転生したらヤムチャがリボンズになった件   作:GT(EW版)

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 セカンドシーズン開始です。
 今回も五話ぐらいでの完結を目途にヤムチャします。


2nd season 【そのヤムチャをヤムチャする】
ヤムチャ再臨


 ――フリーザが、超サイヤ人に殺された。

 

 リボンズヤムチャによってそう告げられたフリーザの死に、父コルド大王と兄クウラは報復に動いた。尤も、クウラの場合は彼自身のプライドの問題でありフリーザの仇討ちという意識はなかったのだが、彼らは共に地球へ赴き、フリーザを倒したというサイヤ人を殺しに行ったのである。

 

 その際、リボンズヤムチャが事実を捻じ曲げて報告したのは言うまでもない。

 

 正しくはフリーザを殺したのはフリーザ自身であり、彼をそこまで追い込んだサイヤ人とはバーダックのことだ。

 しかしリボンズヤムチャは、フリーザの死は全て地球という辺境の惑星に住む孫悟空による仕業だと偽りの情報を与え、彼らを誘導したのである。

 

 そんな二人はリボンズヤムチャの目論見通り地球へ飛び立ち――帰ってくることはなかった。

 

 

 時はフリーザが死んだ二年後の、エイジ764。

 孫悟空という男こそがフリーザを殺したサイヤ人だと偽りの情報を受けて地球を襲ったクウラはその時、本当に超サイヤ人に覚醒してみせた悟空によって太陽へと叩き込まれた。

 

 原作と違ってナメック星に行かなかった悟空だが、彼の戦闘力はナメック星での戦いを経験せずとも原作と同等以上の実力を身につけていたのである。

 ――と言うのも、地球ではクウラたちが来る前までの間に「ターレス」や「スラッグ」という巨悪たちが立て続けに襲来し、彼らとの死闘を繰り返していく中で悟空たち地球の戦士は原作のナメック星編に勝るとも劣らない大幅なレベルアップを遂げていたのである。

 

「いい加減にしろ……この星を滅茶苦茶にしやがって。貴様ら一体いくつ星を壊せば気が済むんだ」

「なにっ!? ぐっ!」

「おめえはもう謝っても許さねぇぞ! このクズ野郎!!」

 

 彼ら劇場版悪役キャラたちがそのように、戦闘力の辻褄を合わせるようにことごとく悟空たちの踏み台になっていった裏には、常にリボンズヤムチャたちヤムベイドの暗躍があったことは誰にも知られていない。

 

 そのように悟空たちをある意味助けるような手を打っていたのは、リボンズヤムチャが己の計画の為、原作主人公である孫悟空が原作よりも弱くなるような事態を避けたかったからだ。

 

 故にリボンズヤムチャは、悟空たちがギリギリのところで困難を切り抜けていくであろうことを計算に入れた上で彼ら劇場版悪役キャラたちを送り込んだ。

 仮に悟空が彼らにやられてしまったのなら、所詮はそれまでの存在だったと切り捨てる心積もりでだ。

 

「フリーザだけではなかった……甘かったのはァ!」

 

 フリーザの兄クウラはこの世界において、孫悟空が初めて超サイヤ人に至る覚醒のきっかけになってくれた。

 そして劇場版の流れ通り、クウラはかつて赤ん坊のサイヤ人を殺しておかなかった己の甘さを呪いながら、あえなく太陽の熱に溶かされて消えていった。

 

 

 だが、ここで原作にはない展開が巻き起こる。

 

 それまで一対一で悟空を殺すことに拘っていたクウラの意を汲み、地球の外で自らの宇宙船を漂わせながら静観していたコルド大王が、彼の最期を見届けた後で出陣したのである。

 

 コルドの戦闘力は最終形態のクウラと比べればやや劣るが……クウラとの激戦で力を使い果たし、超サイヤ人の状態が解けてしまった今の悟空に、彼との連戦に耐えうる体力は残っていなかった。

 

