千恋*万花~福音輪廻~   作:図書室でオナろう

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すみません長くかかってすみません
本当に申し訳ないです


協力

 ──甘いもの。

 古くには、とんでもない価値を誇る代物さえあった。

 故に。

 

 ──なあ──

 

 ──もっと、寄越せ──

 

 キミ、もうちょい静かにしてくんない?

 ……ご先祖様は今更になって味わった現代の甘味をもっと欲しておられるようだ。

 

「おい馬庭。馬庭っ。まだか! ──やめろオマエ! ──黙れ、甘いもの食べたいんだよ! 食わせろもっとだ! 飢える心に蜜を垂らして私を満せ! ──財布が軽くなるのは嫌ァッ! くだらん、金なぞお前いくらでも作れるだろう!」

「何アレ」

「カナエが暴れているであります」

「馨さん弱すぎない?」

「奏……さんが強すぎるかと」

 

 

 

「……いやはや、進化というのはすごいものだ。知識としては知っていても、いざこうして実際に触れてみるとではワケが違う」

 

 荒ぶるご先祖様をどうにかして静かにさせた後、疲れ果てたオレはぐったりしながら対面に座る三人を眺めていた。

 え? なんで四人じゃないのかって? 隣に茉子がいるからさ。

 

「しかし、穂織を立て直すにはいささか厳しかろうさな──まったくだな。何やっても上手く行く気がしねえ──取り柄は古さだけ。他には何もない。そこに新しいモノを生やそうなどと」

 

 辛辣な言葉だが、同時に事実だ。

 ここに骨を埋めたければ、ここを何とかして生き残らせる方法を探らねばならない。

 

「そのことだけど、馨」

「なんだよ」

「俺たちも協力させてくれないか。この話、廉太郎も小春も乗り気だし、芦花姉も別口が欲しいって言ってたし」

 

 ……瞬間。

 何言ってんだコイツはと、本気で思ったオレは悪くないと思う。まず何処から? というのもあるがそもそもオレはただの代理。確かに意見を出すことを求められて、あーでもないこーでもないとアレコレ言ってはいたが、所詮それぐらい。正直親父とお袋の意見を代わりに述べる機械くらいの役割だ。

 

 いやオマエ……何故オレに言うんだよ。

 

「あのな? 何故にオレよ」

「お父さんの差し金よ」

「言い方。しかし……そっか」

 

 大方、大人としてはそんなこと気にして欲しくないが、さりとて何かしたいと願う彼らを無下にはできない。ならば友人の手伝い、ということで間接的ながら直接的に関われるようにしたい──なんていったところか。

 けどその判断をオレに一任するのはどうかと思う。

 

 ……けど、そうか。

 ……実のところ、町内会にオレが出てたのはオレが自分から代行を志願したからにすぎない。親父もお袋も、町の大人たちも、オレにそんなことをしなくていいと言ってくれていた。それはこちらの仕事だからと。

 しかしオレは、かつての頭で「殺す為の裏切り者である俺にできることが一つでもあるなら」とまぁ、贖罪のように参加することを決めた。

 

 ……だが知恵も無く、何も無いオレにできたのはせいぜいが茶々を入れること。無力を思い知ったのだ。

 そして魔人へと回帰した途端に、オレは再び死というモノを身近に想えるようになった。だからわかる。

 ──どの道、何をしようが穂織は終わる。穂織を穂織足らしめる理由が無いのだから。

 

 穂織とは神と人の愛が生み出した土地。

 穂織とは人と人の呪いで成長した土地。

 穂織とは神と神の愛で生き長らえた土地。

 二柱の神によって支えられていた土地が、その二柱を失えばどうなるか。子供でも容易に想像できる。

 

 故に生き長らえさせることはできず、やれるとしたら黄泉帰らせることだけ。だが黄泉帰りの手段など、無い。

 故に……

 

「ダメだ」

 

 こんな、自分勝手な拷問に付き合う必要など無いと、オレは切って捨てて──

 

「まぁ、お前が拒絶するのは勝手だが……いい加減に助けを求めろよ」

 

 同居人に、口を割られた。

 

「くだらん。自分で選んだ拷問だと? 我々の人生など常日頃から拷問だ。死滅に向かって疾走する魔物の生など、付き合う側にとっても拷問だ。何故それがわからん。今更なのだよ」

 

 呆れた言葉。

 確かに今更なのだが、それでもと思うのだ。

 

「……というかお前なァ。明日を掴んだこともない男がいきなり両足で立ってその手を伸ばして未来を掴めるとでも? 常識的に考えろ。お前は今まで選択はしたが、与えられてきただけだ。それは普通の人間の生活か? 飢える心が求める理想か? 掃除屋のお前はもう不要だ。生き方を見つめ直せ」

