どもども鈴華です。
なんかね、早苗の方の話は全然考えてなかったんですけど、
できちゃったんです…。何故…。
でも短いけどねっ!
では、本編どうぞ。
「神っぽいって私、一応神なんですけど…。」
「そなの?」
「はい、現人神です。それと同士に巫女でもありますけど。」
「ふぅ~ん。」
早苗は神綺と会話をしていた。他ではもう戦闘を始めているというのに、だ。
「ところで、貴方は私と戦わないんですか?」
「んー。正直、幻想郷がどういう場所か分かったってだけで満足なんだけどね。」
「そうなんですか?」
「うん。私の娘が住んでるんだー。アリスって名前なんだけど、知ってる?」
「知ってますよ。―っていうより、ほとんどの人に知られていると思います。」
「そうなんだ。元気そうでよかった。」
しばらく沈黙…。まるで戦う様子を見せない神綺に早苗は困り果てていた。自分の出番なくてもいいのでは、と。しかし、そう思うのも束の間、神綺は自分の従者が戦っているのを横目で見ると雰囲気を変えた。
「そろそろはじめようか。」
「え…?」
「え?じゃないよ。私たちだけ出遅れてるみたいだからね。」
すると、神綺の背から3対の翼が生えた。それを確認すると、早苗も急いで構える。
「言っておくけど、手を抜かないからね?」
「私だって!」
いきなり始まった弾幕勝負。お互いに放つ弾幕。しかし、早苗が押されているのは明確だ。神綺に比べ彼女の弾幕の方が薄いからだ。
「このままでは…。仕方ありません。早速使わせていただきます。」
早苗は1枚のスペルカードを取り出し、唱える。
「秘術“グレイソーマタージ”!」
弾幕が早苗を中心として星状に並び、それが周りに広がっていく。神綺はそれを躱そうとするが、大きく開いた翼に弾幕が当たってしまう。
「あいたた。むぅ、しょうがないかぁ。」
すぐに3対の翼を消すと、弾幕の間を縫うように躱し始めた。早苗の弾幕はなかなか神綺を捕らえることができないでいる。だが、そこで諦める早苗ではない。さらに弾幕の密度をあげるために、星状に並ぶ弾幕をより多く放った。
「わわわっ!」
「よし、このまま。」
そうは問屋が卸さない。神綺もスペルカードを取り出した。
「魔放“アビス”。」
神綺がスペルカードを唱えると、黒い爆発のような衝撃波が起こった。衝撃波は早苗の弾幕を一掃していく。
「ま、負けません!」
負けるものかと弾幕を放ち続ける早苗。しかし、衝撃波は一発だけではなかった。黒い衝撃波は早苗が弾幕を星状に並べるたびに発生し、それを打ち消していく。早苗は星状に並べることをやめると、距離を取りながら神綺に弾幕を放ち始めた。すると、黒い衝撃波が止まった。
「あんれ?もう終わり?」
神綺はまだ余裕の表情で早苗の弾幕を相殺していく。
「お強い、ですね。」
「これでも魔界の神様だよ?これくらい出来なきゃね。まさかと思うけど…。」
神綺の雰囲気が変わった。溢れ出す魔力で彼女の周りを蜃気楼のように揺らめき出す。
「舐メテルノ?」
今までと違う雰囲気に早苗は少し圧倒されてしまった。今の彼女はまるで悪魔という言葉が似合いすぎている。しかし、それもすぐに先程までの神綺に戻ってしまった。
「じょーだんだよ、じょーだん。幻想郷を賭けてるんだもんね。全力をだしてもらわないと。」
「あ、当たり前です!私は全力です!」
「うんうん、いいよー。どんとこーい。」
「では行きます!開海“海が割れる日”!」
すると、青い光が2人を挟み波打つように動き出した。さらに早苗は赤い弾幕を神綺に向けて放ち出す。
「んー…。」
しかし、神綺はそれを容易く躱しながら弾幕を放つ。移動の制限をものともしていない。
「やっぱりこの程度かー。所詮は神の犬ってことだね。」
「―ッ!?今の言葉、訂正してください!」
「あ、聞こえちゃった?ごめんねー?」
しかし、早苗の言葉に神綺は訂正するようすも謝るようすも見せない。
「私は諏訪子様や神奈子様の犬ではありません!」
「じゃあ、何?まさか現人神だから、自分も神だっていうの?違うでしょ?現人神は人でもあり神でもある。つまりは神のなりそこないってことでしょ?」
「違います!私はなりそこないではありません!確かにまだまだ未熟ですが、私は諏訪子様や神奈子様と一緒にいる“家族”です!」
「…へぇ。だったら証明してほしいな。」
「言われなくても、証明してみせます!」
2人は新たなスペルカードを取り出し、唱える。
「秘法“九字刺し”!」
「神戦“ラグナロク”!」
網上になるように短いレーザーを放ちながら、周りに米粒弾幕を放つ早苗。対し、神綺は6つの魔法陣を展開し、そこから早苗に向けて弾幕を放つ。それと同時に大きな弾幕を神綺は放っていく。弾幕がレーザーで反射するが、大きな弾幕がレーザーを無理やり通っていく。早苗の小さい弾幕はその大玉にはじかれていく。これでは早苗が押され続けるだけだ。
