『拳』のヒーローアカデミア!   作:岡の夢部

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少し遅れた初詣で「健康でいられますように」と願ったのに。
一週間も経たずにインフルになりました(-_-;)
私って毎年かかる(-_-;)
予防接種って何なんだろうか(笑)
皆さんもお気をつけてくださいね!



拳の二十九 帰ってきました

 職場体験最終日。

 

 戦慈と里琴はトレーニングジムで軽めのトレーニングをしていた。

 

 体は襲撃された日の夜にリカバリーガールが病院を訪れて、治癒してくれた。

 大事を取って、その日は病院に泊まったが、翌朝には戦慈も完全回復して退院した。

 

「あんまり無茶するんじゃないよ」

「襲ってきた連中に言ってくれよ。それに東京でもあったんだろ?」

「あんたほどじゃないよ」

 

 と、小言を言われたが。

 さらに、

 

「それとあんた達の職場体験だけどね」

「中止か?」

「それが一番なんだけどねぇ。敵連合の狙いがあんた達である以上、昨日の今日で襲撃はないとは思うけど、今帰宅させるのも危険な可能性がある。あんたとあの子、1人暮らしなんだろ?」

「ああ」

「そうなると今は下手に帰宅させるより、職場体験中はミルコのところで居させた方が安全だろうって話になったんだよ。ここは今、警戒が強化されてるしね。ミルコ達からも了承はもらってるよ」

「それでも体験が終わったら、帰らねぇといけねぇんだろ?」

「その間に警察や担当地区のヒーローにパトロール強化の要請を終わらせる予定だよ」

 

 随分と大きな話になってきたなと顔を顰める戦慈。

 その後、リカバリーガールはミルコ達の所に治療に向かった。

 それと入れ替わりにヒョウドルとアルコロが入室してきた。

 

「無事で何よりだわ。で、リカバリーガールから話は聞いたわね?」

「ああ」

「と言っても、流石に職場体験は出来ないわ。特にスサノオはコスチュームもボロボロだしね。あなた達が狙われた以上、パトロールとかはさせられないわね。悪いけど、事務所かジムでトレーニングくらいしか出来ないわ」

「分かってる」

「まぁ、ブラスタの報告ではエルジェベートはかなりボロボロらしいから、すぐには来ないでしょう。またあそこまで力を上げるにはかなりの血が必要みたいだしね」

 

 ヒョウドルはエルジェベートに関しては、1週間以上は回復にかかると考えている。雄英襲撃からかなりの時間と被害者を出したことからの推測である。

 マスキュラーも敵連合に回復系の『個性』持ちがいないのであれば、数日で襲ってくる可能性は低いと考えている。少なくともマスキュラーならばヒョウドルでも抑え込むことが出来るので、危険ではあるがエルジェベートと脳無に比べれば脅威度は下がる。

 問題は脳無である。

 

「脳無だけは、どういう意図でスサノオと戦ったのか分からないのよね」

「あいつは1人じゃ動けねぇ。誰か命令を出していた奴がいたはずだ」

「あの黒靄は保須にいたらしいしねぇ。確か雄英のときは、もう1人いたのよね?」

「髑髏仮面の奴だな」

「そいつでしょうか?」

「恐らくね。隠れてたんでしょ」

 

 ヒョウドルは腕を組んで、顔を顰める。

 やはり脳無を連れてきた目的がはっきりしないのだ。

 エルジェベートは空を飛べることを知った今では、まさか『迎えに来たついでの実験』とは考えられないヒョウドルだった。

 

「まぁ、考えても仕方ないわね。とりあえず明日退院したら、シナトベとミルコと一緒に行動してね。私とアルコロはもう少し調査をするわ」

「分かった」

 

 ということで、戦慈達はトレーニングと護衛される日々を過ごしていた。

 

 ミルコは護衛兼休暇である。

 戦慈と里琴と組み手したり、昼寝したりと好き勝手していた。

 