 

 ……実にごもっともだ。

 

「いつぞやお前に言った事をまた言ってやろう。バカになれ。ちっとはヒトらしくしてみろ。(りそう)の真似事をしてみてもバチは当たるまい。世の中なぞ、そんなもんだ」

 

 む……と呟いたが、しかしまぁ確かにその通りだ。

 こんなもの気にしないでのびのびと過ごして欲しいと思う心もあれば、挑むならば挑めと思う心もあるし、そしてみんなで色々悩んでみたいとか思う心もある。

 

「……オレは……」

 

 きっと普通に過ごすことなんて無理なんだろう。

 挑むしか無いのだろう。

 そしてオレは、彼らと共に歩みたい。

 

「頼む……手伝って、くれ」

 

 だからやっと、自分から手助けを求められた。

 みんな嬉しげに頷いてくれた……と、思う。ただ笑顔だったのは確かだった。

 

 

 

「それでその、積もる話とはなんでありますかね」

 

 ちょっと間を置いてから、改めてレナがオレに尋ねた。

 別に大した訳ではないのだが、と前置きをしてからここに来るまでの間に考えていた通りに言葉を発した。

 

「まぁややニュアンスが異なるんだけど……オーロラの向こう側から戻ってきた一族。それがオレらイナガミのルーツでさ」

「オーロラの向こう……死者の国でありますか!?」

 

 酷く驚いた顔のレナは新鮮だ。

 当たり前だ。今まで単なる鞘の中の刃としかわかってなかった所に、実は死者の国から戻ってきたおかしな一族なんて情報がブチ込まれたんだから。

 ……別にこの辺は言う必要無いのだが、包み隠さず行くと決めたのだ。

 友達に対して隠し事の一つや二つくらいある人だっていると思うが、これは……知って欲しいと、オレは思った。

 

「なので死を求める性質がある。だから茉子を……愛したい(殺したい)。もちろん、それをしてしまうと愛せないからやらないように気を付けてるけどな」

 

 二律背反──あるいは、矛盾。

 口にするだけで吐き気がする。まともな人間ならこんな馬鹿げた感情なんて自覚した時点で飲み込まれるか死ぬかしている。

 それをせず、ただ当たり前のように「なるほど、オレはそういう生き物か」と感じられる。何度も口にしても「当然だ。己は魔人、狂人、あるいは馬鹿なのだから」と自嘲するしかできないこの感性が──あぁ、嫌いだ。

 しかしレナは、そんな事実にまずは驚いてから、しばらく黙って考えて──いつもの顔で、一言。

 

「つまり……愛情表現が殺人、ということでありますか」

「まぁ、そんな感じ。だからオレのご先祖様である奏も京香も、似たように人殺しをせざるを得ない性質なんだ」

 

 せざるを得ない……というのは重要だ。

 誰だって自殺に走りたくない。ましてや、食えるからと言って保存食も用意せずにひたすらに喰い散らかすか? どんな動物であっても、咄嗟の時に食えるものは残すだろう。

 ……オレたちにはそれができない。生きる為に喰らうというよりも、喰らう為に生きているようなものだ。だというのに喰らわねば生きていけない──

 

「……ただ、京香はそれを認めたくないらしい。意地を張って何が何でも、絶対にだ。それが原因で、オレたちの様に"殺したくないけど殺そうとしてしまうから開き直って殺そうとした相手に素面で接する"ことができない」

 

 だからもう、罪悪感こそ感じるがそれを表に出しながらもやめることはできないのだ。殺そうとした相手に対して開き直って接する事を否が応でも強いられる。

 そんな己を自嘲しながら、内に燻る生存本能と折り合いを付けていく──それしか道は無い。

 だというのにアレはそれが嫌なのだ。どの道人としてなど決して生きられないというのに、何故未だに人として生きていられると思い込んでいるのか。

 

「そんなわけで閉じこもってるのさ、アイツ。なんで色々聞きたいこととか、あると思うけどしばらく待ってくれ」

 

 だがここでレナ。オレたち魔人の中で一人だけ出てないことに気が付いたのか、まるで一人だけ忘れてないかみたいな雰囲気を見せながら、不思議そうにオレに尋ねた。

 

「あの、前までのキョーカは?」

「虚絶と呼んでやってくれ。アレは……オレの半分だよ」

「半分……へ?」

「今はムラサメ様のお世話をしてる。手が誰も空いてないからな。あとで様子でも見に行くか? 見舞いに行けばさぞ嬉しそうな顔するぞ、ムラサメ様が」

 

「半分、ハンブン、はんぶん……?」とボヤきながらウンウンと悩んでいる彼女には届いていないようで。半分と聞いて芳乃ちゃんと茉子も首を傾げている。将臣は──見てわかっているからか、オレに「分かりづらい説明するな」と言わんばかりの視線を浴びせている。