「今の貴様では、私を倒すことなどできんということだ!」

「お父さん!」

「ぐっ……くそっ」

 

 卑怯者と罵られようとも、コルド大王は勝つ為ならばフリーザ以上に狡猾な男だった。

 もはや成す術のない悟空に対して、彼はその凶腕を振り上げる。

 

 ――しかし、その腕が満身創痍の悟空の身体を貫くことはなかった。

 

 横合いから猛スピードで割り込んできた一人の男が、彼の攻撃を阻止し、逆に彼の身体を突き飛ばしたのである。

 悟空は自身の前に現れたその男――「亀」と描かれた山吹色の道着の後ろ姿を見て、始めに驚きを、次に歓喜を抱いた。

 

 

 

「ヤムチャ」

 

 ――遂に現れたか。

 地球の様子をビッグゲテスター・ヴェーダの遠隔ビジョンを介して眺めていたリボンズヤムチャが、微笑みを浮かべながら新たな役者の登場に喜ぶ。

 

「ヤムチャ・ティエリアーデ」

 

 約四年ぶりに地球へ帰ってきたヤムチャ・ティエリアーデが、再び表舞台に姿を現したのだ。

 彼のオリジナルであるリボンズヤムチャと会ったことがあるコルドは、彼の瓜二つの容姿に驚いたものの、即座に別人と見抜き邪魔者を蹴散らそうと拳を振るう。

 

 ――しかし、蹴散らされたのはコルドの方だった。

 

 コルドと相対したヤムチャ・ティエリアーデはその内なる気を開放すると、彼に足払いを掛け、体勢を崩した敵に続けざまの連打を浴びせたのである。

 

「これは……」

「リボンズ、あの力はなーに?」

 

 いつの間にやらリボンズヤムチャの座るソファーの上に身を乗り出していた女性型ヤムベイド、ヤムチャヒリングがリボンズヤムチャの横から画面を眺めながら問い掛けてくる。

 しかしその問いに、リボンズヤムチャは返さなかった。

 今の彼には彼女の言葉は聴こえておらず、それほどまでに目の前の映像に見入っていたのである。

 

「ハイハイハイハイハイハイハィ~~!!」

 

 ――圧倒的だ。

 

 圧倒的すぎる。

 ヤムチャ・ティエリアーデは狼牙風風拳でコルド大王を打ちのめしていき、その場にいた全ての者達に驚愕を与えた。

 悟空に至っては「ヤムチャ……やっぱすげぇよおめえ」と昔と変わらない彼の頼もしさに感動してさえいる。

 そしてその勇姿に驚いているのは彼らだけではなく、リボンズヤムチャも同じだった。

 

 ――あの力は、ビッグゲテスター・ヴェーダに由来するものではない。

 

 ヤムベイドはビッグゲテスター製のメタルヤムチャとして、ビッグゲテスター・ヴェーダが生み出せる最高の科学力で構成された肉体を持っている。

 しかし、今ヤムチャ・ティエリアーデというヤムベイドが見せているのは、メタルヤムチャとして持ちうる本来の能力ではない。

 

 いや……それどころか、存在自体がメタルヤムチャから変質していたのだ。

 

 それはリボンズヤムチャも、彼の生存を知った時から違和感を感じていたことだ。

 ビッグゲテスター・ヴェーダによって生み出されたヤムベイドは、皆例外なくビッグゲテスター・ヴェーダのコアとリンクしている。故にヤムベイドがその目で見た情報、経験は全て自動的にコアへと伝わり、リボンズヤムチャと共有される筈だった。

 ヤムベイドという存在はあくまでも、リボンズヤムチャにとってビッグゲテスター・ヴェーダの端末に過ぎないのだ。リボンズヤムチャの手に掛かれば即座にその自由意志を奪い、肉体をコントロールすることだって容易である。

 それはヤムベイドを超えた力を持つヤムチャヒリングたちヤムベイター、「ヤムチャマイスター」も同様だった。

 

