東方歪界譚   作:鈴華

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フランと霙が弾幕勝負をしているとき、紅魔館のテラスにいる魔理沙、レミリア、咲夜。
これは3人の会話である。

それではどうぞ。


Ep,11.5 古城霙の素性

古城霙がフランドール・スカーレットとの弾幕勝負をしている頃…。

「お嬢様、紅茶をどうぞ。」

 

「あら、ありがとう。それで魔理沙、単刀直入に聞くけど、今日はどういった要件かしら?」

 

「なんのことだ?」

 

「ごまかさなくてもいいのよ?ここの会話はあの2人に聞こえていないわ。距離が遠すぎるもの。」

 

「…やれやれ、さすがレミリアだぜ。フランには悪いが、確かに今日は別件で来てるぜ。」

 

「それで何の用かしら?」

 

「霙のことだぜ。」

 

「彼女がどうかしたの?」

 

「アイツは普通の人間じゃない。レミリアもわかっているだろう?咲夜、お前もだ。」

 

「えぇ、気づいているわ。ねぇ、咲夜?」

 

「はい。すぐに気づきました。霊夢も既に気づいているでしょう。」

 

「そうね。あの霊夢が気づかないなんて有り得ないわ。」

 

「それで私の偏見だが、霙は早苗と同じ現人神か、もしくは神霊の類だと思ってる。アイツはスペカを一瞬にして作り上げたからな。それに今、フランにあれだけ対抗してみせている。それだけで早苗以上の力を持っていることがわかるぜ。ついでに能力も未知数。レミリアの能力を使えば、何か分かると思ったんだが。」

 

「そうね。私もそう思っているのだけれど、能力を使っても把握しきれないのよ。」

 

「…それは、どういう意味だ。」

 

「そのままの意味よ。運命を見ようとしても途切れ途切れで見にくいのよ。」

 

「…まぁ、今の間は大丈夫だろうな。記憶喪失は嘘じゃないようだし、記憶が戻ったら問い詰めるとするか。」

 

「ふふ、そうね。」

―禁忌“レーヴァテイン”!―

「…咲夜。もうそろそろ止めて来なさい。ここから見ても分かるくらい疲れているようだからね。」

 

「分かりました。」

―カチン―

「なんやかんだで気にしてるんだな。」

 

「そのニヤケ顔をやめなさい。当然じゃないの?それに魔理沙もでしょう。」

 

「くくっ。否定はしないぜ。」

 

「それはそうと、早く本を返してくれないかしら?」

 

「それはそれ、これはこれだぜ。」

 

「はぁ。パチェも大変ね。こんな奴に毎回盗まれて…。」

 

「おいおい。こんな奴とは失礼だな。あ゛…。」

 

「なにかしら、その「あ゛…」は。」

 

「いやぁ。そのことで霙に説教されそうなんだよな。」

 

「はい?」

 

「いやぁ。ちょっと色々あってな。下手したらアイツ、映姫の説教に匹敵するんじゃないかって思うんだぜ。」

 

「ふふふ。それはご愁傷様。是非ともそのさまを見てみたいものね。」

 

「御免被りたいぜ。と、きたきた。よっすお疲れ。」

 

(それにしても、フラン相手にあの程度の軽傷で済むなんて…。この先の運命が変わってもおかしくないわね)




いかがだったでしょうか?
今後、古城霙が幻想郷にどのような影響を与えるのか。乞うご期待ください。
それでは、間違い等がありましたらご指摘のほどよろしくお願いします。感想も待っています。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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