叢雲は、主砲を撃ちながら戦艦棲姫へと向かっていくが当然戦艦棲姫とケルベロスは応戦するために砲撃を撃ってくるが何とか避けながら再び懐まで入り込むと艤装を構え再び近接戦闘へと持ち込む
「チィ!!ケルベロス!!」
「ガラァ!!」
ケルベロスは、叢雲を捕まえようとするが相変わらずの身のこなしと軽さで軽々と避けていくが今回だけは違った
「私モ居ルノヨ!!」
今回から戦艦棲姫も近接戦闘をするが、叢雲には遠く及ばない
ゼロ距離での砲撃すら避け、こちらに向け砲門を合わせてそれを避ける
砲弾はほとんどケルベロスに当たるが全く傷を受けていない
だが、叢雲の目的は戦艦棲姫よ首の後ろに繋がってるコードでありそれを何とか前に出そうとするが上手くいかない
「ケルベロス!!」
「ガァ!!」
ケルベロスは、指示を聞くと身体を震わせると着ていた鎧を脱ぎ捨てる
重い鎧は海に沈んで行くと瞬間ケルベロスの動きが更に速くなる
「まだ速くなるの!!」
叢雲は、少しだけ離れようとするがケルベロスはそれを逃さずに間髪入れずに拳を当てようとしてくるが何とか避けた先にすぐにもう片手での拳がくる
「クソ!!」
艤装を突き立て、もう片手の拳を止めるのだがその時点で大きく隙が生まれてしまい戦艦棲姫はそれを逃がさなかった
「ヤット隙ガ出来タワネ?沈ミナサイ!!」
「しまった!!」
今片手と主砲は使えるがそれを戦艦棲姫に当てられる状態ではないが叢雲は主砲を海面に向けると両方同時に撃ち宙を舞うと同時に戦艦棲姫からの主砲が海面に当たり水飛沫が上がる
だが、ケルベロスはそれを逃さずに叢雲を片手で捕まえ握り締める
「ハハハ!!!捕マエタゾ!!」
「ぐぅ!」
『叢雲!!』
ケルベロスは、握り締める手を強めながら叢雲を握り締めていく
その痛みと苦しさに思わず声を出すが、叢雲は古鷹を見ると首を立てにふる
その意味が分かったのか、古鷹は静かに動き始めている
「ケルベロス!!ソノママ握リ潰シナサイ!!」
「ガァ!!」
「ぐぅぅぅ!!」
叢雲は、徐々に絞められていく手の中で苦しさに耐えながら声を抑えるがケルベロスの力が強く背中の艤装からのギギギと嫌な音も聞こえてくる
「アハハハ!!捕マエレバコッチノモンダ!!
ソノママリンゴノ様二粉々ニシテアゲル!!
ヤレ!!ケルベロス!!」
「ガァァァァ!!!」
戦艦棲姫は、今まで苦労をかけさせられたのがそんなに辛かったのか叢雲を握り潰すことに集中してしまい肝心の二人の存在を忘れていた
『古鷹!大井!!急いで叢雲を……』
「馬鹿…司令…官……ちょっと…黙り……なさい…よ……!」
握り締められながら、叢雲は笑顔を浮かべていると戦艦棲姫の顔から笑みが消える
「……何ヲ笑ッテイル?Mナノカ?」
「ちっがう……わ…よ!!
あん…た…忘れ…てない?」
その瞬間、ケルベロスと戦艦棲姫の間を砲弾が通り、二人を繋げていたコード正確に撃ち抜くとコードは焼け落ちそしてケルベロスの手が開き叢雲は解放され
ケルベロスは、機能を停止したのか両手を下ろし糸が切れた人形の様に項垂れる
解放された叢雲はむせながら距離を離しながら古鷹達と合流する
「もう!叢雲無茶しすぎだよ!!」
「流石……ですけど
大丈夫なんですか?」
「あれぐらいあいつの鍛練に比べたら平気よ
さぁてと?これで1対3ね?
どうする?戦艦棲姫
あんたのご自慢の艤装は動かないわよ?」
戦艦棲姫は首の後ろのコードを掴み断面図を見ながら驚いている
「……ソコカラコレヲ狙ッタノカ?
恐ロシイ奴ダナ…
賞賛シヨウソシテ」
戦艦棲姫は一息付くと、ケルベロスから少しずつ離れていき
「アリガトウト言ッテオコウ
馬鹿共メ」
その言葉と共に微笑みながら、首のコードを外しケルベロスへと向き直る
「サァ!!ケルベロス(凶犬)ヨ!!オ前ノ枷、首輪ハ取レタゾ好キニ暴レロ!!」
次回
ケルベロス(凶犬)
いつから艤装は単体で動かないと錯覚していた?