東方・裏幻想郷 2章 「裏幻想郷」   作:遠藤 瑠理椛

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亜狂と小鈴が謎の暗殺者に殺されてしまった‼
もみじはどうする?


「新たな力」

私は殺される。こんなよくわからない世界で。

私は殺される。もうどうでもいい。早く死んでしまおう。

私は....

あきらめかけたその時、頭のなかで声が聞こえた。

(ぉ―ぃ、あれ、おーい、聞こえるか、おーい!返事、返事しろー!)

誰?しかも新頭のなかに直接?...返事はしとくか。

もみじは返事をした。

(あぁ、よかった。まだ生きてるな。なんかお前の『あぁもう死んじゃえセンサー』が反応したから怖かったぜ)

もみじは思わず笑ってしまった。

(で、そっちはどういう状況だ?)

この言葉でもみじは今の状況を思い出した。そして声の主に伝えた。

(なるほど、殺されかけていると...てことは、人がいるのか...よし!体貸せ!ソイツらを倒す‼)

もみじは戸惑った。体を知らない人に貸せと言われたからだ。

しかし

 

そのとき、もみじの意識は遠退いていった。

 

 

 

「さぁ、死ぬ覚悟はできたか?」

男はもみじに問い詰めた。

「ああ、いつでもこい。覚悟はできている。」

もみじは答えた。

「ふん、小癪な。」

男は鼻で笑った。そして短剣をとりだした。

「では死んでもらう。」

そう言って男はものすごいスピードで襲いかかってきた。

「所詮は人間、この私に勝てるわけがないのだよ。」

短剣は、もみじの胸に刺さっていた。

「人間?勝てるわけない?なにいってんだ?いいか?俺は人間じゃない。そして、『勝てるわけないのだよ』はこっちのセリフだ。」

そう言ってもみじは、胸の短剣を抜いた。

「何っ!?生きているだと!?おかしい。なぜだ?」

「なぜか?答えは簡単、あんたが俺より弱いからだ。」

そう言ってもみじは男に短剣の刃先を首に当てる。

「お前は、何者なんだ?さっきのもみじとやらとは違うようだが。」

男は問う。

「最後に教えてやろう。俺の名は、虚狐亞だ。」

そう言って虚狐亞は男の首をはねた。

 

 

 

「ふぅ、疲れた。そろそろ返すか。」

虚狐亞は、もみじを心の中で呼んだ。

(もみじ~、かえってこ~い!終わったぞ~)

(??終わった?何が?)

もみじがかえってきた。

(なにってあの男をぶちのめしたんだけど。)

(えぇ!?本当!?すごいなぁ)

(じゃあ、お前戻すから、さよなら~)

(えええ!?ちょっと待ってよ、名前は?)

(俺の名は虚狐亞だ。もう一度だけ言ってやる、ここあ、だ。俺はお前の裏の部分だ。裏もみじ的な感じだ。じゃ。)

(私の、裏....)

 

 

「う~ん...あれ、ここは?」

目を覚ますと、もみじはベッドの上にいた。

「お、起きたかもみじ、大丈夫か?」

隣には裏レミィが座っていた。

「大丈夫ですけど...なんで私はベッドの上に?」

「お前が倒れてたんだよ、扉の前で。それを私が運んできた。」

「あ、それはどうもです...」

「そういえば、さっきフランがこの部屋からでていったけど大丈夫?」

「え?そういえばなんかすごいスース―するような....」

もみじは恐る恐る下半身の方に手を伸ばす。そして触ってみると...

(くちゅっ)

「はう///パンツがないです!返して~!フランちゃーーーん‼」

もみじはノーパンで走り出した。




どうも、瑠理かです!本当にすみません。だいぶ期間が空いてしまって。
今、スマホで打ってるんですが、スマホだともみじの漢字がでてこなくて。
後で直して置くので大丈夫ですけど。
ということでまた次回!

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