東方極技録   作:ゆずポン

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第6話 出会いがあるから別れがある

永琳の秘書となって生活をして早くも4年がたった。秘書としての役割は薬の調合の手伝いや薬草取りなどであり、そこまで難しい仕事ではなかった。永琳に頼んで料理をやらしてもらったおかげで料理の腕も上がり、この都市の料理店顔負けの腕前になった。そんな毎日を過ごしていると、永琳が大事な話があるから聞きなさい、と言ってきた。

 

譲 「永琳?大事な話ってなんだい?」

 

永琳 「今私達はこの都市を捨て、月に移住する計画を建てているのよ。」

 

月へ移住か...何故、このいい都市を捨て移住するのだろうか。

 

譲 「なんでそんな計画を建てているんだい?」

 

永琳 「それはね、私達の体に穢れが溜まってきたのよ。」

 

譲 「穢れか...」

 

なるほど、だから妖怪がいない月に行くのか...

 

永琳 「それでねあなたにも月に来てもらいたいの。」

 

譲 「それはダメだろ...」

 

穢れは、妖怪によるものだから妖怪である僕が行ってはならない。

 

永琳 「それなら大丈夫よ。私が何とかするから。」

 

譲 「そういえば薬を作ることが出来るな。」

 

永琳 「えぇ、だから譲は安心していいわよ。」

 

永琳には『薬を作る程度の能力』がある。だから、穢れを消す薬なんか簡単に作れるだろう。

 

譲 「分かったよ。いつ行くんだい?」

 

永琳 「来週には、行くわよ。」

 

来週か...結構早いな。この都市では楽しい思い出が沢山ある。月に移住しても一生忘れることはないだろう。

 

 

 

ー1週間後ー

 

 

 

1週間は早いな...もう移住する日になってしまった。

 

永琳 「ロケットの準備は大丈夫ね。後は人を乗せるだけね。」

 

永琳がロケットの準備をし終わり、都市に住んでいた人達を乗せていく。ロケットは合計5つあり、今では3つ分のロケットに人が乗った。今の所は順調だったと思っていた。だが、

 

「緊急事態発生!緊急事態発生!妖怪達が都市に向かって接近中!直ちにロケットに乗り発射してください!」

 

順調にいっていたら、妖怪達が攻めてきたようだ。永琳は、都市の人達をロケットを乗せていき、ロケットを4つ月に向け発射した。これで後は、僕達だけだろう。永琳が、先にロケットに乗る。

 

永琳 「譲!妖怪が攻めているから早く乗りなさい!」

 

後は僕が乗ればいい。だがロケットが発射するのには、4分かかる。ロケットに乗れたとしても妖怪に攻撃されておしまいだろう。よし!ここは人肌脱ぐか!妖怪だけど。

 

譲 「永琳...僕は月に行くことは出来ない。」

 

永琳 「えっ...どうして...」

 

譲 「このままではロケットが発射するまでに妖怪に攻撃される!だから、僕がロケットの発射時間を稼ぐ!」

 

永琳 「嫌よ!あなたも行かないと!」

 

譲 「永琳!...出会いがあると必ず別れが来る!それが今だ!...大丈夫!僕は妖怪だ!きっとまたどこかで会えるよ。」

 

永琳 「そう...よね...譲!また...会いましょうね!」ポロポロ

 

永琳は涙を流している。僕は、反対に笑顔を作る。

 

譲 「また会おう!」二力

 

ロケットの扉が閉まり、4分のカウントダウンのアナウンスが流れる。

 

「ロケット発射まで後4分」

 

全速力で都市の外を目指し走る。

 

 

 

ー全速力で移動中ー

 

 

 

この数は凄いな...でもやるしかない!

 

妖怪 「なんだお前!」

 

妖怪が僕に向かって何者かを聞いてくる。

 

譲 「お前達を殺すものだ!」

 

妖怪 「はん!この数を相手にお前は何が出来る!!」

 

一斉に妖怪達が攻撃してくる。

 

譲 「遅い!」ザシュッ シュパッ シュ

 

妖怪達に一太刀ずつ入れていき確実に殺していく。しかし、

 

譲 「くっ!流石に数が多いい!」

 

圧倒的に相手の数の方が多いい。

 

譲 「だけど、諦めない!」

 

妖力で大量の密度の高い弾幕を作る。相当の妖力を使うが1発で妖怪を3匹殺せる程の威力をもっている。これを妖怪達にぶつけて行く。

 

譲 「えい!」

 

妖怪 「ぎゃああああ」どごぉ

 

「ロケット発射まで後2分!」

 

後2分か...これなら行ける!

 

譲 「はぁぁ」スパッ

 

後もう少しで発射する!絶対にここは通さない!と、思いながらどんどん妖怪達を切っていく。そして、

 

「ロケットが発射します!」

 

永琳や大樹などを乗せたロケットが発射した。

 

譲 「よかった...」

 

心のそこから安心していると、

 

大樹 「ワン!」

 

なんと、大樹はロケットには乗っておらず僕のすぐ近くにいた。

 

譲 「ダメじゃないか大樹!こんな所にいたら!」

 

とりあえず、大樹を叱っておく。そんなやり取りをしていたら妖怪達が、

 

妖怪 「なんだあれ...」

 

妖怪達が空を見ている。つられて空を見上げてみる。なんと、そこには

 

譲 「あれは...まさか!」

 

核が都市に落ちようとしている。

 

譲 「まずい!」

 

とっさに、大樹を抱え『空間を操る程度の能力』を使い衝撃が来ない空間を作る。爆発する前に空間を作ることができた。そして、核が爆発し目の前が真っ白になった。

 

譲 「よかった...守れ...た」

 

大樹を守ることが出来た。死にはしないが妖力を全て使ったため倒れてしまう。そして、だんだん意識が遠くなって行った。

 

? 「譲様!大...です...」

 

意識が遠のいていく中、聞き取りずらいが声が聞こえる。しかし、声の正体は分からず意識を落とした。




これで第一章は終わりです!
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