お燐に呼ばれた霊夢と魔理沙。
彼女たちが見たものとは―?
それではどうぞ!
「相変わらず、ここは暑いわね。」
「まぁそう言うなよ、霊夢。ここのおかげで温泉が沸いてるんだぜ。」
「はぁ…。で、お燐。“例の渦”っていうのはどこにあるの?」
「もうすぐつくよ。あ、さとり様ー!」
「久しぶりね、霊夢に魔理沙。」
「さとり様ー。あたいはお空のところに行ってますねー。」
「えぇ。ありがとう、お燐」
「それで、さとり。その“渦”っていうのはどこ?」
「こっちよ。」
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「これよ。」
「…これはまた。すごいのが出たぜ。」
「私にはどうもできないから、2人を呼んだのだけれど。」
「なにかしらね、この“黒い渦”…。これはいつからあったの?」
「今朝よ。お空が知らせてくれたわ。」
「魔理沙は何か見覚えある?」
「ないぜ。」
「でしょうね。私も原因はわからないわ。」
「そう。じゃあ、このまま保留かしら?」
「そうせざるを負えないわね。」
「んー。触ってみてもなんもないぜー。」
「ちょ!魔理沙!」
「いやだって、見て分かるもんじゃないぜ?こういうの。」
「それも一理あるわね。」
「はぁ…。じゃあ、魔理沙。その“渦”に飛び込む?」
「それは遠慮するぜ。なんか底がないみたいだったからな。」
「あぁ。それとこの“渦”、少しずつ大きくなっているみたいなのよ。」
「「大きく?」」
「お燐にあなたたちを呼びに行かせる前は、もう少し小さかったわ。」
「え?何その焦らせる感は。」
「流石に焦るぜ。そういうのは。」
「だから、なるべく保留にして欲しくないのよ。」
「うーん。でも、これを起こしている側に、動きがない限りは手の打つようがないぜ。」
「そうなのよね。でも、犯人を割り出す時には、手を貸してくれないかしら、さとり。」
「えぇ。いいわよ。早く解決して欲しいもの。今回は手を貸すわ。」
「んじゃ、私らは帰るが、何かあったら知らせてくれ。」
「お願いね。」
「わかったわ。」
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「んで、霊夢はどう思うよ。」
「どうって?」
「あの“渦”だよ。」
「さっきも言ったでしょ。さっぱりよ。」
「巫女の勘は宛てにならないか?」
「……さてね。」
「まぁ。そうだろうな。さすがの覚妖怪も“心”は読めても“勘”は読めないか。」
「そういう魔理沙はどうなのよ。」
「私か?確証がない限りは動かないぜ。」
「あっそ。だったらおとなしくキノコ狩りでもしてたら?」
「うっせ。お前こそ、無い賽銭でも数えてろよ。」
「言うようになったじゃないの、魔理沙。」
「ふん。喧嘩なら買うぞ、霊夢。」
「なら私とやろうか。」
「「…え゛?」」
「いやぁ。丁度暇してたんだ。」
「「勇儀…。」」
「何、ハンデは付けるから軽くやろうや。1対2でも構わないぞ。」
「…いい度胸ね。魔理沙。」
「…あぁ、わかってるぜ。やるぞ!」
「来い!」
「「逃げる!」」
「あ、こら!待てよやああぁぁぁっぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
それでは、間違い等がありましたらご指摘のほどよろしくお願いします。感想も待っています。
ここまで読んでいただきありがとうございました。