なんでこんな時間に投稿したのかって?
いやぁ、20:30に寝たら22:00に起きちゃってww
暇なんで少し手直ししてました。
では本編どうぞ。
「あなたは誰に仕えてるの?」
「吸血鬼のお嬢様よ。レミリア・スカーレットお嬢様。あそこにある館に住んでいるわ。」
「そう。あなたの主が“彼”の怒りを買ったのね。」
「彼?」
「少しお話しましょうか。それはそうと…。」
2人はスペルカードを取り出す。先手を取ったのは咲夜だ。
「行くわよ。奇術“ミスディレクション”!」
咲夜はクナイ弾幕をばら撒きだした。そして瞬間移動しナイフ弾幕をばらまく。
「速度は上々ね。剣技“クアトロダンス”!」
夢子は指と指の間に剣を合計8本持つと、全ての弾幕を弾き受け流した。それも、剣を振るうスピードも速くその軌跡にそって弾幕が放たれた。しかし、咲夜は時間を操作することができる。時間を止め、こちらに向かってくる弾幕の軌道からされた位置に移動し時間を再生
「なるほど。なかなか面白い能力ね。」
「あなたの剣捌きもなかなかじゃないかしら?」
「あら、ありがとう。」
これでは埒が明かない。そう思った咲夜は次のスペルカードを発動させた。
「幻符“殺人ドール”!」
時間を止め、夢子の周りに弾幕やナイフを配置させる。これは彼女も被弾を否めないだろう。
そして、時間を戻した瞬間おかしなことが起きた。
「剣術“デットブランジェ”!」
時間を再生すると同時に夢子がスペルカードを唱えたのだ。普通ならいつの間にか配置された弾幕に驚き慌てるはずだが、彼女にはその様子が見当たらない。そして、咲夜の弾幕は全て発生した斬撃の弾幕で一掃されてしまった。
「どうしたのかしら?手が止まってるわよ?」
「いいえ、なんでもないわ。」
咲夜は試すようにもう一度時間を止め、弾幕を配置してから時間を再生した。だが、それも全て夢子に一掃されてしまう。
「あなた、どうやってるの?」
「何がかしら?」
「私は時間を自在に操れる。さっきも時間を止めてあなたに当たるようにしたわ。でも、あなたはそれを全て無意味にした。一秒の間も置かずに…。どうやってるの?」
「どうと言われても…。見えてるから。」
「え?」
見えている?それはどういうことだろうか。
「そのままの意味よ。あなたが時間を止めている間に何をしているのか。それが見えてるの。」
「……。」
咲夜は時間を止め、夢子を囲むようにナイフを放った。そしてその間の夢子を注意深く観察した。その結果、驚きの事実がわかったのだ。夢子の眼だ。時間を止めているのにも関わらず、動いている。そして時間を再生するもやはり咲夜の弾幕は一掃されてしまった。
「眼が動いていたわね。」
「そう言うことよ。」
「それなら、時間を止めてあなたが身動きを取れない程のナイフを投げるまでよ。」
「それならぶち壊してあげるわ。」
「え?」
「“デーモンズ・キー”。」
夢子が取り出したスペルカードは彼女の言葉に答え、赤黒い鍵に姿を変えた。彼女はそれを自分の胸に差込み、錠を回す。
―どくん…―
瞬間、彼女の纏う雰囲気が変わった。目を開けたとき、彼女の瞳の色は金から赤へと変わっていた。彼女のそれは大気を揺らし、全てが彼女を恐れているような…。そんな感じだろうか。流石に咲夜も冷や汗が頬を伝う。
「なに…これ…。」
「流石、“彼”が禁忌の魔法をもとに作っただけはあるわね。まぁデメリットを最小限に抑えているから、この程度でしょうけど。」
「彼…?」
また“彼”だ。“彼”とは一体誰のことなのだろうか?