 

「カナエはカナエで、キョーカはキョーカで、カオルとキョゼツは二人で一つでありますか……?」

 

 む、ニアリーイコールだな。

 

「んにゃ、厳密に言えばオレたち全員の部品を持っていて、オレたち全員の人格を混ぜこぜにしたような……オレたちが虚絶であり虚絶がオレたちだ」

 

 オレ×京香×奏÷2+茉子の外見=虚絶という方程式が一番近い。めっちゃ濃い原液を三つ混ぜたら大人しくなるのと同じみたいな。

 言うなれば……餃子? 海老餃子とか……いやなんか違うな。いい例えが出てこねえ。継ぎ接ぎじゃなくて……カマボコ? カニカマ? 海老チャーハン? 混ぜ物だけど異なるみたいな……こう……ピザまんは肉まんじゃないみたいな……

 

 あれ? 言ってるオレまで混乱してきたな……ダメじゃん。

 なんというか、飲み込みづらそうなレナを見ていると罪悪感が……ここはアレだ、もっと簡略化していこう。それがいい。

 

「あー……オレにできないことをするオレ?」

「ならマコに似ているのは──」

「趣味!」

「わぁっ!?」

「好きな女の子を真似た外見にして何か悪いか!」

「いえ全然っ!」

「ならばヨシッ!」

 

 ……お互いに全部即答だった。

 横で茉子が恥ずかしげにしているのは何故だろうか。理由がどちらなのかわからない。

 

「……さてムラサメ様んとこに顔出すか。子犬みたいにパタパタ尻尾振ってくれそうだし」

「ん? そうか。ムラサメちゃん、喜ぶだろうな」

「ま、パフェには負けるだろうケド」

「なんでそう自分を下げるのよ、馨さん」

「そういう意図じゃないよ、もう」

 

 甘いものと何とも言えない男では、前者に軍配が上がるのは当然だろうて。

 

「さて、どっかで会議するか。付き合ってくれんだろ? オマエら。んじゃまぁ……場所の確保はオレに任せろ。ちょいと静かな場所の方が入りやすいすしな」

 

 ……まぁいつもの場所になりそうな予感あるが。さて色々と情報をまとめなければならないか。何がどうとか何が出たとか──まぁ色々かな。

 

「ま、どっかまた別な日にだけどな。流石にほら、少し時間が欲しい」

 

 別に焦ることでもない。

 焦ったところで何ができるわけでもない。

 ドンと構えても、そう悪くないだろう。

 ムラサメ様の見舞いには、流石に無理に暇を作ったレナは行けないとのこと。

 去り際に見せた寂しそうな彼女の表情に見惚れてたら、茉子に手の甲をつねられた。

 ……ごめん。

 

 

 

 

「外に出たい、とな」

「だ、ダメか……?」

「ふむ──」

 

 見舞いに来た馨も帰り、後は世話係の虚絶が帰るだけ、という時にムラサメは本音を告げた。

 

「今はダメだ。もうしばし安静にせよ」

 

 が、当然ながら虚絶は至って普通の視点からそれを拒否した。

 しかしその表情と言えばさながら妹のわがままに困る兄のような、困った表情であったが。

 

「我は半身の──馨の願いや想いも持つ。故、そなたに無理をして欲しくないと感じている。だがそなたの意志を尊重したいのもまた、事実。無理のない範囲で動けるようになるまで、さして時間もかかるまいよ」

 

 宥めるようなそんな発言。

 わかっていてもムラサメとて複雑な感情を抱かざるを得ない。

 

「じゃが……困っているのじゃろう」

「それとこれとは話が別だ。……どうしてもと言うのならばまぁ考えなくもないが、大人しくせよ」

 

 むむむと唸るムラサメを諦めろと言わんばかりに見つめた後、虚絶は闇に溶け落ちていくように消失する。

 ──しかし、消失と同時に人影が作られて、

 現れたのは奏であった。

 

「よお。元気か」

「お主、何しにきた」

「冷たいな、綾」

「……やかましい」

 

 憎い訳ではないが、好きになれない。馨ほど人間味に溢れているわけではないからだろうか。その訳はムラサメ自身もさっぱりわからない。

 苦虫を噛み潰したような顔ではないが、面白くなさそうな顔をしているのも事実だろう。

 

「奴らはどこだ」

「ご主人たちか?」

「ああ。助言をとな」

「穂織の今後の件じゃな」

「その通り。……少し思ったことがあってな。お前も聞くか?」

「あとで構わん。吾輩は静かにしてろと言われたのでな。皆ならば居間におる」

 

