どもども鈴華です。
今回はコラボ回。
しかも、マツタケ様の“東方忘却記”とふみふみさん様の“東方琴吹録”の二重コラボです!
では本編どうぞ!
※マツタケ様の“東方忘却記”は久櫛様のサイト(久遠天鈴) で描かれている『東方奇縁譚』の三次創作です。気になる人は今すぐアクセス!
※時系列的には霙が異変を起こし始めて少し経った頃になります。
複雑な陣の中心に1人の少女が立っていた。彼女の名前は上白沢古河音(かみしらさわこがね)。彼女はあの上白沢慧音の義理の妹だったりする。服装も彼女に似ているが、大きな帽子は魔理沙の帽子に似ている。
「ふふふ。とうとう出来ちゃったよおぉぉ!これぞ名づけて『私好みの美少女呼んじゃうぞっ♪』!これできゃっきゃうふふな展開に…うぇへへ。」
但し、性格に難ありだったりする。
「そんじゃ早速始めまっしょう!」
光りだす魔法陣。彼女は楽しそうにその時を待つ。そして陣の中心に1人の人影が光によって形成されていった。
「お、お、おぉ!ついに、つぅいぃにぃ!」
光が弾け飛び、中から現れたのは―
「あ、あら?私は確か、神社でお茶を飲んでいたはずなのですが…。」
現れたのは、巫女服に青いリボンのポニーテール女性、古城霙だった。
「あれぇ、霙さん!?」
「あら、古河音さん。久しぶりですね。」
突然現れた霙は古河音に挨拶をした。しかし、その笑顔は笑っていない。ちなみに二人共面識はある。詳しくはマツタケ様の“東方忘却記”をチャック。
「これはどういうことなのでしょうか?」
「いや、あのですね。あれがこうでこれがあれで。」((((゚Д゚;))))
彼女の慌てっぷりに霙はため息をついた。古河音はこんな性格をしているが、まだ子供だ。そのため、ため息で止めることにした。霙は周りを見渡し、足元にある陣を見つけた。
「なるほど。察するに、あなたが私を呼び寄せたのでしょう?」
「あ、あはは。そんな感じかにゃ?」
その時、再び魔法陣が光を帯び始めた。
「え、何!?」
「ひゅい!?」
霙は慌てて陣から飛び退いた。慌てすぎて古河音にぶつかる形になってしまったのは言うまでもない。
「おぉ、このふくよかなお胸の感触。役得じゃぁ…」
「…………」
「ゴハァッ!?」
霙の無言パンチ。急所(古河音のお腹)に当たった!効果は抜群だ!
「グオォォォォ。」
「いいから、あれどうするのですか。」
光は少しずつ人の形をとっていく。霙が召喚された時と同じ現象だ。人の形となって光は弾け飛び、そこから現れたのは―
「あ、あれ?僕、紫姉の家にいたはずなんだけど…。」
メイド服を着た女の子、もとい男の子(娘)、琴吹未来だった。
「あんらまあー!未来さんじゃありませんの!」
「うわぁ、古河音!?タンマタンマ!!」
彼の登場に古河音は嬉々として飛びつこうとする。しかし、それは霙が服を掴み引っ張ることで止められてしまった。結果、彼女は顔面を思いっきり地面に叩きつけることになった。
「へぶっ!?」
「なにしているのですか…。」
「あ、霙さん!?久しぶりですね!」
「……?えぇ、久しぶりですね。」
霙自身、彼との記憶はちゃんとあるが、ここまで親しくなったようなことがあったのか覚えていない。
「あんれ?未来さんと霙さんはどっかで会ってたの?」
「会っていたといえば、会っていますね。」
「あの時のくすぐり地獄は辛かった…。」
「くすぐり?しましたっけ?」
「あれぇ?」
―事情説明中―
「多分紫姉の仕業だね。」
「そうですか。」
霙は元々記憶喪失だ。そんな時にまた記憶を奪われてしまっては不安にもなるだろう。その話を聞いていた古河音はいいことを思いついたような笑みを浮かべた。
「霙さん。霙さん。」
「はい、なんでしょうか?」
「前と同じことすれば思い出すんじゃないかにゃ?」
「前と同じこと、ですか?」
「そう!」
古河音は素早く未来の後ろへと回り込み、彼を羽交い絞めにした。
「え、何!?」
「さぁ、霙さん!KU☆SU☆GU☆RIデス!」
「…………。」
逡巡する霙。古河音の顔を見る。彼女の顔は「GO!」。未来の顔を見る。彼は涙目で勢いよく顔を横に振っていた。悩むことコンマ1秒。
「未来くん。」
「な、なんでしょうか…?」
「いつかいいことありますよ?」
「え゛?あ、い、いやああぁぁぁぁぁぁぁぁぁー!!!」
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痙攣する未来と古河音。やけに顔がつやつやした霙。何故、古河音も痙攣しているのかというと、霙が未来だけで満足しなかったからだ。
「ちょっとやりすぎましたね。でも、思い出すことができましたし、良しとしましょう。」
ちょっとどころで済んでいないと思うが…、それはご愛嬌。
「さて、どうしましょうか。」
ここは霙のいる幻想郷とは違う。それは未来も一緒だ。むやみに出歩かない方がいいだろう。
「2人が起きるまで待ちますか。」
―数分後―
「ハッ!僕はいったい…。」
どうやら未来が目を覚ましたようだ。
「おはようございます、未来くん。よく眠れましたか?」
「あれでよく眠れる人を教えて欲しいよ!」
「それはすみませんでしたね。」
そこで未来は首を傾げた。起きているはずの古河音が一言も発しないからだ。彼女の方を見てみれば、こちらに背を向けうずくまっている。霙に至っては笑いをこらえているようだ。
「え、何?」
「いえ、気にしなくてもいいのではないですか?」
「うんうん。気にしなくていいから、ね?ぷくく。」
「え?え?」
未来はまだ気づかない。というよりは気づけないと言ったほうが正しいだろう。流石に自分の顔に落書きがされているなんて…。
「さ、さて、未来くん。ここで問題です。」
「は、はぁ…?」
このままでは可愛そうだと思えてきた霙はヒントを与えることにした。
「私たちは笑いをこらえています。でも、未来くんは気づきません。古河音さんの手にはマジックがあります。さて、私たちは何に笑いそうになっているでしょうか?」
「う、う~ん…。」
2人が気づいて、自分だけがわからない。つまり、自分からでは見えない。古河音の手にはマジック。
(そういえば、僕はさっきまで気を失って…んん?)
