試召戦争開始時刻となりBクラスとの戦いが始まった。
「行くよ友也!」
「ああ!」
明久と友也が戦闘準備に入ると向こうからBクラスも生徒がやってくる。
「いたぞ!Fクラスだ!」
「さっさと倒して終わらせるぞ!」
『試獣召還!』
「Fクラス 吉井明久 & 一条寺友也 VS Bクラス Bクラス生徒 10人
数学 278点 269点 平均 140点 」
『なっ!』
「今日は少し手荒に行くよ!」
「ウルトライブ!超コッヴ!」
明久の召喚獣は超コッヴにウルトライブする。
「僕も続きます。」
「OK, jean nine go!」
友也の懐からジャンスターが現れる。
「今回は僕が地上から奇襲するので明久君は地上からお願いします。」
「わかった。」
超コッヴはBクラスの召喚獣に向かい突進し持ち前の大きな鎌で敵を斬りつける。
「なんだこの召喚獣!」
「落ち着け!こういうのはうわっ!」
突如上から光線を受けるBクラスの召喚獣。攻撃してきたのは言うまでも無くジャンスターであった。
「かく乱をお願いします。」
「わかった。」
明久は超コッヴを後ろにバク転させ超コッヴの額から光線を召喚獣の足元に放つ。Bクラスの生徒達はあちらこちらに散る。
「JEAN FIGHT!」
機械の好感音と共にジャンスターはジャンナインに変形する。
「Jean Buster!」
ジャンナインが上空からジャンバスターを放つ。ジャンバスターはBクラスの召喚獣に次々と当たる。
「これで終わりだ!」
明久は超コッヴの光線で残りのBクラスの召喚獣を片付ける。
「戦死者は補習~~~~!!」
『ギャアアア~~~~~~~!!!!』
Bクラスの生徒10人が補習室送りになる。
「そこまでよ!」
「ここからはそう簡単にいかないわ!」
目の前に二人の女子が現れた。
「行くよ律子!」
「うん!真由美!」
『試獣召還!』
「Fクラス 吉井明久&一条寺友也 VS 岩下律子&菊入真由美
数学 278 269点 189点 151点 」
「チェンジ!」
超コッブはライブアウトし元の姿に戻る。
「明久君、僕が後方支援します。」
「じゃあこいつだ!」
「ウルトライブ!ロベルガー!」
明久の召喚獣はロベルガーにウルトライブする。
「あれ?召喚獣にあんな機能あったけ?」
「し、知らないけどなんか嫌な予感しかしないわ!」
岩下と菊入の召喚獣はどちらともハンマーが武器である。この点に着目した明久は格闘が得意ロベルガーを選んだ。
「いくよ!」
ロベルガーは二人の召喚獣に向け低く跳ぶ。二人の懐に入るとロベルガーは二体の召喚獣の腹部に右ストレートを一発ずつ叩き込む。
「もらいます。」
「Jean Knuckle!」
ジャンナインは岩下の召喚獣にジャンナックルを喰らわせ消滅させる。
「律子!」
「余所見は禁物だよ。」
ロベルガーは両手に光弾を作り菊入の召喚獣に連続して投げつける。
「うそっ!」
菊入の召喚獣は消滅する。
「戦死者は補習~~~~~~~~!!!!!!」
『イヤアアアアアアア!!!!!』
岩下と菊入は補習室送りにさせられる。
「姫路さん、美波!後はよろしく。僕らは一旦教室を見てくるから。」
「わかったわ。」
「任せてください。」
明久と友也はドールスパークを回収しFクラスに戻った。
「これは・・・・・」
「まさに下衆の極みのすることですね。」
明久と友也はFクラスの惨劇を見て衝撃を受けた。折れた鉛筆、ボロボロにされた消しゴム、極めつけの壊された卓袱台。
「遅かったか。」
Fクラスに雄二が戻ってきたことに二人は気付いた。
「坂本君、どうして教室を空けていたんですか?」
「ああ、実はBクラスの根元からの使いが伝令で俺にこう言ってきたんだ。『教室を空けてくれたら手を少し抜いてやる。』ってな。」
「それで坂本君はそれを真に受けたんですか?」
「まあ半信半疑だったがあえて乗ってみたんだ。そしたらこの有様だ。」
友也と雄二が話しているときであった。秀吉が肩で息をしながら教室に駆け込んできた。
「大変なのじゃ!姫路と島田が包囲されてしまっておる!」
「なんだと!他のやつはどうした!」
「皆点数が少なくなってきおったため補充試験に行っておる。」
「クソッ!ここで姫路と島田を失ったら・・・・・」
「雄二、僕が行くよ!」
「頼むぞ明久!」
明久は二人の下へと駆け出す。
「どうする瑞希?このままじゃ・・・・」
「流石にこの数はきついですね・・・・」
「Fクラス 姫路瑞希 & 島田美波 VS Bクラス 15人
数学 369点 287 平均175点 」
「姫路さん!美波!」
『アキ/明久君!!』
「参戦するよ。試獣召喚!」
「吉井明久 数学 401点」
この状況を奪回するには・・・・・・これだ!
