魔法科高校の劣等生~最速の戦士~   作:悪魔の実

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三話 何故A組とE組は言い争いをするのか

『下校時間です。所用のない生徒は速やかに下校してください』

 

下校のチャイムが鳴り響いていた。

 

「いい加減に、諦めたらどうなんですか‼」

 

「僕たちは彼女に相談することがあるんだ」

 

「そうよ、少し時間を貸して貰うだけなんだから」

 

現在校門前では食堂でE組を見下したA組生徒達とレオ達が言い争いをしていた。だが、言い争いに参加しているのはエリカ,レオ,そして以外にも美月だったのだ。

 

「おい、達也あれ止めなくっていいのか?」

 

「そうですよ、お兄様」

 

言い争いに参加していない零時と深雪は達也に言い争いを止めなくっていいのかと聞いた。

 

「今の所は大丈夫だろう、何かあったら零時お前が止めてくれ」

 

「俺かよ・・・まぁ、いいけど」

 

達也は言い争いを見て今の所は問題ないと判断した。そしてもし何か会ったら零時に止めくれと頼んだ。

 

「とにかく、深雪さんはお兄さんと一緒に帰るって言っているんです!何の権利があって2人の仲を引き裂こうと言うんですか‼」

 

達也たちがそんなことを話している中美月たちの言い争いはヒートアップしていた。

 

「み・・・美月たら、一体何を・・・何を勘違いしているの」

 

「深雪、何故お前が焦る?」

 

「へっ‼いえ、焦ってなどおりませんよ?」

 

「そして、何故疑問形?」

 

「何でこんな時に、兄弟で漫才してるんだよ・・・」

 

言い争いがヒートアップしている中深雪と達也が呑気に漫才していた。零時は2人の漫才を見てボソリとツッコミを入れていた。

 

「これは、1‐Aの問題だ!ウィードとごときが僕達ブルームに口出しするな‼」

 

「「あぁん?」」

 

1科生の男子生徒はわざわざ禁止用語を使い自分の意見を口にした。男子生徒の発言を聞いたレオとエリカは男子生徒を睨んだ。

 

「同じ新入生じゃないですか、あなた達ブルームが今の時点で。一体どれだけ優れてると言うんですか‼」

 

「くっ!」

 

レオとエリカが1科生を睨んでいると美月が1科生に言った。美月の言葉に1科生達は顔をしかめた。

 

「まずいな・・・」

 

「えっ、まずい?じゃ止めた方がいいのか?」

 

「あぁ、だが俺が指示を出すまで動くなよ」

 

「あぁ・・・分かった」

 

1科生の表情を見た達也は呟いた。達也の呟きを聞いた零時は止めた方がいいのかと達也に聞いた。達也は自分が指示を出すまで動くなと零時に言った。

 

「ふっ、どれだけ優れているか知りたいか?」

 

「ふっ、面白れぇ、是非とも教えてもらおうじゃねぇか」

 

1科生の男子生徒森崎駿はそう言った。森崎の発言にレオが答えた。

 

「いいだろう、だったら教えてやる、これが1科と2科の差だ‼」

 

「うぉおおおおお‼」

 

「お兄様‼」

 

「大丈夫だ、深雪」

 

森崎はレオの答えを聞くと腰着けているホルダーから銃型のCADを取り出しレオをロックオンした。レオはロックオンされたのにも関わらず森崎に特攻して行った。それを見た深雪は達也に声をかけた。だか達也は冷静に大丈夫だと答えた。

 

「ぐぁぁ‼」

 

「れ・・零時」

 

「全く、こんな所で堂々とCADを使うなよ」

 

レオが森崎の元に到着する前に森崎は何者かによって地面に倒され拘束されていたからだ。その何者かとは今まで達也の隣にいた零時だったのだ。この零時の行動にはレオ達や1科生達も驚いていた。

 

「クッソ!ウィードめ森崎を離せ‼」

 

「みんなダメ!」

 

他の1科生の男子生徒が森崎拘束している零時に向かってCADを構えた。それを見た女子生徒二人組の1人が男子生徒達を止めるためにCADを使った。

 

「えっ、ちょ、やばくね俺・・・」

 

「お兄様、海道君が!」

 

「大丈夫だ」

 

零時は全員が自分を狙っていることに気づくとさっきまでの冷静さは何処に行ったのか森崎を押さえつけながら焦りだした。それを見た深雪はまた達也に声をかけるが達也の返事は一緒のものだった。

 

「きゃ‼」

 

「止めなさい、自衛目的以外の魔法による対人攻撃は犯罪行為ですよ!」

 

「風紀委員長の渡辺摩利だ!事情を聞きます、全員ついてきなさい」

 

達也が言った直後女子生徒の魔法が打ち消されたのだった。そしてCADを操作しながら真由美がやってきたそして真由美の横には風紀委員委員長の渡辺摩利がやってきた。2人の登場により場の空気が変わった。

 

「すみません、悪ふざけがすぎました」

 

「悪ふざけ?」

 

「はい、森崎一門のクイックドローは有名ですから、後学のために見せてもらうだけのつもりだったんですが、あまりにもしんに迫っていたもので思わず手がでてしまいました」

 

その場にいた全員が連行されると思っていた中達也が摩利に近づき言い訳を言い始めた。

 

「では、そこの女子が攻撃性の魔法を発動しようとしていたのはどうしてだ?」

 

「あれは、ただの閃光魔法です、威力もかなり抑えられていました」

 

「そうか、では何故彼は森崎を拘束していたのだ?」

 

「あれは、自分達が攻撃されていると勘違いして助けてくれた友人ですよ」

 

摩利は女子生徒を見て何故攻撃性の魔法を発動させようとしていたのかと聞いた。達也はそれに威力が抑えられた閃光魔法だと答えた。すると今度はさっきまで森崎を拘束していた零時を見て何故森崎を拘束していたのか地聞いた。達也はそれに勘違いした友人が助けてくれと答えた。

 

「君は、分析も誤魔化すのも得意なようだ」

 

「誤魔化すなんてとんでもない自分はただの2科生です」

 

摩利は達也に言った。すると達也は肩の紋章を見せながら自分はただの2科生だと答えた。

 

「ちょっとした、行き違いだったんです、お手を煩わせてしまい申し訳ありませんでした」

 

「俺も勘違いして紛らわしい行動をとってしまいすいませんでした」

 

摩利と達也が目を合わせ合っていると深雪と零時が前に出で頭を下げ謝罪した。

 

「もういいじゃない摩利、達也君本当にただの見学だったのよね?生徒同士で教え合う事が禁止されている訳じゃありませんが、魔法の講師には細かな制限があります、魔法の発動に伴う自習活動は控えた方がいいですね、そうしないとその子見たく勘違いしてします子が出てきてしますしね」

 

「んっ!会長がこう仰られていることであるし、今回は不問にします、以後このようなことが無いように」

 

摩利は零時と深雪の謝罪にたじろいでしまった。それを見た真由美が場をまとめた。摩利は一度咳払いをしたあと今回の事は不問にすると言った。

 

「君と勘違いして森崎を抑えつけていた君の名前は?」

 

「1年E組司波達也です」

 

「1年E組海道零時です」

 

「覚えておこう」

 

摩利は帰り際達也と零時に名前を聞いた。2人は所属クラスを含めて名前を名乗った。こうして1年E組と1年A組の言い争いは無事に終結したのだった。




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