東方歪界譚   作:鈴華

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今回はコラボ回です!やった!
ふみふみさん様、本当ありがとうございます!
初めてのコラボ回をどうぞ!

※この話は「ふみふみさん作“東方琴吹録 番外編その4”」の続きにあたいします。
そのため、あちらを読んでからの方が良いかと。
上記を考慮した上でお読みください。


Ep,琴吹録 “あっち”と“こっち”の幻想郷

「―ということがあったのですよ。」

「それはまた、奇妙なことがあるものだな。」

 

後日、寺子屋での授業を終え、私は慧音さんに昨日の出来事を話しました。

 

「私のところにはそのような男の子は来ていない。それに魔理沙も来ていないぞ。」

「そうですか…。阿求さんは何か心当たりありますか?」

 

私は目の前の阿求さんにも聞いてみようとしたのですが…。

 

「あ、あのう…。阿求さん?」

「どうした、阿求?」

 

目が点になっているのですが…。

 

「阿求っ!」

「は、はい!?」

 

あ、戻ってきました。

 

「大丈夫ですか?」

「あ…あぁ、はい。大丈夫です。ただ、思い当たる節があったので…。」

「なんですか?」

「これです。」

 

阿求さんが取り出したのは、厚い紙の束でした。

 

「実は少し物語を書いてみようと思いまして、霙さんの言っていた事を今丁度執筆中だったんです。今日は霙さんの名前を出すことを許可していただこうと、持ってきていたのですが…。」

 

阿求さんから紙束を受け取ると、タイトルには「琴吹録」と書いてあります。パラパラと中身を読んでいくと、ありましたね。昨日とほとんど同じようなことが書かれた所が。

 

「今はそこで止まっています。」

 

つまり、この物語のことが昨日起こった、と…。

 

「奇妙なこともあるのですね…。」

「まったくだ。」

 

…穏やかな時の流れを感じる。

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

……あれ?ここはいったいどこでしょうか?確か、博麗神社の縁側でお茶を飲んでいて、ひなたが暖かくなってきて、それから寝てしまったはずです。でも気づけば、見覚えのない場所にいました。…いえ。正確には見たことはあります。でも、何か違う…。そんな気がするのです。

 

「ここは確か、魔法の森のはずですよね…。」

 

なんなのでしょうか。この違和感は…。ふむぅ。ものは試しです。人の集まるような場所に行ってみましょう。

 

―数十分後―

 

わかったことがあります。ここは私の知っている“幻想郷”ではないようです。寺子屋近くまで行ってみても、私を知っているような人はいないようでした。どういうことなのでしょうか…。うぅ~ん…。

 

―ドン―

 

「うわっ!?」

 

あ、考え事をしすぎて、棒立ちになっていたため、誰かがぶつかったようです。

 

「おいおい、だから前向いて歩けって行ったんだぜ。」

 

この声は…魔理沙さん?でも、“こっちの幻想郷”では他人でしたね。

 

「ご、ごめんなさい。」

「いえ。私こそ、こんな道端に棒立ちになっ……て?」

「え?」

 

……………………。

 

「「ええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!??」」

「あの時の泥棒!!」

「あの時の怖い巫女さん!?」

 

グサァッ!?あぁ…。今、心に響きましたよ。泣きたい…。そんなに怖かったでしょうか。確かにやりすぎた感はありますが…。

 

「どうしてこっちの幻想郷に!?」

 

うん?“こっちの幻想郷”?この子は何か知っているみたいですね。

 

「えーっと、実はですね。」

 

かくかくしかじか。

 

「つまり、“そっちの幻想郷”にいたはずが、いつも間にか“こっちの幻想郷”に来たと。そういうことなんだぜ?」

「そうなのですよ。」

 

厄介なことになりましたね。どうしましょうか。…それにしても。このメイド服を着た子―琴吹未来くんは男の子のはずなのに、メイド服がとても似合っていますね。変態さんでしょうか?それとも俗に言う所の男の娘?

 

「グハァ!?」

「えぇ!?」

 

突然、未来くんが突っ伏しました。ど、どうしたのでしょうか?