「剣符“ソルジャーオブクロス”」
早苗に大玉が当たる直前、5体の人形が弾幕を弾いた。
「これは…アリスさん?」
「そうよ。」
アリスは人形を自分のところに戻すと神綺に向き直る。
「お久しぶりね、お母様。」
「きゃー、アリスちゃん久しぶりー!元気してたー?」(≧∇≦ )
「元気だったわ。それよりも手を引いてもらえないかしら?」
「えー、でもー…。」
「例えお母様が相手でも、私は手を抜くつもりはないわ。」
人形を神綺に向けさせ、攻撃態勢に入るアリス。それを見た神綺は悩み、迷い出す。相手は自分の愛娘だ。さすがに手をあげることはできない。それが親バカである。結果、彼女のとった行動は―。
「夢子ちゃーん!アリスちゃんが反抗期になっちゃったー!!」・゜・(ノД`)・゜・
「今それどころではないので、自分でなんとかしてください!」
「しょぼん…。」(´・ω・`)
逃げようとしたが、見捨てられた。夢子は咲夜と戦っているため当然と言えるが…。今のうちにアリスは早苗に近づき、打ち合わせをすることにした。
「早苗。私がお母様と戦っているうちに、大技の準備しておいてくれる?」
「わ、分かりました!」
「なんなら、ラストスペルでいいわ。今のお母様は翼を出していないから、本気じゃないはずだし。」
あれで本気ではない。つまり、最初に弾幕を避けるために翼を閉まっていなかったら、今以上の強さだったことになる。早苗はその恐ろしさに冷や汗が出始めた。
「大丈夫、あなた…?」
「だいじょうぶですもんだいありませんよわりとまじで。」
「……幻想郷では?」
「常識に囚われてはいけないのです!」
「そういうことだから、頼んだわよ。」
「はい!」
早苗はアリスが神綺の方に向かうと早苗は呪文の演唱を始めた。一方、神綺は自分の前にアリスが出てきたことで慌てだしていた。
「わわわっ!アリスちゃん、本当に戦うの?」
「そうよ。」
「相手がお母さんでも?」
「そうよ。」
「アリスちゃんはお母さんが好き。」
「s……微妙ね。」
「引っかからなかった…(´;Д;`)」
アリスは新たに人形を呼び出すと、スペルカードを取り出した。
「ちょっ!アリスty―」
「戦争“リトルレギオン”。」
「わー!!?」
魔界の神様を6体の人形が追い回す。シュールな光景だ。
「アリスちゃん!落ち着いて話し合おう!ね!」
「嫌よ。」
「うわーん、夢子ちゃーん!!」
「だからこっちは忙しいんですよ!」
「そんなー!?」
「早苗!」
「はい!」
「―ッ!?」
涙目で逃げていた神綺だが、アリスの声で振り返る。そこにはアリスではなく、現人神がいた。彼女はスペルカードをすぐに唱えた。
「準備“サモンタケミナカタ”!」
現れたのは夥しい数の赤と青の弾幕。神綺は躱そうとしたが、弾幕の間に人形がいて躱すことができない。さらに違うところから抜け出そうもするも、人形に回り込れ通せん坊される。
「くっ!」
「それじゃあね、お母様。」
「ちょ、アリスtyわああああああああああ!」
そして夥しい弾幕の中、魔界神は情けない断末魔を上げながら消えていった。
神綺(以下、神「こんにちわー!アリスちゃんのお母さんの神綺ですっ!」
アリス(以下、ア「アリスよ。」
神「ほらもっと元気だそうよ、アリスちゃん!」
ア「はぁ…。」
神「もぅ、あの頃はもっと可愛げがあったのにー。」
ア「いつの話よ。それからお母様のスペカ説明するわね。」
魔放“アビス” ― 黒い爆発を相手が弾幕を張るたびに発生させる。ボム。相手のスペカが終了するまで発動する。ぶっちゃけチート。
神戦“ラグナロク” ― 左右にそれぞれ3つの魔法陣を展開し、弾幕を放つ。同時に神綺から大玉の弾幕(自機狙い)を放つ。
神「実はあと3枚あったんだけどねぇ。」
ア「私が来たから出さなかったのよ。」
神「だってあんな鬼畜な弾幕、愛娘のアリスちゃんに使うはずないじゃん!」(`・ω・´)
ア「おかげで後半ギャグになったし…。それはそうと作者は?」
神「んー?アリスちゃんと変わってもらったの♪」
ア「…作者ぇ。」
神「さて、次回だけど。メイド対メイドのメイドによるメイドのためのメイドの…の?」
ア「素直にメイド対メイドって言いなさいよ。ちなみに次回の更新は早いそうよ」
神「それじゃ、間違いとかがあったらよろしくねー。」
ア「感想も待ってるわ。」
神・ア「ここまで読んでいただきありがとうございました。」
ところで次回、彼についてほんのちょっとだけ出るそうよ。
彼?
ほら、霙ちゃんの好きな人。
夢子さん、口柔らかいなぁ。