、軽巡へ級一体、重巡リ級二体、駆逐艦ハ級三体の偵察艦隊
リ級の一体が他の者達へ指示をしており、恐らくフラグシップ(司令艦)だろう
だが、もう一人のリ級が空を指差し、そちらを見ると敵の艦載機が真上からこちらに突っ込んでくる
「…!!」
リ級は指示を出すが間に合わず、艦載機の爆装がハ級三体を直撃、撃沈していく
それを見て、軽巡へ級が艦載機を撃ち落とそうとするが、突如として砲撃を受け一撃で撃沈してしまう
リ級は何だか分からず、空から海上を見ると、艦娘の艦隊がこちらに向けて走ってくる
反撃をしようとするが、向こうの戦艦の一撃を受けてしまいリ級の一体は意図も容易く撃沈する
残されたフラグシップは、一人でも応戦しようとするが
「ごめんね、君はここで終わりだよ」
「沈むっぽい!!」
いつの間にか、両端に回り込まれており二人の駆逐艦に挟まれ両方の砲撃が直撃し、何も出来ずに撃沈していく忌々しい艦娘を睨みながら
「こちら、第二艦隊旗艦榛名
現在、宮古島付近を通過これより多良間島に向かいます
」
『了解、戦況はどうだ?』
「優勢です
先程、深海棲艦の偵察部隊と遭遇。
奇襲によりこちらの損傷無しに出来ております
空母の皆さんと駆逐艦の子達のおかげですね」
「榛名さーん、夕立頑張ってるぽい?
誉めて誉めてー!!」
「こら、夕立あんまり榛名さんを困らせてはいけないよ?」
第二艦隊と第三艦隊を指揮する、榛名は夕立の頭を優しく撫でると夕立は満足気な顔をしている
長門は、海を睨みながら辺りを偵察しながらゆっくりと航行していた
耳のインカムからは、第四、第六からの戦果報告の通話がなりやまずに全てを聞いていた
「提督、現在宮古島を通過これより敵の本拠地多良間島海域に入る」
『了解、一体足りとも逃がすな
確実に全てを滅ぼせ』
「了解、伊58海中に変化は無いか?」
「問題無いでち、深海から上がってくる新手は見付からないでちよ」
長門達が、多良間島海域に入ってる頃提督達は作戦本部に全員集まり各々の艦隊と連絡を取っていた
そこには佐渡もおり、のんびりとお茶を飲んでいた
「んー、叢雲どうよ?」
『退屈よ、回りは海だし
どうせなら釣りの一つでもしたいわ
流石にやらないけど』
『叢雲ー!こっちの海は綺麗だよ!ほら海中が透けて見えるー!』
『本当ね、小笠原の海も綺麗だけどこっちも綺麗ね……
北上さんとバカンスしたいなぁ……』
他の艦隊が戦っている中、叢雲達は暇そうにしている
彼女達は宮古島と沖縄の丁度中間の海域にて沖縄鎮守府に向かってくる深海棲艦の襲撃から守る役割なのだが、基本的に警報があるから必要無いと言っては無いものでもある
だからこそ、暇である
「お前達ー?
仕事に来てるんだから警戒は忘れるなよ?」
『忘れてないわよ、少なくとも私はね?』
叢雲がチラッと二人を見ると、二人は海の上で少しはしゃぎながら遊んでいるのを見ると溜め息をつく
『司令官、二人をお仕置きするからちょっと回線切っても構わない?』
「あー……うん程ほどにな?」
インカムの回線を切ると、佐渡は手を合わせ古鷹と大井の無事を祈っていると不意に後ろから声をかけられる
「少しよろしいですか?佐渡提督」
声をかけられ後ろを振り向くとそこには、この沖縄鎮守府の主にして提督石澤が佐渡の後ろに立っていた