ここである仮説が未来の頭に浮かんだ。
「霙さん、鏡ありますか?」
「ありますよ。」
穴を開け手鏡を取り出し、それを未来に手渡す。渡された鏡で自分の顔を覗き込む未来。
「うえぇぇぇぇぇぇ!!!?」
「「あはははははっははは!!」」
どのような落書きだったのかはご想像にお任せします。
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「もう、ひどいよ。2人共。」
「でも楽しかったよん。ね、霙さん?」
「私は止めようとしたのですが、楽しそうだったので、つい。」
「僕の味方どこにもいない!?」
「あら、ここにいるじゃない。」
突然会話に割り込む声に驚く3人。振り返ると、割れた空間から女性が顔を出していた。
「紫姉!」
「探したわよ、未来。まさか、“こっち”まで来ていたなんてね。」
どうやら未来を迎えにきたようだ。
「それじゃ、古河音、霙さん。またね。」
「えー、もっと遊びたかったのにぃー。」
「仕方ないでしょう。ここは“私と未来くんがいる”幻想郷とは違うのですから。未来くん、また会いましょうね。」
未来は2人に手を振りながらスキマの中へと消えていった。
「そっちのあなたも送りましょうか?」
「いえ、私は自分の力で帰ります。流石にまた記憶の境界を弄られたくありませんから。」
「……あらそう。なら失礼するわね。」
一瞬、紫は警戒するように霙を見たが、すぐにスキマを閉じてしまった。
「霙さんはどーやって帰るの?」
「ん?こうやってですよ。」
すると、空間が歪みだし、大きな穴が開いた。
「流石に“時空”を超えるとなると結構な力を使いますね…。それでは古河音さん。」
「うん、ばいちゃ。」
「はい、さようなら。」
霙は穴に入ると、彼女に手を振りながら霙は穴を閉じた。
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「未来、何か変なことされなかった?」
「されてないよ、紫姉。くすぐりで失神して顔に落書きされたくらいかな?」
「なんですって!?未来で遊んでいいのは、私の特権なのに!」
「怒るとこ、そこ!?」
「くっ。こうなったら、未来。新しく取り寄せた服に着替えてもらうわ。もちろん女性服!」
「いや、まって!どうしてそうなるの!?」
「いいから行くわよ!」
「いやああぁぁぁー……。」
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「お帰り、霙。どこ行ってたの?」
「ちょっと散歩に。」
「そう、それなら良かったわ。ところで何か作ってくれる?お腹すいちゃったわ。」
「たまには自分で作ってみたらどうですか?」
「えー、めんどい。」
「ん?」
「いえ、なんでもないです、はい。」
「冗談ですよ。ふふふ。」
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「古河音、やっと見つけたぞ。」
「げっ。慧音お姉ちゃん。」
「また何か魔法を試したな?」
「そそそそそんなことない…よ?」( ̄▽ ̄;)
「はぁ…。お前はまったく!」
ゴチッ!(頭突き)
「ふぎゃっ!?」
「お前にはまだ課題があるんだぞ。」
「逃げるが勝ち!」
「逃がさん!」
ゴッ!!(頭突き)
「ばたんきゅ~。」
「やれやれ…。」
霙「いかがだったでしょうか?今回は初めての二重コラボという試みだったわけですが。あ、挨拶が遅れましたね。みなさん、おはようございます、古城霙です。」
未来(以下、未「こんにちは、琴吹未来です。」
古河音(以下、古「こんばんはぁ、上白沢古河音でっす!」
霙「それでどうでしたか、二人共。」
未「死ぬかと思った。」
古「楽しかった♪」
霙「それはよかったです。」
未「いやいや、良くないから!」
霙「そうですか?」
古「そんなことなかったよ?」
霙・古「ねぇ~。」
未「…(´・ω・`)」
古「だって、未来さんの能力って“誰にでもいじられる程度の能力”でしょ?」
未「違うよ!そんな能力じゃないよ!」
霙「はいはい。というわけで少し古河音さんの紹介といきましょうか。彼女は前書きにもある通りマツタケ様の“東方忘却記”という物語の主人公です。“東方忘却記”は久櫛様の“東方奇縁譚”という物語の三次創作という特殊な物語です。おもしろいので、ぜひ読んでみてください。」
古「霙さんありがと!それでは皆さん。」
3人「また会いましょう!!」
間違い等がありましたらご指摘のほどよろしくお願いします。感想も待っています。
ここまで読んでいただきありがとうございました。