「そういえば少し話すんだったわね。“彼”は今、魔界にいるんだけれど、幻想郷の均衡を揺るがしかねないあなたたちの登場に怒っていたわ。吸血鬼異変が起こるまでは歓迎してるみたいだったけどね。」
「何故その“彼”が怒る必要があるのかしら?幻想郷にいないのに。」
「八雲の妖怪と幻想郷を作った人物だもの、当たり前じゃない。魔界にいるのは隠居だそうよ。」
「…そんな人がいたのね。」
会話をする間も弾幕を打ち合う2人。今までと威力が違う夢子の弾幕に咲夜は焦りを感じていた。しかし、それを表に出さない。
「あまり語られてないのね、こっちでは。ちなみに“彼”は魔界を作った人でもあるわ。」
「魔界の神はあなたの主ではないのかしら?」
「神綺様は“彼”と一緒に作ってから魔界を治めているもの。神といって過言ではないわ。」
その時、現人神と魔界神の戦っている方向へと1人の少女が向かって行った。
「行かなくていいのかしら?」
「あの娘なら問題ないわ。」
咲夜は首を傾げた。あの人形使いが問題ないとはどういうことだろうか。戦力にならないということか。もしくは敵に回るということか。いずれにせよ、すぐに結果は出るのだが。
「それはそうと、そろそろ終わりにしたいわね。」
「そうね。お嬢様の午後の紅茶を淹れる準備をしないと。」
「随分と舐めてくれるじゃない。いいわ。魔界の力を見せてあげる。魔剣“バルムンク”。」
夢子の手にあったスペルカードは禍々しい剣へと姿を変えた。そして、彼女は剣先を咲夜に向ける。
「BANG。」
「―ッ!?」
剣先から細長いレーザーが放たれた。それはとても速く、並の者ならば打ち抜かれていたかもしれない。咲夜は時間を止め、それを躱そうとする。しかし、時間を止めた瞬間、夢子が力づくで身体を動かし、剣のひと振りで時間の停止を破壊した。昨夜は間一髪でレーザーを躱すことができたが、これでは完全と言えないが能力を封じられたと言える状態になってしまった。
「宣言通り、ぶち壊してあげたわ。」
「くっ…。」
「まだまだ行くわよ。」
剣先から放たれるレーザー。連続で咲夜の身体のギリギリを通り過ぎていく。意図的にやっているとしか思えない攻撃だ。なんとか咲夜はスペルカードを取り出すことに成功し、すぐに唱えた。
「幻葬“夜霧の幻影殺人鬼”!」
ばら蒔かれたナイフが夢子を切り裂こうと滑空する。しかし、バックステップで躱されてしまった。だがレーザーの猛攻を止めることはできた。
「で?どうすr―」
「夢子ちゃーん!アリスちゃんが反抗期になっちゃったー!!」・゜・(ノД`)・゜・
「今それどころではないので、自分でなんとかしてください!」
シリアスブレイク。場違いな魔界神の声に夢子はズッコケそうになった。もちろん咲夜もだが。
「はぁ。全くあの人は…。」
「苦労してるのね?」
「そうねぇ。あれでも魔界の神だから。」
自分の主をあれ呼ばわりとはいかがなものだろうか。しかし、咲夜にとっては好都合だった。なにせ、息を整える時間が得られたのだから。深呼吸をすると次のスペルカードに手にする。夢子はため息をしてから咲夜に向き直り、スペルカードを取り出した。
「次、行くわよ。」
「えぇ。」
「魔怪“オラシオン”!」
「“デフレーションワールド”!」
いくつもの短剣が咲夜目掛けて放たれる。対し、いくつもナイフが直線上に放たれ、夢子に遅い掛かる。お互いの刃物が打ち合い重なりあう。それまるで、銀に輝く複雑な魔法陣と言えるかもしれない。
「うわーん、夢子ちゃーん!!」
「だからこっちは忙しいんですよ!」
シリアスブレイク(2回目)。自分の主の声に反応してしまった夢子に隙が生じた。咲夜はその絶好のチャンスを逃さず、新しいスペルカードを唱える。
「“咲夜の世界”!」
瞬間、全ての時間が停止し静寂が辺りを包み込んだ。夢子は神綺に気を取られているためか、眼も動いていない。完全に時間が止まっていた。おそらく、今まで咲夜の行動に集中し全神経を研ぎ澄ませていたのだろう。咲夜は今の隙にできる限りのナイフを全力で放った。それはもう夢子が見えなくなるまでにだ。
「はぁ…はぁ…。これで…。」
時間を再生させる。突然遅い掛かるナイフ。それも隙間がなく四方も見えない程の数だ。夢子はそのナイフに飲み込まれていった。
夢子さんよー。
「はい?なんですか、いきなり。」
“彼”について言い過ぎです。
「そうでしょうか?」
まぁいいですよ。名前が出ていないので。そんなわけで夢子さんです。
「夢子です。」
メイド同士且つ、同じ刃物使いとして戦いましたが、どうでしたか?
「彼女もなかなかの使い手でしたね。結果は負けてしまいましたが、神綺様がいなければ勝ってました。」
負け惜しみですか?
「……」つ短剣
冗談ですよ。それではスペカ紹介と行きましょう。
剣技“クアトロダンス” ― 指の間に短剣を持ち合計8本の短剣で剣舞をする。短剣の軌跡から弾幕が放たれる。
剣術“デットブランジェ” ― 上記と同じく8本の短剣で剣舞を舞い、弾幕を一掃する。ボム。
“デーモンズ・キー” ― 自分の全能力の底上げ。しかし、デメリットがある。後日、彼女は身動きがとれず、神綺の世話をユキとマイに任せたそうな。
魔剣“バルムンク” ― 禍々しく歪な剣を生み出す。剣先からレーザーを高速射出する。また、斬ることも可能。
魔怪“オラシオン” ― 数多の短剣を放つ弾幕。それは魔法陣を思わせる。
「最後の…。」
気にしないでください。orz
「そうですか。」
それでは次回予告お願いします。
「次回はお待たせしました。博麗霊夢対占城霙。因縁の対決となります。どのような形になるのかお楽しみください。」
ありがとうございます。
それでは、間違い等がありましたらご指摘のほどよろしくお願いします。感想も待っています。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
―舞台裏―
??「おいこら、夢子。俺はまだ登場しねえぞ。」
夢子「そうですけど、軽く紹介しようと思っただけです。」
??「はぁ…。確かに早く出たいけどなぁ。」
夢子「とか言いつつ、本当は霙さんが心配なのでしょう?」
??「知るか、あんな奴。俺は白蓮とお茶してくる。」
夢子「…逃げましたね。」