デスゲームでは、ルールとして死ぬ事がある。いや死ななかったらデスゲームじゃないが。
だが、そのまま普通に処理するわけにもいかない、手間がかかる。
だから、多くはこんなところで行われる。
「お父ちゃん、ウチ直るんかな?」
「あぁ!移植すればなおる!それまでの辛抱やっ、ウチラ家族もちゃんと、おまえはんのことみとるっ!」
「でも……お金かかるんやろ?海外に行くとかも聞いたことあるよウチ。」
「大丈夫や、心配するなっ!」
ここは、浦見総合病院。カテラックス社が秘密裏に抱える、多くの医療施設の一つである。
内臓移植や、薬物投与等の死亡処理は抱える多くの医療施設で行われる。実験体の希望者は、一部に纏められるが。
「たしか、親族の自殺での臓器移植って駄目でしたよね?」
そこのある一室、これから内蔵移植が行われる所だ。今目の前に寝ているこれからご遺体となる人。
第一ゲームの最初で わざと チームを組まず。最小値となり、死亡扱いとなった。
死亡後の扱いの希望者は、臓器移植。更に相手も希望されており血縁者であった。
「なにいっているんだい?デスゲームで死亡したのだから自殺ではないだろう。」
「そう言うもんなんですかねぇ。」
「そういうもんさ。」
白衣を来た、これから手術を行う若い医者らしき男は眠っている人物の横を通った。
「これから、複数の人間に彼の臓器を移植する。
全くこんな仕組みを考えるだなんて、俺たち傘下の病院の医者を過労死させるつもりか?」
ぼやき、カテラックス社から派遣されたナース服の女性を軽く睨んだ。
実際に疲れの事も多くありそうだが、それ以外の感情的な面も見える。
「でも、それで稼いでるじゃないですか。臓器移植は注目されますし、お涙ちょうだいのドラマもあります。
また名医だと、紹介されたんでしょう?何でしたっけ 毎日健康目録 結構有名なんですよね、あの番組。」
そう、ナース服のカテラックス社からの派遣が コレから人が死ぬというのに 呑気に言えば、医者は隠していた嫌悪の表情を向ける。
「人の死に向かわせて、何が名医だっ!」
思わず、医師は叫び怒鳴り散らかすがナースの女性は訳がわからないように、首を傾げた。
「貴方こそ何を言っているんですか?
その方はもう 死んでおられます。
その死んだもので、貴方は何人もの命を救っているんですよ?私からみてもまごうことなき名医です。」
そうやって、普通の状況ならば男性は思わず胸がときめいてしまうような聖母ともとれる笑みを浮かべながら話すが。
内容は、通常の人間ならば言わないような気が違っているもの。ルール上の死は本物の死だとでも言うような、
物として扱うような言い方だ。
「……出ていけ。」
医者は、苦虫を噛み潰して吐き出すようにこれから死んでしまう人の方を向き言い放った。
目は閉じていた。
「はい?」
ナースは聞こえてないように、笑って聞き返した……そろそろ手術の時間になると思いながら。
暫くしていると、男はまた言った。
「もう、ここから出ていけ!!」
と、それはドスの聞いたものであった。
「はい、ええそうですね。これから手術となりますしね、では失礼いたします。ご健闘をお祈りいたします。」
「くそっ!」
医師は寝台を強く叩く、どんっと暗い部屋の中で響くが誰の反応も無かった。
あぁいつもは、会社のルール?でしたっけそればかりですよねではここで一つ思考実験を。
1.公平なくじで健康な人をランダムに一人選び、殺す。
2.その人の臓器を全て取り出し、臓器移植が必要な人々に配る。
3.臓器くじによって、くじに当たった一人は死ぬが、その代わりに臓器移植を必要としていた複数人が助かる。このような行為が倫理的に許されるだろうか、という問いかけである。
という、内臓くじ呼ばれる思考実験です。
あぁ似てますけどやっぱり違いましたね、移植される方はもう死んでますから。
感性が比較的まともな医者です、移植するたび、san値減るねっ!