明久は召喚獣にスパークドールを渡す。
「ウルトライブ!ザムシャ!」
明久の召喚獣はザムシャにウルトライブする。
「あ、明久君!」
「何よそれ!」
ザムシャは空高く跳び剣を抜刀する。
「いっけぇぇぇぇぇ!」
ザムシャは次々と敵を切っていく。
「お、恐れるな!敵はたかが三人だ。」
Bクラスの召喚獣がザムシャに向けて武器を突いてくるがザムシャは剣を収め斜め後ろに下がりながら回避する。
「姫路さん!」
「は、はい!」
ザムシャは上に跳ぶと姫路の召喚獣が剣を大きく構えていた。姫路は腕輪を光らせ熱線を放つ。10体近くの召喚獣が消滅し、2体の召喚獣がギリギリの状態で生きていた。
「美波!」
「ええ!」
美波の召喚獣が残った2体の召喚獣を倒す。
「戦死者は補習~~~~~~~~!!!」
『ギャアアアアアアア!』
Bクラスの生徒は連行された。
「二人とも、急いでFクラスに戻って!」
「どうしたんですか?」
「何かあったの?」
「BクラスがFクラスをめちゃくちゃにして皆何か取られた物は無いか確かめておく必要があるんだ。ここは僕が抑えておくから。」
「わ、わかりました。」
「じゃあ頼むわよ。」
そういって二人はFクラスに戻って行った。
しばらく明久がその場で敵を待っていたが敵は来なかった。そして時間は過ぎ明久はFクラスに戻った。
「ただいま。」
「おっ、戻ってきたか明久。」
「どうだった?」
「ああ、本人達が言うには何も取られて無いそうだ。」
そういいながら雄二は姫路のほうに視線を向ける。姫路の姿はどこか困った表情をしていた。
「大丈夫、姫路さん?」
「あ、明久君!だ、大丈夫です。」
明久と姫路が話しているとムッツリーニが雄二に情報を伝える。
「なに?Cクラスの様子が変だと?」
「・・・・・(コクコク)」
「大方Aクラスへの試召戦争巻き添えだろうな。」
「どうするつもりですか、坂本君?」
雄二は頭をかきながら言った。
「とりあえずCクラスと停戦協定を結んでくる。秀吉、ムッツリーニ、須川。悪いが着いてきてくれ。」
「わかったのじゃ。」
「・・・・・了解。」
「任せろ。」
そう言って四人はCクラスのほうへ向かった。
「ねえ友也、なんだか嫌な予感しない?」
「明久君もそう思いますか?僕もです。確か土屋君の情報網からだとCクラス代表の小山さんはBクラスの根本君と恋人かんけ・・・・・っ!!」
「やられた!友也!」
「わかっています。」
明久と友也は急いでCクラスに向かった。
「よくよく考えたらわかることでしたね。」
「うん。一見すれば停戦協定をしに行ったとしても他の人から見れば共同しているようにしか見えないからね。」
明久と友也がは知っていると雄二達と出くわす。
「明久、友也!すまないがここを頼む。」
「いいよ。それに丁度試したいこともあったし。」
「三人は先に行って下さい。」
「すまないな。」
「・・・・・・恩に着る。」
「二人とも、気をつけるのじゃぞ。」
そう言って雄二、ムッツリーニ、秀吉は逃げていった。
「タロウ、もし失敗しても怒らないでよ。」
「構わない。それより来たぞ。」
タロウが顔を向ける方向にはCクラスの生徒が五人ほど向かってきていた。
「いたぞ!Fクラスだ!」
「Fクラス吉井明久、古典で勝負を挑む!」
「舐めやがって!返り討ちにしてやるぜ!」
『試獣召喚!』
「Fクラス 吉井明久 VS Cクラス生徒五人
古典 424点 平均点 101点 」
「いくよ!」
明久はタロウを召喚獣のギンガスパークにライブサインを読み込ませる。
「ウルトライブ!ウルトラマンタロウ!」
タロウの変身音と共に明久の召喚獣はタロウにウルトライブする。タロウは明久にテレパシーで会話する。
(やったぞ明久!成功だ!)
