色々と血祭りに上げてきてから帰宅。
何故か一夏が私の部屋に居たので黒鍵の嵐で部屋から叩き出す。
帰宅口を風呂にして良かった。
何の疑いもなく私が入浴してたと勘違いしたぞアレ。
「まぁ、しっかり全裸を見る辺り、ラッキースケベ系主人公、という訳か」
調整なんかするんじゃなかった……!
女の裸がボディビルダーに見える概念を創るべきだろうか。
「さてまぁ、これでユグドラシルは取り戻したが。しばらくは表舞台には立てないね。具体的にはそうだね、文化祭だったか。その辺りまで、ね」
今後の指針を決めておく。
しばらくは生身で戦闘だな。
リリカルな世界だったらこんなに苦労しなかったのだろうが、まあそれは良い。どうせ世界を股に掛けるなど。
「神たる今の私には余裕の行いだからね」
「……は?」
どうやら私の知り合いはノックをしないで侵入するのが好きらしい。
背後には鈴音が居た。
「おや、客人だね?そこに直りたまえ。お・も・て・な・しーーおもてなしを敢行しようではないか」
無意味に両腕を広げたポーズをとってみた。
「待ちなさい、落ち着きなさい、おもてなしは敢行するものじゃないわよ……!」
なぜそんなに怯えるのだろうか。
私はこんなに笑顔だというのに。
「そうかね。では用件を聞こう、なんだっか。美鈴?」
「凰鈴音よ。用件は、あんたの投擲を教えてもらいに来た、じゃあ不満かしら?」
「私の背後が気になるのだね。君の背後にいる老害は」
「そうね。私の背後はあんたをすごく警戒してる。容姿といい、あんた自身の技術力や開発能力といい」
どこで見られたのだろうか。
まぁ、良い。見られたところで概念抽出や付与が出来るわけがないのだからね。
「ふむ。一国家に注目されるなど、小心者な私としてはなんとも恥ずかしい話だね」
「……あんたのどこが小心者なのよ……」
ともあれ、生き辛い世界である事は間違いない。
ひと段落したら何処か別の世界に移動しようか。
「さて。投擲だったね。まず基本はーー」
まぁ、最低でもヒロインが揃うまでは居よう。
銀の福音は……ふむ。せっかくだから参戦してもいいだろうね。
その後は私という不純物がなくなった原作世界に戻るわけだ。
……名残惜しく感じるね。一夏も、箒も、鈴音もセシリアもラウラもシャルも束も千冬も私は大好きだからね。
話せなくーーいや、待て、私が通信機器を作成すればいいだけの話か。それをヒロインズと主人公に渡して使ってもらおう。
一度も鳴らずに私が死んだら悲しいが。
ついでに私の強制召喚機能を付ければほら完璧!
さすが私!