 戦慈と里琴はかなり真剣にトレーニングをしていた。

 里琴はやはりエルジェベートと脳無に手も足も出なかったのが悔しかったから。

 戦慈はあの暴走状態の姿を引き出そうと思ったからである。全く上手くいっていないが。

 

 そして最終日を迎えた。

 体験は昼までなので軽く汗を流す程度に終わらせる予定である。

 その横でヒョウドルが悔しそうに顔を歪めて座っていた。

 ミルコは横で水を飲みながら、それを見ていた。

 

「はぁ~」

「全部空振りか?」

「見事にね」

 

 敵連合や保須事件を担当した警察とも連絡を取り合って、広島で隠れ家になりそうなところを虱潰しに突入し、繋がりが考えられる闇ブローカー達もこじつけを作って強制捜査を行ったが、全て外れだった。

 ヒョウドルはこの3日間、ほぼ徹夜の勢いで捜査に参加していた。アルコロは2日目でダウンしたそうな。

 

「少なくとも中国地方には連中の拠点はないわね。やっぱり黒霧って奴の存在がデカいみたいね」

「他の地域でも敵連合の動きらしいものはねぇのか?」

「ないわね。……やっぱり連中、しばらくは様子見……というか仲間集めに集中する気ね。ヒーロー殺しの動画もイタチごっこだし」

「ちっ。お前の予想通り、想像以上に厄介な後ろ盾がいるみてぇだな」

 

 ミルコも顔を顰めて舌打ちする。

 ヒョウドルもそれに頷いて、戦慈達に目を向ける。

 

「スサノオ、というか雄英か。厄介なことが今後も起きそうね」

「オールマイトが教員になったから、か?」

「でしょうね。スサノオはオールマイトに『個性』が似てるから目立つのか…しら……ね……」

 

 ヒョウドルは苦笑しながら話していると、最後は目を見開いて尻すぼみになっていく。

 その変化にミルコも気づき、ヒョウドルに目を向ける。

 

「ん?どうした?」

「そうよ。スサノオはオールマイトのパワーにそっくりだわ。雄英を襲った脳無はオールマイトを殺すために用意されたって言っていた。……まさか……」

「おい。なんだよ?気づいたことがあるなら、はっきり言えよ」 

「今回の脳無は、対オールマイトの性能実験だった可能性があるわ。スサノオのあのパワーに耐えられるなら、オールマイトにも十分対抗できる……!」

「!!」

 

 ヒョウドルの言葉に、ミルコも目を鋭くする。

 

「けど、最後には崩れ落ちてたぜ?流石にオールマイトには勝てねぇだろ?」

「オールマイトには《再生》持ちが向けられるわ。保須で出たエンデヴァーが倒した脳無も《再生》を持ってたそうよ。ただし、戦闘能力はこっちが上。もし、あいつが《再生》を手にしたら……」

「おいおい!ただでさえ4つだぜ……!?まだ増やせるのかよ!」

「だから実験しているのよ。増やせる余地があるかどうかをね」

「マジかよ……!」

「スサノオは絶好のテストベッドよね。段階的にパワーが上がって、頑丈で、そこそこ戦闘経験もある」

 

 ミルコは歯軋りをする。

 あの化け物がまだまだ実験段階であるなどとは思いたくもないし、あんな化け物を使い捨てのように使える組織など想像もしたくなかった。

 しかし、実際に戦った以上、ヒョウドルの推測を否定出来るものがない。

 

「そんなところにヴィラン共が集まるわけかよ……」

「そういうことね」

 

 嫌な予感しかしないミルコ達だった。

 戦慈と里琴にも今後も狙われる可能性と、敵連合はかなり厄介な連中であるということは伝えている。

 