明久は朝方タロウに言ったことを思い返す。
『―――もしかしたら試召戦争でタロウにウルトライブできるかもしれないんだ。』
『なんだと!確かにその可能性はあるかもしれないが・・・・・』
『確かに確実に成功する確率は低い。ましてやタロウは自我を覚醒しているからね。』
『そうだ。だがもし実体化出来るのなら小さくても構わない。やってくれ。』
『その言葉、忘れないでよ。』
「いくよ、タロウ!」
明久がそう言うとタロウは頷いた。
「す、姿が変わったからって勝てると思うなよ!」
Cクラスの生徒がサーベルで突進してくる。タロウは前に前陣し召喚獣の後ろに立つと反転し召喚獣背中に右ストレートを喰らわせ召喚獣を消滅させる。
(明久!思い通りに動けるぞ!)
(じゃあこの勝負頼むよ。)
Cクラスの召喚獣二体がタロウを挟むように攻めてくる。タロウは上に跳び三回身体を横に回転させキック、また上を跳び身体を横に回転させまたキックを喰らわせる。
「なんじゃそら!」
「あんなこと出来るなんてめっちゃ器用だぞ!」
「フゥン!」
タロウは主観銃を一体掴みウルトラスローを使い召喚獣をフィールド外に出す。
「へ、下手に動くと倒されるぞ!」
「か、固まるぞ!」
「え・まあそうしてくれるのならいいけど。」
タロウは右手を開き高く上に上げ、同時に左手を腰にあて左手を右手に重ね、ゆっくりと腕を大きく動かし両手を腰に沿え身体にエネルギーを溜める。
「ストリウム光線!」
タロウはそう叫び両腕でT字を作り光線を放つ。固まっていたさん体の内の一体はギリギリで避け、残り二体は光線を直撃し消滅した。
「再発射には時間が掛かるくらいわかってんだよ!」
最後のいったいがタロウに向かい特攻をしてくる。タロウは腕をX時に組みネオ・ストリウム光線を放つ。ネオ・エタリウム光線は召喚獣に直撃し消滅する。
「戦死者は補習~~~~~~~~~!!!!!!」
『ギャアアア~~~~~~!!!』
Cクラスの生徒は補習室送りにさせられる。
「今回は僕の力は必要なかったですね。」
「そうだね。でももしタロウにウルトライブできなかったら友也に助けてもらっていてたよ。」
「そうですね。ところでタロウは身体が動かせれる様になってどうでしたか?」
「うむ。なかなか悪くなかった。だが同時に何故私が自我を失わなかったのか思い出したんだ。」
「その話、詳しく聞かせてください。」
明久と友也はタロウの話を真剣に聞こうとする。
「ああ。私はあの時、闇の者が放った波動に直撃はしなかった。その理由は私の兄弟や父母が庇ってくれたおかげなんだ・・・・・」
タロウはスパークドールの姿であるが暗い表情をしていた。
「でもこうしてウルトラNO.1~6まで自我を取り戻しているじゃないか!それに他のウルトラマンも何体か取り戻しているし。」
「ああ・・・・・だがまだ私の父と母がまだ・・・・・」
「なんでそんなにマイナス思考なんだよ!もしかしたらまだ闇のものに取られていないかもしれないじゃないか!」
「明久君の言うとおりです。タロウ、まだ希望はあります。信じていきましょう。」
「明久・・・・・・友也・・・・・・すまないな。君たちに元気付けられてしまった。」
タロウは明るくなる。
「明日、僕らはこの借りを返すよ!」
明久がそう言うと二人は返事をし、その日の試召戦争は幕を閉じた。