「こんなところに裏狂門があったなんて!」
そう思って、椛は祠の中へ入っていった。
祠の中は暗く、あたりにはいくつもの魔法陣が描かれていた。
そして、中央には、一つの台座があった。
「これは・・・」
そうつぶやきながら、椛は台座に手を触れた。その時だった。
「っ・・・・・!!!!」
あたりを囲んでいた魔法陣が紫色に光り、台座からは眩い光が 放たれていた。
その光に椛は一瞬にして包み込まれ、その光が消えたとき、そこに椛の姿はなかった。
「・・・!」
(声?)
「・・・おい!」
(誰だ?)
「おい!お前、だいじょうぶか!?」
「・・・!自分は確か・・・。」
(・・思い出せない。あの時自分は台座に手をかざして・・・)
「おい!大丈夫かって聞いてんだよ!」
「!」
「何驚いた顔してんだ!驚いたのはこっちの方だわ!」
「・・・。」
「たまたま通りかかったから・・な?・・その~・・あれだ・・えっと~・・・」
「会って早々悪いけど、・・・ここは?」
「あ~…ここは裏幻想郷って場所だ。」
(裏幻想郷!?本当なのか?)
「裏幻想郷って・・・?」
「そんなことより・・な? こんなカビくせぇところで話すより・・・い・・家に来いよ。
・・・な?・・そ、そっちの方がいいだろ!?」
「あ~、うん、そうしてもらえるなら。」
「そんじゃ、いこ~ぜ!」
椛とまだ名前も知らない誰かは歩き始めた。
「よぉし!そろそろつくぞ!」
「やけに人里に似たところだね、ここは。」
「まぁ、似てるっつうか、人里だったんだがな。」
「そう・・・なのか・・・?」
「まぁ気にすんな!昔のことだ! お、着いたぞ!ここだ!」
椛は、案内されてついた建物に入った。
「ここは・・・?」
「ここはな、図書館だ!あっちに座敷があるから、そこで話そうか!」
椛は、図書館の奥にあった座敷に座った。
「そんで、まずは自己紹介からだな、えっと~、俺は、狂木小鈴ってゆうもんだ!
お前は?」
「椛です。」
椛は、細々と答えた。
「おい、元気無い奴だな!しょうがねぇ、茶でも入れてきてやるよ!
ちょっと待ってろよ!」
「あ、ありがとうございます・・・。」
そうして、小鈴は、隣の部屋へ行った。
しばらくして、
「すまん、待たせたな!」
こうして出てきたのは、茶色のお茶。
「このお茶、茶色くないですか?」
「ん?なんだ?嫌だったか?」
「いや、なんでなんだろうな~って。」
「このお茶は、裏幻想郷の超絶ポピュラーな、茶だぜ!
えっと~、確か名前は・・・、あ!そうだ!それは狂玄茶だ!
体にいいらしいぜ!飲んでみろ!」
「ああ、うん。」
「なぁ、お前さ、表の世界から来たろ(ド直球)。」
「!!」
「あ、ちょい、落ち着けって!」
「ほっ。」
「それで、どうやってこの裏幻想郷へ?」
「・・・それがあんまり覚えてなくて。」
「そこを何とか!」
「え~っと~、祠?みたいなのがあって・・・。」
「祠!?・・・、もしかしてそれは、裏狂門ってやつだったか?」
「そうだったと思う。」
「そうか!・・・、じゃあ、その中に台座は・・・」
「はっ! 思い出した!自分は、台座に手を触れて・・・!」
「まぁ、事情はわかったぜ。迷いこんだってとらえていいんだよな?こういうの。」
「多分、いいと思うよ。」
「OK。それじゃあ、裏幻想郷について知っといたほうがいいと思うぜ!」
「まぁ、せっかくだし、ね?」
「そうと決まれば移動だ!移動!」
「い、移動!?」
「と言っても、隣だが。それか、呼んでくるか?」
「そうしていただくとうれしいですね~。」
「お、おう。じゃあちょっと待ってろよ!」
そう言って、小鈴は出て行った。
そしてすぐに帰ってきて、
「呼んだんだがな、連れてこいとさ。だからどちらにせよ移動だ!」
「/(^o^)\ナンテコッタイ」
椛は、ゆっくり立ち上がった。
「あ、イテテテ、足がしびれた。」
「あれれれ。」
「ありゃ?もう収まった。」
「はやいなおい!」
椛たちは隣の家へ向かった。
(カラ~ン)
「お邪魔するぜ。」
「あら。いらっしゃい。」
「ついさっき会ったばかりだぜ。」
「それもそうね。 あら?そちらの方は…?」
「こいつが例の奴だぜ。」
「あらまぁ!そうなの!…それじゃ、ちょっとこちらへ…。」
椛は、綺麗で華やかな着物を着た少女の前に座った。
「まずは名前からね。あなたは?」
「私は椛です。」
「そう。私は稗田亜狂。名前の(狂)の文字の読みは、(キョウ)じゃなくて(キュウ)、
そこまで覚えておいてね。」
「はい。わかりました。」
「あそこにいる、(小鈴)って人もたまに間違えるんだから~、ぷぷ~w」
「うわ!腹立つ奴だなお前は!」
「……さてと、では、本題に入ろうかしら。」
「はい。わかr…………」
ドカァァァン!
突然の爆音。
「まったく、こんな大事な時になんの用なの!?」
「困った奴だぜ。お?ん~、そうだな、椛!折角だから会ってみたらどうだ?」
「あ、はい、そうしてみます。」
「もう!大事な時に来るんじゃないわよ!」
ドカッ!
骨でも砕けたかのような鈍い音。
「イテテテて…、わかったよ。」
そこにいたのは、一人の蝙蝠の翼をもった、少女だった。
どうも、こんにちは、こんばんは、おはようございます、初めましての方は初めまして。
遠藤 瑠理椛と申します!
今回、少し遅くなりましたが、2章が完成しました!
また、前回と同じく、誤字・脱字 あったら教えてください!何でもします!
(何でもするとは言ってない)。
では、また3章で!goodruck!
遠藤 瑠理椛