これはその時の会話です。
「今帰りました、幽々子様。」
「お帰り、妖夢。」
「お邪魔しているわ。」
「紫様、居らしていたのですか?今、お茶を入れますね。」
「気にしなくていいわ。それから妖夢。」
「はい、なんでしょうか?」
「例の娘には会えたかしら?」
「紫様の言っていた娘ですか?えぇ、会いましたよ。」
「誰のことだったかしら?」
「ほら、紫様の言っていた外来人ですよ。確か、名前は古城霙さんでしたね。」
「あぁ、そうだったわね。」
「それでどうだったかしら?」
「変わった様子はありませんでしたよ。至って普通の娘でした。」
「そう。それは良かったわ。」
「でも、紫も無理してるでしょう?」
「なんのことかしら?」
「誤魔化さなくたっていいのよ?彼女の記憶と運命、歴史の境界を弄ったのでしょう?」
「……はぁ。そうね。これを維持するのも大変だわ。彼女が歴史を歪めているのには意外だったけど。」
「しかし、紫様。」
「何かしら?」
「それだけ境界を弄っているならば、いつかは治ってしまうのでは?」
「そうね。もしかしたら何かの拍子に境界が治ってしまうのかもしれないわ。でも、しばらくは大丈夫よ。いずれにしても時間の問題ね。」
「そうですか…。」
「それで、紫。彼女が幻想郷に来た目的はなんだったの?」
「――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――」
「………………………。」
「………………………。」
「嘘か真か、そう言っていたわ。」
「随分と大それたことを考えているようね。」
「私にはそう見えなかったのですが。」
「今は記憶喪失だもの。記憶が戻り次第、彼女も動き出すと思うわ。」
「彼女は何者なのですか?少なくとも妖獣や妖精の類ではないと思うのですが。」
「そうね…。例えるなら、半人半神ってところかしらね。」
「またみょんな―」
「「うん?」」
「ん゛ん゛っ!妙な人がいましたね。」
「ふふ。そうね。みょんな人もいたものね。」
「ゆ、幽々子様!」
「私でもこんなみょんな人はあったことはないわ。」
「紫様まで!」
「ふふ。まぁ、妖夢のみょん発言は置いといて。私と同等かそれ以上の力を持っているのは確かよ。」
「そんなに強かったんですか!?」
「戦った時は時間制限があったとはいえ、押されていたわ。」
「半人半神、ねぇ…。外の世界に神霊はいても、守矢の二柱みたいに崇拝されていなかったようなものばかりのはずでしょう?」
「人のようで神のようでもある。…現人神とは違うのですか?」
「比較的近いほうだと思うわ。でも、何か違うのよ。」
「難しいわね。」
「えぇ。だから今後も警戒してちょうだい。私も対策は練っておくわ。」
「分かりました。」
「頼りにしているわよ、みょん。」
「幽々子様ぁ!」
いかがだったでしょうか?彼女の目的と素性がいつ明かされるのか。乞うご期待ください。
それでは、間違い等がありましたらご指摘のほどよろしくお願いします。感想も待っています。
ここまで読んでいただきありがとうございました。