東方歪界譚   作:鈴華

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どうも皆さん、鈴華です。
今回は永遠亭での話です。
ちなみに姫様は出ません。m(_ _)m
そしてタイトルにもある通り、ほんの少しあります。

では本編どうぞ。


Ep,24 永遠亭の療養+ポロリ(?)もあるよ

――ここは…。見慣れない天井…。私は、どうしてここに…?確か、攻めてきた妖怪から人里を守るために戦って、清香ちゃんを守って…。そのまま気を失ってから…。あれからどうなったのでしょうか…。

 

「―つぅ…。」

 

身体を動かそうとすると、激痛が走りましたぁ…痛いぃ。寝かされた身体を見てみると、包帯が巻かれています。治療されていますね。どうりで薬品の匂いがすると思いました。

 

「むやみに動かない方がいいですよ。」

 

障子戸を開けて、うさぎ耳の娘が入ってきました。手には包帯を持っています。

 

「あなたが私を?」

「えぇ。ここなら治療できるから。あ、名乗ってなかったですね。鈴仙・優曇華院・イナバです。」

 

名前なっが。まさかのミドルネーム入りですか。

 

「鈴仙でもうどんげでも、好きなように呼んでください。」

「…では、鈴仙さん。私が気を失ったあと、里はどうなったのですか?」

 

私が気を失う前に、鈴仙さんを見たのは事実。彼女も私も生きているということは、守りきれたか、逃げ帰ってきたかのどちらかです。

 

「そんなに“波長”を強めないでください。大丈夫、無事です。あなたと妹紅、慧音のおかげでね。」

 

…よかった、本当に。

 

「でも、よかったです。」

「なにが、ですか?」

「あなたは3日間飲まず食わずで、寝ていました。おかげで、青いリボンの娘が毎日慧音と一緒に訪ねてくるものだから。」

 

え…。そう言われてみれば、おなかがすいてきましたね。

 

―きゅるるるる―

 

「―ッ!!?」

「包帯を取り替えたら、何か作ってきますね。」

 

私のおなかの音を聞くと、鈴仙さんは苦笑いしながら、私も巻かれている包帯を取り替え始めました。それにしても…。

 

(恥ずかしい…///)

 

だってそうでしょう!おなかの音を聞かれただけでなく、下着もなにも着てなくて、包帯で隠せていたのに、それを自分以外の人が外すのですよ!上半身裸ですよ!?うぅ…。

 

「あの…。恥ずかしいのはわかりますが、腕を上げてください。包帯が巻けないので…。」

あははは。もういやぁ(´;ω;`)

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

「食べやすいもの作ってくるから、安静にしていてください。」

 

包帯を取り替えた後、鈴仙さんは私の食事を作りに部屋から出ていきました。私、ですか?布団に横になって枕をかぶっています。だって恥ずかしいじゃないでしゅかっ!…噛んだ。

 

「…ふぇいふぇふぁんふぁみはふぁにふぉひてふぃるのふぇひょうふぁ。(…慧音さんたちは何をしているのでしょうか。)」

「まだ寺子屋で授業でしょうね。」

 

おや?今度は鈴仙さんとは違う大人の女性の声が聞こえてきました。というより、よく私が何を言っているのか分かりましたね。枕をどかすと、そこには長い銀髪を三つ編みにし、紅と紺の色の服を着た女性がいました。

 

「あなたは…?」

「八意永琳。医者よ。調子はどうかしら、古城霙さん?」

「あ、はい。大丈夫です。」

「そう、それは良かったわ。それじゃあ、ちょっと見せてもらえる?」

「ファッ!?」

 

見せる?見せるってまた包帯取るのですか!?

 

「うん?…あぁ、大丈夫よ。包帯の巻き具合の方を見るだけ。鈴仙がミスとかしているかの確認よ。」

 

よ、よかった…。

 

「ミスを見つけたら、巻きなおす為に外すけど。」

 

前言撤回です。鈴仙さんのミスがありませんように。どうか、ありませんようにぃ。

 

「……うん、どうやら間違いとかはないようね。」

 

ふぅ…、よかったです。

 

「この様子だと、もう少しで傷は塞がるわ。そうね。再生能力を促進する薬打ち込んだし、明日の夜かしら。」

 

早いですね。一週間は掛かると思っていたのですが。

 

「霙さん。ご飯できましたよー。あ、師匠。」

「うどんげ。霙が目を覚ました事を、慧音に伝えてきてくれる?もちろん授業が終わった後にね。」

「分かりました。」

 

鈴仙さんは出来たご飯を私の側に置いて出て行っちゃいました。雑炊ですk…あ。霊夢さんのご飯…。3日間も霊夢さんは何も食べてないのですよね…。でも、貯めたお金が余っていたはずですし、多分大丈夫でしょう。

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

そろそろでしょうか。日も暮れ始めましたし。

 

「霙先生!」

 

ほら、やっぱり来ましたね。

 

「はい、起きていますよ。」

 

障子戸を開けて、清香ちゃんが飛び込んできました。少し遅れて慧音さんも入ってきます。

 

「こら、清香。まだ霙は傷が塞がっていないのだから。」

「大丈夫ですよ。明日の夜には塞がるそうです。」

 

衝撃を緩和したとはいえ、少し痛むとは絶対言いませんね。

 

「あ、そうだ。慧音さん。」

「ん?なんだ?」

「いえ、たいしたことではないのですが。あの時の姿は?」

「あの時…。あぁ、あの姿か。私はワーハクタイという妖怪なんだ。満月の夜になると、あの姿になる。ちなみに能力も変わるぞ。」

 

そうだったのですか。知りませんでした。

 

「霙先生、ごめんなさい。わたしが―」

「はい、ストップ。」

 

清香ちゃんが謝るのを両頬を引っ張って止めました。おぉ、意外に伸びますね。

 

「先生…、怒ってる?」

「怒っていませんよ。清香ちゃんは怪我をしませんでしたか?」

「うん。大丈夫。わたしも里も無事。」

「それはよかったです。」

 

本当に何もなかったようですね。あとは私が回復すれば万事解決ですね。霊夢さんも心配しているでしょうし。早く戻りたいものです。

 

 




今回は八意永琳さんに来ていただきましたー。
「八意永琳よ。よろしく。」
いやぁ、霙の治療お疲れ様でした。
「大したことはしてないわ。それはそうと、彼女は記憶喪失なのよね?」
えぇ、そういう設定です。
「なら、私が記憶喪失を治す薬を作ればいいのかしら?」
結構最初の方で慧音さんを出し、霙を寺子屋に向かわせていますが、実はここで永琳さんか慧音さんのどちらを出すか悩みました。
「そうなの?」
えぇ。薬なら一瞬で治せますし、作るのにもあなたの能力なら造作もないでしょう。でも、それだとつまらないのですはい。
「じゃあ、作らない方が?」
いいですね。それでは次回予告をお願いします。
「次回は霙が引退した後の話よ。霙は慧音からしばらく休みをもらっているわ。でも、穏やかではないのが幻想郷。次回はあの鬼を出す予定よ。」
それでは、間違い等がありましたらご指摘のほどよろしくお願いします。感想も待っています。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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