「仮免も取れてない子供に、そんなこと言わないといけないなんてねぇ。情けないわね」

「だな。けど、これ以上はどうにも出来ねぇしな」

「そうなのよねぇ。まだ敵連合には情報収集レベルでしか動けないし。私達も鍛えないと、手も足も出ないし」

「全くだな」

 

 ミルコとヒョウドルは発動型のように急激なパワーアップは望めない。

 地道に鍛えていかないといけないのだ。

 

 

 

 

 その後、ミルコとヒョウドルもトレーニングをして、戦慈と里琴と組み手をする。

 

 そしてシャワーを浴びて、その後アルコロも合流して昼食を摂った戦慈達は、ミルコ達に広島駅まで見送り兼護衛をしてもらっていた。

 

「職場体験ってレベルじゃなくなったけど、とりあえず1週間ご苦労様だったわね」

「半分以上はトレーニングで終わったけどな!」

「それを補うほど濃い前半だったわよ」

「あ、あはは……」

 

 ヒョウドルの言葉をミルコは笑い飛ばす。ヒョウドルはジト目でミルコを見て、アルコロは苦笑いしか出来なかった。

 戦慈は肩を竦めて、里琴はいつも通りの無表情だった。

 

「まぁ、貴重な経験はしたな」

「……痛かった」

 

 大いに痛みを伴った経験であった。

 貴重ではあるが、あまりしたくない経験であった。

 

「けど、スサノオはプロになったら、今回みたいな事件がメインになると思うぞ?」

「そうねぇ。あれだけの戦闘力だしね」

 

 戦慈は今回の事件で一番の功労者だ。もし戦慈が脳無に敗けていたら、被害は更に広がっていたと推測されている。

 高校生であれだけの戦闘が出来れば、間違いなくプロになってもヴィラン退治が求められることだろう。

 ミルコ達はそう思っていた。

 

「とりあえず帰路も気を付けなさいよ。今の所は敵連合に動きも目撃情報もないけどね」

「ああ」

「……ん」

「まぁ、帰っても適当に頑張れよ!」

「はぁ」

「あはは……」

 

 ミルコの軽い挨拶に、ヒョウドルはため息を吐き、アルコロは再び苦笑いする。

 戦慈と里琴も呆れるが、すぐに気を取り直して、改めて挨拶する。

 

「世話になった」

「……ども」

「また来いよ!」

「頑張ってプロになりなさいね」

「頑張ってください!」

 

 ミルコ達に見送られて、戦慈達は改札を通り、新幹線に乗り込む。

 里琴は駅弁を買い込んで、関東に着くまでひたすら食べ続けていた。それを戦慈は横目で呆れながら眺めていた。

 そして数時間かけて電車を乗り継いで、最寄り駅に着く。

 

 改札を出ると、そこには一佳が立っていた。

 

「お!おかえり!」

「……何やってんだ?」

「え?何って、里琴から連絡もらって待ってたんだ。晩御飯一緒に食べようってな」

「……おい、里琴。おめぇはなんでいつも黙ってんだよ?」

「……ブイ」

「だから何がだよ……」

 

 一佳の言葉に戦慈は顔を顰めて、里琴に顔を向けると、里琴は無表情で得意げにピースをする。

 戦慈は顔を押さえて項垂れる。

 一佳は2人の変わらないやり取りを、どこかホッとした表情で見つめていた。

 

「どうするんだ?一度、着替えに帰るか?」

「……面倒」

「別に構わねぇよ」

「そっか。じゃあ、行くか」

「店、決めてんのか?」

「鞘伏さんが予約してくれてる。鞘伏さんは仕事で来れなかったけどな」

 

 3人が向かったのは、個室のしゃぶしゃぶ食べ放題だった。

 もちろんお酒は飲まない。

 いつも通り戦慈と里琴が頼みまくって、スタートする。

 

「それにしても、大変だったな。無事で良かったよ」

「まぁ、プロもいたしな」

「……殴られた」

「リカバリーガールが来なかったら、今も入院してただろうな」

「そこまでだったのか!?」

 