 現にタイムパトロールから脱出させたヤムチャアニューは、リボンズヤムチャがその権限を使うことによって彼女をトランクスの元から引き離したのだから――。

 

 唯一例外な存在は元からビッグゲテスター・ヴェーダによって生み出されたわけではないセルリジェネ……セル・リジェネ・レジェッタ・ヤムチャと、オリジナルのヤムチャである自分だけだ。

 

 解せない……リボンズヤムチャは数年ぶりに、その表情から余裕を消した。

 

 ヤムチャ・ティエリアーデ――彼はヤムベイドの分際で、ビッグゲテスター・ヴェーダとのリンクを完全に遮断している。

 故にヤムベイドの身でありながら、リボンズヤムチャと意識情報を共有することができないのだ。

 リボンズヤムチャが彼の生存に気づけなかったのも、それが原因だった。

 

 始めは、彼と同行しているセルリジェネが何らか細工を施したのだと思っていた。

 しかし、アレは違う。

 リボンズヤムチャは彼の戦う姿を見て、彼に対する認識の齟齬を認める。

 

 

 ヤムチャ・ティエリアーデ――彼もまた、変革を始めているのだ。

 

 

 ヤムチャティエリアはヤムベイドとして生まれた自らの本質そのものを超えることによって、その身をビッグゲテスター・ヴェーダとのリンクから断ち切ったのである。

 本質を超える――そこに考え至って、リボンズヤムチャは彼の身に何があったのか悟る。

 

「老界王神の力……? いや、あの男はまだZソードに封じられている筈……そうか、「トキトキ都の老界王神」なら……」

 

 セルリジェネ――おそらくあのヤムベイドがヤムチャティエリアの死を偽装した後、何らかの方法を使ってあらゆる時間軸から外れた場所である「トキトキ都」へ彼を送り込んだのだろう。

 それは丁度、リボンズヤムチャがヤムチャアニューをこちらに呼び戻した頃と同じタイミングで――

 

 

「……我慢ならないな」

「リボンズ?」

 

 これは、「神」らしからぬ失態である。

 あの時、ほんの少しでもヤムチャアニューの帰還を遅らせておけば、ヤムチャティエリアの生存に気づき即座に始末することができたのだ。

 計画を急いだことが、ほんの僅かな綻びを生んだようだとリボンズヤムチャは溜め息を吐いてウインドウ画面を見上げた。

 

 ――そこでは既に、二人の決着がついていた。

 

 おそらくトキトキ都にいる老界王神によって潜在能力を限界以上まで引き出されたのであろうヤムチャが、這いつくばるコルドの前で無傷で仁王立ちしている。

 アルティメットヤムチャとは、言い得て妙な表現だろう。

 心なしかその髪型も、後のアルティメット悟飯に似ている気がした。

 

「ヤムチャ……」

「ああ、わかってる。力の差はわかっただろう? 荷物まとめて家に帰るんだな! もう二度と悪さすんじゃないぜ」

「……うっ……ぬうう……!」

 

 コルドを完膚なきまでに叩きのめしたヤムチャは、彼に慈悲を与えて見逃そうとする。

 命を奪うことに拘らないのは、後ろにいる孫悟空の影響か。

 

 しかし、そこはやはりあのフリーザの父親である。

 

 コルド大王は「まあそうなるわよね」と呟くヤムチャヒリングの言葉の示す通り、大人しく帰るフリをした後で振り返り、当たり前のように騙し討ちを仕掛けた。

 息子フリーザが辿った最期のように、その手を地面に突っ込み地球ごと全てを吹き飛ばそうとしたのだ。

 

「……馬鹿野郎が」

 

 ヤムチャは、そんな彼の凶行を許さなかった。

 命を無駄にすんじゃねぇよ……そう呟きながら、彼の身体を今度こそ容赦なく、バラバラに引き裂いていく。

 それは予め周囲に展開していたヤムチャの繰気弾――「繰気狼牙(ファング)」によるとどめだった。

 その殺傷能力は、ヤムチャ自身の戦闘力と比例しており四年前とは比べ物にならない。

 まるで歴戦の最強キャラのような佇まいをするヤムチャティエリアの風格を見て、ヤムチャヒリングが「ヒュー、カッコいいじゃないさ!」とはやし立てた。

 

