公正で公平なデスゲーム運営をっ!   作:夢食いバグ

1 / 5
ちょっとずつ。


デスゲーム始まりっ!

「皆様お集まり頂きありがとうございます。ちゃんと書類は全て拝見なさいました?

 

誓約書にはきちんとサインなさいました?途中棄権もありですが……いま降りていただいても全く構いませんっ!

 

無理強いするゲームほど、クソゲーはありませんからねぇ、私どもも強制する力はありませんし。」

 

そこに見えるのは、豪華な台に置かれた電子音でしゃべるクロネコや熊、羊など様々なぬいぐるみを縫い合わせて形にしまようなもの。

 

ポテポテと動き、振り向いたり落ち込んだり無機物ではなくまるで生きているかのようだ。

 

「えっえっと、よくわからずに来ちゃったんですけど………ここ何なんですか?」

 

と周りよりも一回り幼い、小学6年生ぐらいの子供が半泣きで質問をしていた……すると台の上のぬいぐるみは……

 

「……えっと、どうすっかな……恐らく小学生かつこれを全く知らないってなると……保護者の許可も貰ってないだろうしなぁ……」

 

そうやってゴチョゴチョ言ってから。

 

「ごめんねっ小学生の誰かさん!後で入室専門スタッフしこたま絞めとくから。ちょっとスタッフさんについていって出口に案内してもらって、お詫びの品もちゃんと送っとくから。

 

もうガチで、スタッフ再教育かなぁ……」

 

と運営とは思えないフランクさで話してくる、スタッフ問題とかぶっちゃけて大丈夫なのであろうか……

 

「質問とかも後でも聞けますが、今のうち聞いちゃってもいいですよー。死ぬときにこんなこと知らなかったって、暴れられたらこっちにしても大変ですから……

 

はぁ……本当に大変ですから。」

 

とぬいぐるみは、ポテンと倒れごろごろと転がり出す。地団駄を踏んでいるようにも見える。

 

質問と言われるとまた一人、そして二人とどんどん上がっていく……

 

「おー大分上がったね、自分の命が関わるから当然ちゃぁ当然の事かぁ……あっ書類に書いてあることでもちゃんと答えるよ。

 

そこんところは親切にしないとね!では最初はバリカン狩りの目が鋭くて格好いいお兄さんどうぞっ!」

 

「参加者同士の殺し合いはどうなっている。」

 

「おー血気盛んな、デスゲームらしい質問だねっ!基本的に出すのは協力型の問題提示だから……

 

こっちからは特に口出しとかはしないけど、本筋のクリアが難しくなる可能性あるから気を付けてね。

 

僕としては、普段できない抑圧が外された質問でものすごく好きだよっ。棄権しないならデスゲーム頑張ってねっ。」

 

とぴょんぴょん跳び跳ねる、姿は非常に愛らしいが言っていることは極悪そのものであり、周囲がざわめいた。

 

「そうかぁっ」

 

「いい笑顔だねー!では次はそこの眼鏡掛けたセーターの美人さんっ!」

 

とびしいっとそこに指を指している。すると女性は、口を開いて。

 

「死体の扱い等はどうなるんでしょうか?」

 

そう真面目に聞いた、デスゲームが行われるとなれば死体が出るのは当然の事だから自らの末路の一つぐらい聞いてから決心を固めたくなるであろう。

 

「あー死亡時の扱いねー、先程の質問で参加者の殺し以外の運営のルール上はまずは睡眠薬で眠らせてからその後一定の処理を行うよっ。

 

まずは、そのまま痛みが無いように薬を投薬していき心臓を止めて死亡が確認されたら。お葬儀へ、心臓発作扱いになるね。

 

そして臓器移植、臓器が必要な病人の人たちに臓器を無駄なく移植手術を行うよ。

 

最後に医学研究の為の実験台の一つに眠ったままなってもらう……

 

まぁこの三つから選べるねっ!やっぱりそのままお墓が一番多いかなっ。

 

見せしめとしてグロ死にはしないから安心してね、痛みは思いっきり寝てるからないよっ。

 

死者をなぶり、見せしめにするのは失礼だからね!お墓参りも大切だよっ!」

 

そうぬいぐるみは話す、三つとも生存の希望の光すら見えないが死者をむりになぶったりすることは無いようだ。

 

「えっと今度僕いいですか?」

 

「はーいどうぞー、どんどん質問しちゃってくださいまし!質問のときからデスゲームはスタートしているのですっ!」

 

そうやって学生服の眼鏡が、声を出して手をあげた。ぬいぐるみはいつも通りくるくる回りながら進んでいく。

 

「状況が停滞したときに、そちら側から手出しはしたりとかするんですか?」

 

「うーん中々いい質問だねー!

 

ではでは答えましょう、皆で手を取って仲良くしても大丈夫です。運営側から基本的には手出しはしません。

 

ぽいぽい追加ルールをいれないって言うのも拘りの一つですしねー!

 

後お客様の降りをしたスタッフはいませんが、主にリピーターの方々がそう言うRPを楽しむ方はいらっしゃいますがね。

 

そこら辺の奴は、干渉外です。」

 

ぬいぐるみは言い終わった後に、手が下がっていくのを見た後。

 

「うーんじゃあそろそろいいかなぁ?今から誓約書をスタッフに出してー睡眠薬入りの腕輪配るよー今の説明のうちに棄権した人結構いるしねー」

 

そうやって、やると慣れた手つきでスタッフから睡眠薬入りの腕輪を嵌める人や緊張でコケるもの様々で十人十色だ。

 

「えーと腕輪を嵌めた皆様は、今からグループ分けを行いますのでスタッフから配られた紙を見てください。そのアルファベットの車に乗車に会場へ向かいます。

 

うっかり間違えることの無いようにスタッフが紙を確認してから乗車となりますので。無くしてしまうと自動棄権となってしまいますのでごちゅーいをー

 

では皆様抑圧された世の中から(倫理)一時解放され良い生き様(死に様)をおおくり出来ますよう。

 

デスゲーム運営 カテラックス社一同心からお祈りいたします。」

 

 

 

これは完全に同意の元に行われるデスゲーム、抑圧された感情をさらけ出し自由に踊る。人間の遊戯、生き様は死に様である。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。