 戦慈の言葉に一佳は目を見開く。

 メールでは具体的に負傷の状態を聞かず、リカバリーガールが来たとの言葉で安心していたので、そこまでとは思っていなかった。

 

「俺はまたキレて暴れたからな。それの反動がデカかったし、里琴も脳無に思いっきり殴られたからな」

「……キズモノにされた」

「……本当に無事で良かったよ」

「東京でも色々あったんだろ?」

「そっちは轟や緑谷、飯田らしいよ。ヒーロー殺しと戦ったって」

「よく知ってんな?」

「八百万と一緒だったんだよ」

「八百万?……あぁ、A組の物を創る奴か」

 

 戦慈は八百万を思い出すのに、一瞬タイムラグがあった。

 里琴はすでにしゃぶしゃぶに夢中になっており、頬が膨らみ始めていた。

 八百万の扱いに一佳は苦笑いするしか出来なかった。

 

「ウワバミも情報を集めてたしな。脳無はエンデヴァーやプロヒーロー達が倒したって。こっちは結構被害者が出てた」

「どっちも雄英生が関わってるかんな。まぁ、気にするよな」

「飯田に関しては因縁があったらしいし、大変だったんじゃないか?」

「因縁?」

「体育祭の時にさ、飯田のお兄さんがヒーロー殺しにやられて引退させられたらしいよ」

「……なるほどな。……巻き込まれたのも、案外飯田の奴が突っ込んだんじゃねぇのか?」

「それはないと思うけどなぁ。飯田ってかなり真面目だし」

 

 一佳は戦慈の言葉を首を傾げながら否定する。実は大正解であったのだが。

 その後は事件の話ではなく、普通に職場体験の話になった。

 

「CMに出たのか?」

「……来月には流れるってさ」

「……ふぉめ」

「『おめ』って言いたいのか?おめでたくはないからな」

「お前は話すなら口ん中飲み込め。それと肉ばっかり食ってんじゃねぇよ」

 

 リス里琴が一佳のCM出演を祝う。

 しかし、頬が膨れていたため言葉にならず、2人にツッコまれる。

 戦慈のツッコミに、里琴はモキュモキュと口の中の物を飲み込む。

 

「んぐ……女優?」

「なるか!」

 

 里琴の言葉に、一佳は顔を赤くして即座に否定する。

 

「俺はテレビ見ねぇからなぁ。ヒーローもCMとか出んのか……」

「ウワバミは少し特殊な気もするけどな……。パトロール中もサイン会や撮影会みたいなことになってたし」

「けど、事件にも関われたんだろ?」

「まぁな。それは嬉しかったし、色々気づくこともあったんだけど……」

 

 醜態も晒したが、それ故に得るモノも大きかったのは事実だ。

 しかし、それ以外ではやはり首を傾げざるを得ないことばかりだった。

 そのためか、どうにも力強く「良い職場体験だったな!」と言えないのだ。

 

 今回も店員から「そろそろお肉が……」と言われて、店を出る戦慈達。

 家に帰った戦慈と里琴は着替えて、のんびりしていると、再び一佳が戦慈の部屋を訪れる。

 

「まだ何かあんのか?」

「……いや……その……な?」

 

 一佳は何やら恥ずかしそうにタンブラーを取り出す。

 それに戦慈は思わずジト目を送り、一佳は更に顔を赤くする。

 そこに里琴も顔を出して、

 

「……餌付けされた?」

「……うるさいな」

「はぁ。上がって待ってろ」

「……悪いな」

 

 里琴のからかいにも、一佳は拗ねたように答えるくらいしか出来なかった。

 それに戦慈はため息を吐くも、一佳を部屋に入れて、コーヒーを淹れる用意をする。

 一佳は顔を赤くしたまま、里琴と共に部屋に上がってクッションに座る。

 

