東方歪界譚   作:鈴華

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どもども鈴華です。
カリキュラムにひと段落ついたので、一気に仕上げました。
ふぅ(;´Д`A

では、どうぞ


Ep,26 三月精のいたずら

「えぇ!お姉ちゃん、怪我してたの?」

「すみません。言うのが遅くなりましたね。」

 

今、私は弾幕勝負に負けた理由をフランさんに問われています。何故、彼女がそんなことを聞いていたのかと言うと、フラン曰く「なんかね、前より弱かったから!」とのことでした。ド直球すぎですよぉ。

 

「今度はちゃんと治った時にやろうね。」

 

わぁい。またやるのですか、フランさんとの弾幕勝負。あぁ、やめてください!そんな無垢な瞳で私を見つめないでください。

 

「わ、分かりました。またの機会にやりましょう。」

「わーい、やったー!約束だからね、絶対だよ!」

 

あはは…はぁ。私ってこんなに罪な性格でしたっけ?このあと、フランさんと指切りをしました。むしろさせられました。だって2階の廊下窓から咲夜さんの視線がぁ。

 

「それでは、また会いましょうね。」

「うん。ばいばーい。」

 

彼女に見送られながら、私は穴をあけ帰って行きました。

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

縁側での平和な時間がやってきました。

 

「…暇ねぇ。」

「そうですねぇ。」

 

霊夢さんは私に膝枕されています。―と言っても、霊夢さんから乗っけてきたのですけどね。

 

「霊夢さん、地霊殿の方は解決したのですか?」

「まだよ~。」

 

でしょうね。少し拗ねているのでしょうか?頭なでなで。

 

「だったら、行けばいいじゃないですか。」

「今までと違うのよ。だから動きようがないの。」

 

今までと違う、のですか?何かあるのでしょうか?

 

「今までは、あっちから勝手に出てきて、こっちが退治するものだったんだけど。今回の異変は犯人が隠れているのよね。」

「そうなのですか。」

「あーあ、早く出てきてくれないかしらね。」

 

そんなわざとらしく言っても出てくるものではないでしょうに。

 

「こんにちは。」

 

わぁ!びっくりしました…。突然、真横に女の人が降りてきましたよ。ピンクが印象的な服に羽衣を着ています。

 

「あら、衣玖じゃない。アンタが来るなんて珍しいわね。」

 

どうやら、お知り合いのようですね。まぁ、この幻想郷に霊夢さんを知らないような人はいないでしょうが。

 

「今、時間空いています?」

「空いているわよー。なに?またあの不良天人が何かやらかしたの?」

 

話が見えないです。でも、衣玖と呼ばれた彼女は何か焦っているようですね。

 

「いえ。やらかしそうではありますが…。とりあえず、天界に来てください。」

「わかったわ。霙、留守番お願いね。」

「分かりました。いってらっしゃい。」

 

霊夢さんは立ち上がり背伸びをすると、衣玖さんと一緒に空へ飛んで行きました。

 

「…雲の上まで行っちゃいました。」

 

天界と言っていましたし、雲の上に何かあるのでしょうね。

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

霊夢さんが空に消えてからどれくらい経ったでしょうか?

 

「…………。」

 

視線を感じますね。それも少し近いです。

 

「そこに誰かいるのですか?」

 

視線を感じる方向へ声をかけてみても……、返事はないですね。しょうがないです。少し様子を見てみることにしましょう。作戦:気のせいにする。

 

「…気のせいでしたか。私も疲れているのですかね。」

 

お茶うまうま。…どうやら3人いるようですね。え?何故わかるのか、ですか?“何か”が私の隣から神社の中に入った時に、床板の軋む振動が伝わってきたからです、3人分。では、早速動くとしましょうか。私は穴を神社の中に幾つか繋げました。その穴に腕を差込み、3人の入っていった部屋の戸をすべて閉じました。これで袋の鼠です。

 

「いやー!閉じ込められたー!?」

「ちょっとルナ!能力消さないでよ!」

「あーあ、失敗しちゃった。」

 

中から声が聞こえてきました。どれも幼い女の子の声ですね。私は部屋の中に穴を繋げ、入り込むと、そこには羽を生やした3人の女の子がいました。おそらく妖精の類でしょう。

 

「こ、こんにちは。」

「はい、こんにちは。さて、どういった要件でしょうか?」

「え、え~と…。あ、遊びに?」

「それなら音と姿を消して私の隣を素通りしなくてもよかったのではないのでしょうか?」

「(バレてるよ!?)」

「(なんで!?)」

「なぜでしょうね?」

 

私の返事に肩を跳ねさせる3人。だって聞こえているのですから、当たり前じゃないですか。

 

「さて、詳しく話を聞かせてもらいましょうか。」

 

3人は身を寄せ合い震えだしちゃいました。そんなに涙目にならないでください。そそるものがあるじゃないですかぁ。冗談ですよ、もちろん。…ね?

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

話を聞いてみると、赤い子がサニーミルク、黄色い子がルナチャイルド、青い子がスターサファイアという名前だそうです。彼女たちは神社の近くの巨木に住み、毎日いたずらをしているそうです。

 

「いたずらをやめろとは言いませんが、少し控えてください。」

「「「えー。」」」 ( ̄д ̄ )

「ん?」

「「「はい。」」」 ((((゚Д゚;))))

「うん、よろしい。」

 

理解してもらえたようで何よりです。これで少しは被害が抑えられますね。え?今、圧力をかけなかったか、ですか?あなたたちは何も見ていない。それでいいのですよ。…ネェ?

 

「今日の件についてはお咎めなしにしてあげます。霊夢さんが帰ってくる前に早く帰りなさい。」

「「「はーい。」」」

 

彼女たちは林の方へと飛んで行きました。あ、なるほど。あそこの木に住んでいるのですね。立派な巨木ですねぇ。

 




今回は永江衣玖さんに来てもらいました。
「こんにちは、永江衣玖です。」
おや?衣玖さん、おとなしいですね。
「それはどういうことでしょうか?」
いや、衣玖さんというと、キャーイクサーンとか、フィーバーってイメージが強いですから。
「でしょうね。どうしてこうなったのでしょうか…。」
それは神のみぞ知る。
「それはさて置き、どうして私なんですか?三月精の子でもよかったのでは?」
あの3人にここを任せたら、大変なことになります。
「……あぁ、なるほど。」
それでは次回予告をお願いしますね。
「次回はいよいよ異変解決に動き出します。博麗神社に集められた人たちの中に犯人はいる。そしてその犯人は…。以上です。」
ありがとうございます。
それでは、間違い等がありましたらご指摘のほどよろしくお願いします。感想も待っています。
ここまで読んでいただきありがとうございました。

あ、ところで誰かPSO2やってます?
シップ9に鈴華という名前でいますので、フレ登録お願いしまーす。
霙「ちゃっかり宣伝しないでください。」
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