 ――だがその直後、彼の姿を映していたウインドウ画面の映像は唐突に途切れた。

 

「ここいらでお遊びはいい加減にしてもらうぜ、ヤムベイター。いや……リボンズヤムチャ!」

 

 ヤムチャティエリアが画面に向かってそう叫んだ瞬間、暗転し何も映さなくなる。

 彼の声が聴こえた瞬間、それまで後ろのソファーでクラシック音楽を聴いていたヤムチャリヴァイヴがヘッドホンを外し、ヤムチャブリングとヤムチャデヴァインもまたこちらに振り向いて眉をひそめた。

 

「リボンズ……あたし、あいつ嫌い」

「奇遇だね、ヒリング。ボクもだよ」

「苛立っているね。僕が行って片付けてこようか?」

「いいや、その必要はないよリヴァイヴ。彼のことは三年後、人造人間編に当たる時期までは泳がせておくよ」

「何故?」

「彼がいた方が、面白いデータが取れそうだからね。ドクター・ゲロも研究が上手く行かなくてストレスが溜まっているみたいだし、上手く行けばボクたちが予定より早期に神を超えられるかもしれない」

 

 ヤムチャティエリアは今、こちらの監視に気づき「ドクター・ゲロ製」の超小型昆虫型カメラを撃ち落としたのである。

 彼はやはりこの四年の間に、あらゆる面で大幅な進化を遂げているらしい。

 そんな彼の、中指を突き立てた姿を映像の最後に見て……ビッグゲテスター・ヴェーダへと送られていくヤムベイドたちの思考は一つだった。

 

 

『ヤムチャのくせに……』

 

 

 ここで彼を一斉に取り囲んで袋叩きにするのは簡単だが、それでは計画に支障をきたす恐れがある。

 今の彼の力が未知数であることも、こちらが迂闊に動けない理由の一つだ。

 尤も、潜在能力を限界以上まで引き出したところで所詮はヤムチャ。今もなお進化を続けているヤムベイターたち「ヤムチャマイスター」には遠く及ばないと、リボンズヤムチャの心中は冷静だった。

 

 ただ、大いに不愉快ではある。そう言った意味では彼が寄越してきた煽りの言葉は、リボンズヤムチャに効いていなくもなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 狂気の科学者は機械惑星から提供されたデータを基に新たな傑作を生み出し、仮面の求道者は本部から伝わってきた目新しい情報に喜悦の笑みを浮かべる。

 

 ――そうか、アイツもこの姿になってくれたか……

 

 修練を積み上げ、フリーザと相打った四年前よりもさらなる力を身につけた仮面の男の黒髪は今、黄金色に輝き、天を突くように逆立っていた。

 超サイヤ人――伝説と謳われたかの戦士は、誇らしさと闘気の二つを宿らせた笑みを溢しながら宇宙船内の通路をカツカツと歩いていく。

 

 ――アイツの父親で、こんなに嬉しかったことはない。

 

 今の俺には、もはや何も残っていない。

 守るべき愛する妻は母星と共に死に絶え、怨敵であるフリーザもこの世から去った。

 愛も憎しみも失った彼に残っているのはもはや、その血が刻み続けてきた「宿命」だけだ。

 

 仮面の男――いつしか周りから「ミスター・グドー」と呼ばれるようになっていた彼は、次なる目的地を青の星へと定める。

 

 誰かに命じられたわけでもなく、ただ……己の意志で。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ――死んだと思っていたヤムチャが生きていた。

 

 カメハウスに集まった一同が、全員で彼の帰還を温かく迎え入れる。

 悟空やクリリン、天津飯たち地球の戦士たちは大いに喜び、ブルマもまた涙を流して喜んでいたものだ。

 