 一佳は職場体験中もコーヒーを買って飲んでいたが、やはりどこか物足りなかった。

 コーヒー好きと知ったウワバミが、有名なコーヒーショップを紹介してくれた。もちろん美味しく飲んだ時はテンションが上がったが、飲み終わるとやはり何かが違う気がしてきていた。

 ちなみに八百万は紅茶派らしく、互いにコーヒーと紅茶の魅力を語り合った。

 その時にサラッと戦慈のコーヒーを分けてもらっていることを話してしまい、顔を赤くしてしまう。それに八百万は「恋バナですわ……!」と目をキラキラさせていた。

 そして戦慈達の帰りを待っていたのは、戦慈のコーヒーが物凄く飲みたかったからである。

 

 キッチンからコーヒーの匂いが漂ってくると、妙にソワソワし始める一佳。

 それを里琴は無表情で眺めて、

 

「……餌付け」

「……里琴だって拳暴のカフェオレが好きなんだろ?」

「……もち」

「だったら別に良いだろ?私だって」

「……もち」

 

 里琴は無表情でグッ!と親指を立てる。

 それに一佳は更に気恥ずかしさが強まり、眉間に皺を寄せる。

 

 そして戦慈がコップとタンブラーを持って部屋に入ってきて、一佳の前に置く。

 一佳は戦慈に礼を言って、コップを手に取りコーヒーを飲む。

 

「ふぅ……やっぱ拳暴のコーヒーは美味いな」

「そりゃどうも」

 

 一佳の言葉に戦慈は礼を言いながら、里琴にもカフェオレを出す。

 

(……やっぱ拳暴のコーヒーが好きなんだな)

 

 改めて自身の心の内を思い知らされる。

 

 一佳はチラリとベッドに腰かけてコーヒーを飲んでいる戦慈を見る。

 

「……本当に無事で良かったよ」

「あん?どうした?いきなり」

「いや、やっぱりこのコーヒーが飲めないのは嫌だなぁって」

「なんだよそりゃ……」

「はは!そういえば、ミルコも拳暴のコーヒーを飲んだのか?器材とか持って行ってたろ?」

「……餌付けされた」

「ミルコにも好かれたのか。じゃあ、今頃ミルコも飲みたがってるかもな」

「朝に十分作ったから、まだ大丈夫だろ」

 

 一佳の返答に戦慈は呆れるが、一佳は何かを誤魔化すように話題を変える。

 それに里琴も乗り、戦慈も特にツッコむことなく話題に乗っかる。

 その後も里琴に時折揶揄われながらもコーヒーを楽しむ一佳であった。

 

 

 コーヒーを飲み終えた一佳は、タンブラーを持って帰宅する。

 

「……はぁ。なんか違う意味で情けないなぁ」

 

 部屋着に着替えて、ベッドに横になってため息を吐く一佳。

 

 しかし、すぐにタンブラーに手を伸ばし、コーヒーを口にする。

 悔しいことにコーヒーを飲むと、落ち着くように感じてしまう。

 

「本当に餌付けされてるなぁ。……何かお返ししないと駄目か?……あれ?」

 

 一佳は「お返し」と呟いた直後に、ある事を思い出す。

 

「……私って……拳暴や里琴に何か贈り物したことあったか?……ない……」

 

 タンブラーを片手に顔が引きつる一佳。

 ほぼ毎日コーヒーをもらっておきながら、まともなお礼をしていないことに気づいてしまった。

 

「……唯や茨もお礼してたのに……!私って馬鹿じゃないのか……!?」

 

 一佳は頭を抱える。

 

「駄目だ……!なんか考えないと……!」

 

 このままでは駄目女ではないか!

 

 その事実にようやく気付いて、一佳は慌ててスマホを起動してネットで何かないかを調べ始めるのであった。

 

 こうして戦慈達は一週間の職場体験を終えたのであった。

 

 

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