 感謝するよ、と空っぽの声で反応してから去る奏を見送った後、ムラサメは布団に入り──甘いもの食べたさに動こうとして、虚絶の発言を思い返し、煩悶を振り切るように瞼を閉じた。

 

 一方、居間にいる者たちと言えば。

 

「邪魔するぞ」

 

 唐突にやってきた奏に怪訝な視線をぶつけていた。

 

「有意義な話だから安心しろ。私とて敗者、勝者の糧になる為に色々とするさ」

 

 どの口が言うやら、とも思うがしかしまぁ一応聞いてやろうとまずは聞くことにした。

 

「本題だが、馨があの反応をしたということは黄泉帰らせる手段がある──ということかも知らんな」

「どういうことですか?」

 

 真っ先に反応したのは芳乃だった。

 あの反応? とか何故だとか色々と思うことはあるが、とにもかくにも詳しい話を聞かなければと感じた。

 芳乃も現状に責任のようなものを感じている。故にそれがあるのならば、と。

 

「馨の愛とは殺しだ。穂織という土地に対して多少なりと愛情はあるだろう。裏返せばあいつが、現在の詰みのままを維持しようとしたのは愛しているからであって──死から解放される、愛することをやめさせるような何かを発想されては困る可能性もある」

 

 馨の愛が現在進行形ならば、それを止めてしまう何かを彼らは持つことになる……それが奏の導き出した結論だった。

 

「私と奴の方向性は違うが、他人が関わることで自分の愉悦が失われるなら適当な言い分で遠ざけるのは同じだろう。確実を好むあいつが私に言われるまで、一人で行う考えを改めなかったのは何故なのか……そう考えたら、なんとなくそう思ったまでだよ」

 

 馨は硬直した現状を維持するような愚かな男ではない。それが分かっているからこそあそこで助太刀の申し出を切ろうとした理由がつかない。

 奏はそれを、魔人の宿痾と結び付けて考えて──この答えを導き出した。

 

「ま、馨は役に立たんだろう。我々は殺す者なのだから。黄泉帰りも、生かすことも、お前たちの仕事だ。せいぜい足掻けよ、人間」

 

 助言なのかそうでないのかさっぱりわからない言葉をかけて、そして奏は去ってしまった。

 役に立ったのか役に立たないのか、どっち付かずだがとりあえず芳乃はまず状況を整理することにした。

 

「馨さんが"死んでいる"と見たなら、既に死んでいると考えて何も間違いじゃないわね」

 

 冷酷に使命を遂行できる程冷徹な馨が穂織を死んでいるとした。ならば死んでいるのだろう。

 そして黄泉帰りとしたならば、黄泉帰らせねばならないのだろう。

 血脈だからそういう理由ではなく、芳乃はシンプルに信じる価値があるとした。友達がそう言ったのだから。

 

「けど、穂織にしかない過去の遺産を使う……か」

 

 だが芳乃とて穂織の地に渦巻く古の遺産の大半が、大手を振って「美しいものだ」と言えるものではないと自覚している。

 虚しい頭目争い、呪い、神と人の悲恋、神と神の悲哀、冥府からの使者たち──脚色しようにも無理な物は無理だ。

 それに新しいものではなく切っていない手札を切らなければならない、というのもの頭を悩ませる。

 

(……あの方には申し訳ないけど、それも方法ね……)

 

 茉子の中で眠っている彼に対して非常に申し訳ないとも思うが、彼と女神と侍の複雑な関係を物語として打ち出すのも手だろう──が、それだと穂織が外向けに打ち出していた歴史とは大きく異なる結果になる。

 叢雨丸の扱いが矛盾すると、如何にも「商売向け」という雰囲気が出てしまう。そんなものでは人は来ない。

 建前で隠しながら、上手に内心を実現し、それをわかられたとしてもさして気にされない関係性が商売として実に理想的な関係だ。互いに理解しながら、それはそれとして認識できるという関係──理想的なのはそれだ。

 

「これ、確か町の人たちが硬直しますね。事実を知ってると尚更ですよ」

「町おこし、蘇りかぁ……悩んでるならって気軽に踏んだけど、本当に難題だな。何をやっても何処もやってるで終わっちゃう」

「穂織らしさ、か。こんなの一人で抱えてたら絶対にドツボにハマって何もできなくなるに決まってるじゃない。あの子は本当に──」

 

 そもそもが難題過ぎる上に、本質的に絶対答えが出せない。まさしく自分で選んだ拷問というに相応しいだろう。

 

「まぁ、しばらくは穂織の切ってない札で勝負でしょうね。馨くんは……多分言わないし言えないだろうし」

「長くなりそうだね。ムラサメちゃんにも色々聞こうかな」

 

 しかしだからと言って立ち止まる理由も無い。

 決意を新たに三人はああでもないこうでもないと、一応の意見を完成させようと努力するのだった。


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