 中でも最も喜んでいたのは、ヤムチャと誰よりも長い付き合いであるプーアルだろう。

 

 四年ぶりに再会した彼はその感情に任せながら抱き着くと、ヤムチャはそんな彼の質感のいい毛皮をよしよしと撫でつけた。

 

「ヤムチャ様、ずっと会いたかったです……!」

「置いてきぼりにして悪かったな、プーアル。みんなにも黙っててくれて助かった……ありがとな」

「黙っててくれた? プーアル、あんたもしかして、ヤムチャが生きてたこと知ってたの!?」

「あ……」

 

 実のところ、悟空を始めヤムチャが生存していたという事実を信じていた者は多い。というよりも、遺体を確認していなかった一同は誰もがそう心に信じたかったのだ。

 だがその生存を「知っていた」人物となると、この場にはプーアル一人しかいなかった。

 

 ――そう、プーアルだけは知っていたのだ。

 

 ヤムチャが……ヤムチャという男が、第21回天下一武道会が開催するあの日からヤムチャ・ティエリアーデという「ヤムベイド」と入れ替わっていたことを。

 ヤムチャが本当は、人間ではなかったという衝撃の事実を。

 

 そして……オリジナルのヤムチャが今、リボンズという人格を宿し、とてつもなく大きな野望を抱いているということを。

 

 セルリジェネと出会い、全てを思い出したヤムチャ・ティエリアーデによって、プーアルにだけは全てを教えられていたのである。

 今まで。

 誰にも言わないように口止めされながら。

 

 尤も、彼に口止めするように言ったのはヤムチャ・ティエリアーデではなく、彼の協力者であるもう一人の「ヤムチャ」だ。

 

「僕がそう頼んだんだ。どこに「彼」の目が潜んでいるかわからないからね」

「っ……あ……!」

「ヤムチャさんと、同じ顔だ……」

 

 気配を消しながらその場に現れたもう一人のヤムチャ、セルリジェネの姿に一同が驚く。

 超サイヤ人のように逆立った髪型――原作で言うところの「人造人間編」の髪型をしているヤムチャティエリアと区別するように、彼の髪型はロン毛時代のヤムチャをしていた。

 その上、さらにわかりやすいように伊達メガネを掛けてイメージチェンジをしている。しかし彼がヤムチャと同じ顔をしていることは、ヤムチャとの付き合いの長い者たちには即座に気づかれてしまった。

 唐突に現れた彼の存在を疑うように見やる一同の前に出て、ヤムチャが語る。

 

「紹介しよう。コイツはセルリジェネ。俺のなんというか……一応、兄弟みたいなもんか?」

「よろしくね、Z戦士のみんな」

「ゼット戦士?」

「ああ、そうか。作中じゃそんな呼ばれ方はされていなかったね」

 

 人当たりの良さそうな、ブルマ好みの笑みを浮かべるセルリジェネから飛び出した妙なフレーズに、彼らは一様に首を傾げる。

 その後ろで、腕を組んで佇んでいたピッコロがヤムチャに問い掛けた。

 

「……何か俺達に、とんでもないことを隠しているようだな。話せ」

「ああ、順を追って説明するよ」

 

 ヤムチャとは天下一武道会で敗れた因縁のあるピッコロが、しかしあの時とは違う目でヤムチャを見据える。

 度々訪れた劇場版悪役キャラたちの襲来によって、既に彼の性格はネイルとの同化がなくとも原作のようにいい方向へと変わっていた。

 そんな彼も含めて、ヤムチャは全員に語った。

 今の彼らにならば、安心して話すことができると――確固たる信頼を持った上で、全てを明かすことに決めたのである。

 

 

「この世界は、試されている……奴らヤムベイター――リボンズヤムチャによって」

 

 

 

 

 

 

 

 




【次回予告】

 ヤムチャを望む者、拒む者。
 様々な想いを受け、今、ヤムチャが覚醒の時を迎える!

 次回、「ヤムチャドライヴ」

 ――それは、ヤムチャを駆逐するヤムチャ。


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