長門は7つの艦隊に指示をだし、空母達に先制で艦載機を飛ばさせると艦載機達は砂浜の上の深海棲艦達を容易に捉え爆撃を開始する
「全艦隊!!撃てぇぇぇぇ!!!」
その瞬間、7つの全艦隊は一斉に砲撃をし砂浜に居る深海棲艦を木っ端微塵に吹き飛ばす
砂煙が消えた後、長門達は全速力で多良間島を目指す
一番先に上陸したのは長門であった、それから榛名、鳥海、妙高、不知火、神通、北上がそれぞれ上陸した
長門は辺りをぐるっと見渡すが特に何もないことを確認する
「……やけに静かですね」
「えぇ、先程の砲撃で来ると思ったのですが」
「ですが、警戒は怠るわけにはいきませんね」
「何が来ても沈めるだけです」
「頑張りましょう!」
「いやー、つっかれたなぁ……
大井っちと来たかったなぁ」
「各員、行くぞ
それと、磯風、戦艦は私に付いてこい
他はここで待機だ」
長門筆頭に、各艦隊の戦艦と磯風は付いていき多良間島の中へと入っていく
「磯風、どうだ?」
「あぁ、居る何体か
だが、この島の真ん中に一体だけ動いていないのが居るこいつだな姫は」
磯風は電探を装備しており、それをソナーの様に使い映像を持っているタブレットに反映させている
「なら各個撃破と行こう
そいつは最後だ」
長門は、背を低くしながら歩いていき島に居る深海棲艦達を一体残らず撃破していく
「長門、次の曲がり角居るぞ」
磯風からの報告により、長門が壁に隠れながら曲がり角の先を見ると二体のリ級が歩いていた
「磯風、頼めるか?」
「了解」
磯風は、腰に掛けている二門の主砲両手に持つと音もなくリ級の真後ろまで走ると右に居るリ級の脚を撃ち抜くとリ級が脚を押さえながら倒れ、それに気付いたもう一人のリ級が反撃の為に振り替えるが、その瞬間磯風は右手から主砲を放し顔を掴み壁に激突させる
「ー!ーー!!」
痛みに耐えきれず声をあげ主砲をリ級は右手の艤装を放してしまい、磯風の手を外そうとすると磯風は直ぐ様右手を放しその瞬間左手の主砲をリ級の口の中に突っ込み撃つ
口から喉に貫通し、壁には穴と共に大量の血が辺りに散らばる
口から撃たれたリ級は糸が切れた人形の様にズルリと地面へと落ちる
そして、もう一人の脚を押さえているリ級を蹴り上げ、落とした右の主砲を持ち上げ頭に押し付けると主砲を撃つ
頭を木っ端微塵に吹き飛ばすとその返り血が磯風の主砲や服を汚し白かった制服は赤く染まる
「長門、これでいいか?」
その姿に、見ていた何人かは唖然としていたが長門は親指を立てながら
「流石だ磯風。行くぞ」
「ひゅ~痺れるねぇ」
「一方的……でしたね比叡お姉さま」
「ひぇ~…」
しばらく、歩き島に在住している深海棲艦を一体を除いて始末し終わると、最後の一つ姫級がいるであろう場所に向かう
そこは、島の中央小学校の体育館である
そこまで広くは無いが、物陰がなく長門達は校庭を突っ切り体育館の入り口へと行く
「磯風ここか?」
「あぁ、先程から動いていない
ここで間違いない」
「提督、姫級らしいものを確認強襲する」
『あぁ、気を付けろ』
長門は、比叡と榛名に指示を出し、各戦艦達にも砲撃の準備をするように指示を出す
「……開けろ!!」
比叡と榛名が開き、体育館の中に入り主砲を全門真ん中へと集中させる
だが、その者の正体にそこにいる艦隊全てが唖然としていた
そこに居たのは
主砲を一つだけ持った戦艦タ級だった
ぶっちゃけ多良間島の見取り図が分からないのでほとんど想像です
お許しください