 

「思いっきり、口に出してたぜ。変態とか、男の娘とか。」

「え゛っ…。」

「大丈夫ですよ。気にしてないから…。いや、むしろ諦めてるから…。」

 

目が死んでますが…。ま、まぁいいでしょう。

 

「それより“そっちの幻想郷”に戻る方法だが、心当たりがあるぜ。」

「ほ、本当ですか!?」

「紫にかかればすぐに戻れるだろうぜ。」

 

よかったです。このまま戻れないのかと思いました。

 

「んじゃ、博麗神社に行くか。ほら、未来!いつまでぐじぐじしてんだぜ!」

「―ハッ!い、今行くよ、魔理沙!」

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

場所は変わりまして、博麗神社です。今、魔理沙さんが霊夢さんに事情説明しています。え?未来くんですか?彼なら私のそばにいますよ。

 

「ちょww霙さん!?や、やめwwやめてwwwww」

くすぐり地獄ですけどね。だってこの子、弄りがいがあるようですし。とても楽しいです。

「じぬwwわらいじぬぅwwwwww」

「何してんのよ、あんたら。」

 

あ、話は終わったようですね。霊夢さんが呆れ顔をしながらやってきました。

 

「れ、霊夢、魔理沙!たww助けてwww。」

「それで、私は戻れるのですか?」

「そうね。今紫を呼ぶわ。」

「まさかのスルー!?」

 

はいはい。おもちゃもとい未来くんは黙っていましょうね。霊夢さんは何やら虚空を弄り始めました。すると、空間が割れ中から1人の女性が出てきました、ビデオカメラを持って。

 

「結界をいじるのをやめてくれないかしら、霊夢。今いいところなのに…。」

「ゆ、紫姉!そのビデオカメラ、まさか!」

「もちろん、あなたがくすぐられ悶える姿よ、未来。」

「今すぐ消して!」

「それで、私に用があるのはそこの娘かしら?」

「はい。私です。」

「あれ?またスルーなの(´・ω・`)?」

 

話が早くて助かります。

 

「こちらにいらっしゃい。“あなたのいるべき幻想郷”へ送ってあげるわ。」

「ありがとうございます。」

 

スキマの中は少し薄気味悪いですね。でも、戻れるようですし、行くしかないでしょう。

 

「短い間でしたが、お世話になりました。」

 

未来くん、霊夢さん、魔理沙さんに別れを告げると、3人は手を振っていました。そして、スキマは閉じてしまいました。

 

「この奥に“あなたのいるべき幻想郷”があるはずよ。」

 

この奥に“私のいるはずの幻想郷”が…。

 

「でも、その前に…。」

 

え?

 

「“こちらの幻想郷”のことを忘れてもらうわ。」

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

…ん。ん?ここは…。

 

「博麗神社…。」

 

あぁ、そうでした。確か日向が暖かくて眠ってしまったのでした。それにしても、奇妙な夢を見たような気がしますね。

 

「…思い出せませんか。」

 

当然でしょうね。所詮は夢です。覚えていない夢など、よくあることですからね。でも、少し気になります。どんな夢でしたっけ…。

 

「ん~。まぁ。いいでしょう。そうだ、今夜のご飯の買い出しに行きましょうか。」

 

丁度切れそうなものがあったはずですし、売り切れる前に買いに行くとしましょう。

 

 

 

「この私ですら、忘れさせるのにこんなに苦労するとは思わなかったわ。彼女の正体は知らないけど、こちらのことはこちらの住人に任せるとしましょう。…この疲れは秘蔵の未来アルバムで癒すことにしましょう♪」

 




どうでしたでしょうか?
はじめてのコラボ回なので、ふみふみさん様の思い描く“琴吹未来”と違っていないでしょうか?(ビクビク)
こほん。気を取り直して、今回は特別ゲストの琴吹未来さんに来ていただきました。
「許可もなにもなしに出していいんですか?」
バレなきゃ犯罪じゃないんですよ、未来さん。
「バレますよね、絶対。」
その時は…。
「その時は…?」
ふみふみさん様側の紫さんに買収します。
「ちょっ!」
ハハハ、大丈夫。なんとかなるさ。
「僕がなんとかなりそうです。」
では、初のコラボ回はここまでとなります。間違い等がありましたらご指摘のほどよろしくお願いします。感想も待っています。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
「ありがとうございm」ヒュン
あ、スキマに消えてった…。

しつこいようですが、ふみふみさん様、コラボして下さりありがとうございました!
霙「ありがとうございました!」
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