そして、霙の秘密が少し明かされることとなる。
では後日談どうぞ。
Ep,After-1 宴会+α
今日は宴会です。場所は守矢神社。私の起こした異変を解決したときに行う予定だったのですが、今まで引き伸ばされていたようです。でも、どうして守矢神社なのかを霊夢さんに聞いてみたところ―
「霙と戦う前に早苗がやるって言ってたから。」
だそうです。博麗神社としてはそれでいいのかと思いましたが、お金の都合上良しとすることになりました。私がいない間どれだけ無駄遣いしていたのですか・・・。
「霙~。アンタも飲みなさいよ~。」
それで今、私は非常に危険な状態です。原因が宴会で早苗さんが持ってきたお酒です。そのお酒は普段八坂神奈子さんが飲んでいるお酒と同じものだったようで、ほとんどの人が酔ってしまったわけですよ。それで残るは私だけ・・・。
「そういや、霙は飲めないんだったか?」
「いえ・・・、苦手なだけで飲めないわけではないのですが・・・。」
「だったら飲みなさいよ~。」
「うう・・・。」
ま、まずいですね。壁際まで追い込まれてしまいました。
「ふふふ、知ってるのよ、霙。」
「な、何がですか?」
「生き返らせてもらう代償として、能力を使えられなくなったみたいじゃない。」
「ど、どうしてそれをっ!」
「さっき紫が言ってたぜ。」
あのスキマ妖怪・・・覚えてなさい・・・。
「さぁさぁ、飲みなさいよぉ。」
「ぐぅ・・・。」
このままだと飲まされてしまう。酔うのは勘弁してください。お願いしますからー!
「霙、霙。」
「あ、はい?」
「隙有り!」
「んん!?」
しまった!味方だと思っていましたのに、魔理沙さんに振り返った瞬間、瓶ごとお酒を口に流し込まれました。こ、これは・・・。
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魔理沙にお酒飲まされ、霙は思わず喉を鳴らして飲んでしまった。すると―
「はにゃぁぁあ」
酔ってしまった。
「ありゅいぃ・・・。」(暑いぃ・・・。)
呂律も回っていないようだ。彼女の言葉は( )内に表記させてもらいます。ところで、彼女は暑いと言った。それもそのはずだ。彼女から青白い炎が出てきたのだ。
「え!おい霙!?」
「なんれひゅかぁ?」(なんですかぁ?)
その炎はよく見ると、獣の耳と尻尾のように形に見えなくもない。
「どうしたんだよ、それ。」
「なんりょこりょれしゅかぁ?」(なんのことですかぁ?)
魔理沙は辺りを見回す。霊夢は酔いが回ったようで、潰れている。まだ潰れていない人たちは彼女の方を見て驚いているようだ。
「そりぇよりみょ、わらしありゅいんでしゅけどぉ。」(それよりも、私暑いんですけどぉ。)
「そ、そりゃお前、炎なんて出してたら暑いだろ。」
「あぁもう!ありゅい!」(あぁもう!暑い!)
すると、霙は自分の着ている服に手をかけた。ちなみに彼女の今着ている服は巫女服。つまり・・・。
「ちょ、待て霙!なに脱ごうとしてんだぜ!?」
ということになる。
「だっりぇありゅいにょでしゅよぉ。」(だって暑いのですよぉ。)
「いや、だから脱ごうとするな!おい早苗―って酔いつぶれてるし。チルノこっち来い!」
「え?あたい?」
近くに飛んでいたチルノを手招きすると、魔理沙はチルノを霙に押し当てた。
「うわっ!?」
「いいか?このまま―」
「あぁ、ちゅめりゃぁい」(あぁ。冷たぁい)
「ちょ!溶ける溶ける!」
チルノの冷たさを気に入ったのか、霙は彼女を抱え込む。しかし、チルノはそれよりも炎の方に意識がいってしまい暴れてしまう。
「チルノ、しばらくここにいろ!私が冷たいもん持ってくるから!」
「は、早く!」
魔理沙は会場を飛び出すと神社の中から何か冷たいものがないか探しに行ってしまった。
「あやや、霙さんは妖怪だったのですか。これは大スクープですね!」
そこにやってきたのは、射命丸文だ。彼女は天狗であるためお酒に強い。そのため、霙の変貌の一部始終を見ていたのだ。
「霙、またせたなってあれ?」
魔理沙が戻ってきたとき、そこには酔い潰れた霙がいた。ちなみにチルノと思われる溶け水がそばにある。取り敢えず、魔理沙はそばにいた射命丸に事情を聞くことにした。
「おい、文。霙はどうしたんだぜ?」
「霙さんは私と飲み比べしたんですよ。そしたら途中でこの有様です。」
「お前なぁ・・・。」
「あやや、そんな顔しないでくださいよ。ところで魔理沙さんは飲まないんですか?」
「あ?勿論飲んでるぞ、軽くだが。霊夢の奴に帰りは送るように言われてるからな。酔うわけにはいかないんだぜ。」
「そうですか。それは残念です。」
そのあと結局魔理沙もお酒を飲んでしまい、目が覚めたのは朝になってしまった。霊夢より先に霙が起きたのが幸いとなり、霊夢をおぶって帰っていった。その時には炎の耳と尻尾が消えていた。
明かされる衝撃の事実、霙が妖怪!?
詳しくは次回の温泉回で。
間違い等がありましたらご指摘のほどよろしくお願いします。感想も待っています。
ここまで読んでいただきありがとうございました。