東方極技録   作:ゆずポン

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第4話 特訓の成果

? Said

 

? 「はぁ...はぁ...」タッタッタッタッ

 

私は森の中をガムシャラに走っている。なぜなら、今私より遥かに大きい熊に追いかけられているからである。

 

女性 「こんなことになるなら...はぁ...薬草なんて取りに来なければよかったわ...」

 

薬草取りに行く→薬草見つける→熊に見つかる→追いかけられる→現在である。しかし、このままだと熊に殺されてしまう。だが、急いで走っていたため足から血が出てきている。何処かで木に当たったのだろう。この状態だと殺されるのは、時間の問題だ。

 

女性 「はぁ...はぁ...キャッ!」バタッ

 

石に躓いてしまった。早く立ち上がって逃げなければならないのに、足が動かない。足が限界に達したのだろう。

 

女性 「はぁ...はぁ...私の人生はもう終わりね...つまらない人生だったわ...」

 

もう諦めるしかない。熊は大きい腕を振り上げて切り裂こうとしてきた。私は、潔く死を受け入れようと目を閉じ熊からの攻撃が来るのを待った。

 

ザシュッ!

 

何かが切れる音がした。自分が切られたのだろうと思ったが衝撃が来ていない。では、一体何が切れたのだろうか。私はゆっくり目を開けてみる。

 

女性 「えっ」

 

目の前の光景を見て驚いた。なぜなら、熊の腕が肩から無くなっているからだ。

 

女性 「一体...何が...」

 

私が驚いていると、

 

「大丈夫かい?」

 

と声が聞こえた。私は声のした方に向いた。そこには、銀色をした耳に、銀色をした尻尾がはえている男性が立っていた。

 

「すぐに終わらしてあげよう。」

 

私はこの時、緊張の糸が切れ意識を失った。

 

女性 Said out

 

 

譲 Said

 

特訓を始めてから合計100年ぐらいたったはずだ。今は大樹に木の枝を取らせる遊びをしている。大樹は、10年ぐらい経ってもすごく元気がある。犬は一体何年ぐらい生きる事が出来るのだろうか。

 

譲 「大樹には死んでほしくないな...」

 

まぁ、そんな暗い事を考えていてはダメだな。今を大切にして行かなければ。

 

大樹 「ワン!ワン!」

 

大樹が遠くで吠えている。一体どうしたのだろうか。とりあえず、大樹がいる方に移動する。

 

 

 

ー少年移動中ー

 

 

譲 「大樹~一体どうしたん...あれは...」

 

大樹の方に移動すると遠くで銀髪の女性が熊に追いかけられていた。

 

譲 「あれは...まずいな...」

 

女性は大分疲れているし、足を怪我しているようだ。

 

譲 「これだと時間の問題だ...」

 

女性は、石に躓いてしまった。

 

譲 「やばい!」ダッ

 

躓いたのを見て全速力で走る。走っている時に妖力で剣を作る。熊が腕を振り上げて女性を切り裂こうとしていた。しかし、それよりも早く熊の腕を切り裂く。

 

ザシュッ!

 

熊の腕を肩から切り裂く。あと少し遅かったら危ないところだった。

 

譲 「大丈夫かい?」

 

一応、大丈夫か声をかけておく。そして、女性を安心させようと

 

譲 「すぐに終わらしてあげよう」

 

と、女性に言ってあげる。すると女性は、安心したのか意識を失い倒れてしまった。

 

譲 「よくここまで走れたな...とりあえず、今日は熊肉だな。」

 

晩御飯は決まった。さて、どう殺そうか。

 

熊 「グァァァァ」ブンッ!

 

譲 「おっと危ない危ない」

 

どう殺そうか考えていると、熊がもう1本の腕で切り裂こうとしてきた。だが、簡単に避けられる。

 

譲 「技の実験台にでもなってもらうか」

 

この100年間で初めての技が出来た。まぁ、最近出来たやつで1つしかないけどな。

 

譲 「これに耐えられるかな?」

 

耐えられたら相当萎える。目を閉じ腰を落として居合切りの構えをとり息を大きく吸って吐く。心を落ち着かせて、目を開き、

 

譲 「剣技壱の型 『閃光』」

 

シュパッ!

 

光の速さで熊の体を切る。しかし、熊は普通に動いていて背中を攻撃しようとしてきた。だが、

 

譲 「安らかに眠れ...お前はもう死んでいる」

 

さっきまで動いていた熊は急に動きが止まり、上半身が下半身をずれ、倒れる。光の速さで切られたことにより、相手は切られたのが分からなかったのだろう。

 

譲 「さて、熊を焼くか」

 

とりあえず、捌いて焼こう。きっと目を覚ました時はこの女性はお腹が空いているだろうからな。起きたら話でもしよう。久しぶりの人と。

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